無い無い尽くしの条件で始め、とても難しいことに挑戦し続けているわけですが、奇跡的に継続できている理由は、「協力は強力」、生徒・保護者・講師・顧問・相談役・寄付をしてくださる皆様のご協力のおかげです。
本当にありがとうございます。
その中でも、最大の貢献をしてくださっているのが、共同代表の前田友和さんです。
私よりもずっとお若いのですが、私と違い(笑)、指導者としても人間的にも素晴らしい方で、豪華な講師陣が揃っている「ほんもの寺子屋」でも、「前田さんに教われるだけでも寺子屋に通う価値は十二分にある」と言っています。
創立当初は、私が校長・前田さんが教頭→私が代表、前田さんが副代表→現在は、私と前田さん、2人が共同代表です。私は運営担当(将棋・傳統の講師も)、前田さんは現場担当で、週3回、火・木・土の授業を担当してくださっています。家庭教師歴20年以上ですから、私と違い、教えるプロです。
前田さんは、昨年「山梨トリビア」という本を出版されました。
山梨のトリビアを12年間、1日も休まず約4850日位、毎日投稿しています。凄すぎ!偉業です。
ほんもの寺子屋は、地元山梨のこと、日本のことを学ぶ・知ることを重視していますので、まさに”適任”。前田さんに教わっている在校生は幸せです。
学校ですと、担任の先生が誰になるか、次年度は誰に変わるかわかりませんが、ほんもの寺子屋に入学すると、確実に週3回、入学から卒業まで9年間(1~9年生)、前田さんに教われます。これは子どもにとって、非常に貴重な経験になると思います。重要なのはやはり「人」。ほんもの寺子屋はその「人(講師陣)」が素晴らしいです。
前田さんが、寺子屋のブログを書いてくださっているので、以下にご紹介します。
私の「傳統」の授業も、政治・歴史・経済・社会など教科を横断して行っています。すべては繋がり関連しているのですから、そのほうが良いと考えています。
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「ほとんどの現代人が知らない「壱弍参・・・」の役割」
https://note.com/htyamanashi/n/n38751cc13a57
ほんもの寺子屋って、子どもより、大人が「受けたい!」と熱烈なオファーを受けるなかなか稀有な学び場です。
実際、大人向けのプログラムについて事務局内でも数年前から意見がありますが、いまだ着手できておりません。
本年度中に単発的にでも、やってみたいなあ。。。
様々な授業があって、バスケとか香りとか防災とか、一方で伝統工芸とか空手とか道徳とか素読とか、他にも礼儀作法とか野鳥と歴史なんて授業もあります。
学校の先生が教えるのとはまるで次元が違う、わたしたちが「学校以上」と胸を張るラインナップです。
わたくし前田は「共同代表」として立ち回っておりますが、現場責任者的役割でおります。
ほんもの寺子屋は週5回ありますが、(月・火・水・木・土)そのうちわたしは火・木・土を担当しています。
授業は国語・算数・理科・社会・美術・考える時間・みんなの時間という、主要教科プラスαという感じでやっております。
そんなわけで、今回は算数に焦点を当ててお話ししていこうという趣旨でございます。
ほんもの寺子屋の算数は、今は週3回設けていますが、水曜日は個別指導的(というか、寺子屋的)に、生徒それぞれの習熟度に応じて指導していただいています。
わたしが担当する算数は木・土が基本で、水曜日のようなスタイルでも進めつつ、ちょっと枠を外して、異学年みんなまとめて授業を展開することも、よくあります。
先日行った算数の授業をひとつ、公開したいと思います。
テーマは、「大字(だいじ)」
「なんじゃそりゃ」という声が聞こえてきそうです(笑)
「大字」という漢字だけ書いてあると、多くの場合は「おおあざ」と読んで、住所・所在地の町名の下にくる地名を指すことが多い。
今は市町村合併の関係で、かつての村がひとつの町にまとめられた経緯がありますが、大字とはざっくりと言えば、かつての村名にあたります。
でも、「大字(だいじ)」と読む場合、住所の話ではなく、数字の話となります。ややこしいですよね。
大字(だいじ)と言って分かるのは、大人でさえ少ない。なぜなら大字(だいじ)なんて学校で習わないから。
はい、その通りです。
「学校で習わないことを教えるのが好き」という嗜好がないとは言いませんが(笑)、
一生に一度くらい、大字(だいじ)について知る機会があってよいじゃないかと思うのです。
日本のことですし。
で、大字(だいじ)という言葉は知らなくても、大字そのものは皆さん見たことあるでしょうし、大人なら、時々書く機会があります。
具体的には、壱とか弐とか参とか
ご祝儀とかお香典の金額を書く時に使う、あの謎の漢数字です。
子どもたちにとっては、「鬼滅の刃」の鬼の階級でおなじみ。
あれって、なんでわざわざあんな漢字で書くのでしょう?
会話の中で時々あったり、思い込んだりしていることがあるのは
「一、二、三」より「壱、弍、参」の方が古くて正式だから
という意見。たしかに、かっこいいし格式高そうなのですが、実は違います。
もったいぶらずに言ってしまうと、大字(だいじ)とは改ざん防止のための漢数字なんです。
どういうことか?
まず、考えてみれば難しくもないのですが、「一」も「壱」も、どっちも古い(笑)
というか、「一」の方がより古いと考えてよいのではないでしょうか。
日本では会計の分野で、律令が整備された頃から使われているといわれる大字(だいじ)。
単純な話、「一」なんて、どんな数字にも楽々改ざん可能(笑)
同じような意味で、「二」もいじりやすいし、「三」だって「五」にできちゃうわけです。
でも、「壱」となっていれば、これは改ざん困難。
「一」より「壱」の方がセキュリティレベルが高いのです。
知ってしまえば、なんてことありません。
でも、ほとんどの日本人が氣付いていない、もしくは思い違いしていると思われます。
「壱」とか「弍」を使うな、ってことではなく、なぜその漢字を使うのか、知っているかどうかでちょっと差がつくように思います。
まあ、「これが算数か?」と言われれば、「まあ、国語でもいいっすね」
と思いますが、教科名とか、どの教科で教えるのかはそんなに重要ではないように思います。
だって、この「大字(だいじ)」の話だけで、
「国語(漢字)」「算数(会計の話)」「社会(律令制)」
にさらっと触れたわけで、教科なんて小さな枠を超えて横断する授業の方が、わたしは絶対におもしろいだろうと思うのです。
直接役に立たなくても、知性や知的好奇心が刺激されるなら
むしろ授業で積極的に取り上げるべきだろうとわたしなどは思います。
そんな感じで、わたしの算数は7割くらい脱線していますが、いつでも本氣です(笑)
ほんもの寺子屋では体験授業を実施します。
2026年4月26日 10:00-12:00
場所は、お問い合わせ時に直接ご連絡いたします。
新年度、どこに通おうかご検討中の方はぜひ!























