『「八方良し」を目指して』のご感想21 「原点に立ち戻る」

2019-01-29 | 八方良しを目指して

 『この本は、著者保坂さんの思いが素直に書かれている。文章も簡潔で分かり易く、自らの持つこだわりや価値観を率直に読者に伝える。そしてそれは決して読者に押し付けるのではなく、選択肢の一つとして、または視野を広げるツールとして、そっと手を差し伸べている。そのことがシンプルすぎる文章からしっかりと伝わってくる。
 文書のあちこちで、こだわりが発見される。仕事が「志事」であったり、伝承が「傳承」であったり、元気が「元氣」であったりと、言霊をとても大切にしている。内容とは別に、良い響きとして伝わってくるし、心地よい気分にさせてくれる。
 保坂さんは「本物は人を幸せにする」と言う。このことは、真理である。「人がより良く変わっていくには『氣付き』が必要で、だからこそ学ぶことが大切である」と続ける。そして実践。行動。
何気なく日常を過ごし、惰性で日常生活を送る自分にとっては、ふっと原点に立ち戻り、人生設計を見直す良い機会となった本である。』
『読む人の心に訴える本です。じわじわと攻めてきます』


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