得にならない発信を続ける11の理由

2019-03-26 | 八方良しを目指して

 私保坂は、ブログやフェイスブックで色々なことを書いたり発信しています。
海外では、アーティスト等が政治家の支援をしたり、庶民が政治や社会問題などを友人と日常的に議論するのは普通のことですが、日本では自分の意見をはっきり言ったり政治的な発言をするのは、共感が得られることばかりではなく反感を買ったり人間関係を難しくすることもありますし、本業ではない分野の話をすれば、「専門家じゃないくせに」などと思われることのほうが多いでしょう。
イチロー選手の言葉を借りれば、「心が折れそうになる」こともあります。
 しかも発信するには手間や時間がかります。その時間を家族や自分のために使ったほうが良いと思うでしょう。要するに、日本では自らの商売・評判、自分のことを考えたら、政治的・社会的な発言は控えておいたほうが良い、というのが大勢でしょうし、マスコミでタブーに触れた発言をすれば仕事や命を失う場合もあります。
 もっと共感得られる投稿したほうが、好感度あがるし、得じゃん(笑)。今も午前2時半に起きてこんなことを書いているのも、出した本が装丁にこだわって大赤字になっているのも、普通に考えたら馬鹿ですよね(笑)。

 そういう状況にも関わらず、発信を続けてきた理由は11あります。

 1 「損得を超えて動け」という師の教え
 行動する時の基準を損得に置かず、自分の心に従っています。

 2 「今の日本はまともではない・悪い方向へ進んでいる」と考えているから
 当たり前のことが当たり前ではなくなり、おかしなことが当たり前になっています。それをなんとか食い止めたい、良い方向へ進めたいのです。江戸時代のように「貧しくとも貧困は無い」「皆幸せ」(渡辺京二著「逝きし世の面影」より)な時代なら発信していません。また、よく「ネガティブな投稿」という話がでますが、危険性を知らせたり、マイナスになることを食い止めようとする投稿は、ネガティブではなく「前向き」だと考えています。

 3 不幸なことを減らしたいから
 私のまわりでも、真面目で一生懸命働いている人が、自己破産をしたり廃業する、重い病氣になってしまったり命を落とすのを目にしています。その原因は主に4つで、1つは「教育」、2つ目は「制度や仕組みの問題」、3つ目は「情報の得方」、4つ目は「私達のお金の使い方」だと考えています。解決する・変えていくには、まず知ること、「すべては知ることから始まる」、次に実践だと思っています。

 4 日本は危機的な状況で時間的な猶予が無いと考えているから
 船が沈みかけているのに、黙っていられるでしょうか?しかし、沈んでいると認識していない人達からすれば、「あいつ何言ってんの?」ということになります。日本が順風万帆なら、人生の中で今は家族や店のことに専念したい時期です。

 5 日本や地元山梨を愛しているから
 これも「国を愛する」と言うと日本では「右翼」と言われることもあるようですが、郷土・祖国を愛するのは、外国では当然すぎることです。本題とは外れますが、日本とは比較にならないほど、諸外国に残虐でひどいことをしてきた国でも、国歌を歌わないとか起立しない、国旗に敬意を払わないのは非常識で有り得ないことです。
 
 6 日本は世界で最幸の国になれると思っているから
 私の本に書いたように、日本は資源大国です。それを活かしていけば、良い方向にいくのは間違いありません。
 
 7 私の人生の目的(目標ではなく)は2つあり、1つが「日本・山梨を元氣にする」こと
 30年間、どうしたら日本が良くなるか、皆が幸せに暮らせるかを考え続け、調べ学び続けてきました。店も講演も本を書いたのも日本製のものを買うようにしているのも、地元のお店でお金を使うのも、その目的=「志」による「志事」です。
 
 8 ご先祖様や子ども達のため
 日本の宝を繋いできてくださったご先祖様の活動を無にしないために、宝を未来に繋いでいくことは私達の責務だと思います。そして、可愛い子ども達に負の遺産を残すのではなく、なるべく良い遺産を残してあげたいのは誰しも願うことだと思います。原発やメガソーラー・リニアをやめたいのは、そのためです。
 
 9 後悔したくないから
 人はいつ死ぬかわかりません。両親が続けて亡くなった大変な時期に本を書きましたが、出版できずに人生が終わったら絶対に後悔すると思いましたので、生かされているうちに出したかったのです(あと50年生きるつもりでいますが)。
 
 10 「せめて自分だけはやろう」の精神
 これも師の教えです。書いたように、問題があっても日本では声を挙げない人が大多数です。本来は、私のように人氣も影響力も無く偏差値も低い人間ではなく、それらを備えた方が声を挙げたり発信してくだされば良いのですが、そういう方は少ないので、「せめて自分だけはやろう」と微力ながら続けています。
 
 11 人からどう思われるかよりも、自分の心の声を優先しているから
 ハッキリ言って、嫌われるのが嫌だったら、今の日本では色々言わない・書かないほうが良いです(笑)。でも、そういう風潮も変えていきたいのです。
 
 長文になりましたが、最後までお付き合いいただき有難うございました。最近は長文も嫌われるようです(笑)。


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