これだけでも、学校ではなく、ほんもの寺子屋を選ぶ理由になります。
ー
【SNSが思春期の脳を変える】11〜14歳を3年追跡 孤独感6.5%増、痩せ願望10.8%増
今日の日経新聞の記事を読んで、これは単なる「スマホの使いすぎ」の話ではなく、人間の脳そのものが変わり始めている話なのだと感じました。
記事では、11〜14歳の約170人を3年間追跡した研究が紹介されており、SNSを頻繁に確認する子どもほど、他人からの反応に脳が過敏になりやすい傾向が見られたという内容でした。
さらに、SNSなどネットの不適切利用によって、孤独感は6.5%増、痩せ願望は10.8%増というデータも紹介されていました。
これは単なる娯楽の問題ではなく、自己肯定感やメンタルそのものに影響するレベルの話です。
この記事を読みながら、世代によってSNSとの距離感がまったく違うことを改めて感じました。
今の40代、50代、60代は、「SNSのない時代」を知っています。
子どもの頃は外で遊び、友達は学校や近所ででき、電話は家の固定電話でした。
もちろん人間関係の悩みはありましたが、それは基本的にリアル世界の中だけの話だったのです。
そして大人になってからインターネットやSNSが入ってきた。
だからどこかに、「ネットはネット」「現実は現実」という感覚が残っています。
しかし、今の子どもたちは違います。生まれた時からスマホがあり、YouTube、TikTok、Instagram、LINEがあり、SNSの世界が最初から日常そのものになっている。
実際、中学校で初めて会ったはずなのに、「実はSNSでは先に交流していた」という話も普通に聞きます。
昔は、学校で会い、仲良くなり、遊ぶという順番でした。
しかし今は、SNSで知り、DMでつながり、リアルで会うという流れになっている。つまり、「ネット世界込みで現実」になっているのです。
そして、ここが今回の記事で最も怖い部分だと思いました。
思春期は、もともと「他人からどう見られるか」を強く気にする時期です。
その時期に、いいね数、フォロワー数、返信速度、既読、再生数など、すべてが数字で可視化される世界に毎日触れている。
しかも、学校が終わっても終わらない。家に帰ってもスマホが続き、夜中もSNSが続く。つまり、逃げ場がないのです。
昔のいじめは、学校から帰れば一度終わる部分がありました。しかし今は、家の中までSNSが入り込んでくる。
さらに怖いのは、SNSの世界には大量の嘘が混ざっていることです。
女性だと思っていたら男性だった。同年代だと思っていたら高齢者だった。投資家だと思ったら詐欺師だった。
問題になっているロマンス詐欺などは、まさにその典型です。
しかも今は、一度も会ったことがない相手に、人生を壊される時代です。
お金を奪われる。心を病む。孤独に追い込まれる。最悪の場合、自殺に至る。実際にそういう事件が起きています。
AI画像、AI動画、AI音声が当たり前になり、「本物にしか見えない偽物」が大量に作れる時代になる。
すると、「見たから信じる」「声を聞いたから本人」という感覚すら危なくなっていくのだと思います。
今回の日経新聞の記事は、単なる「SNS注意」の記事ではありません。
人間の脳そのものが、SNSやAIを前提に変わり始めているという記事なのだと思います。
もちろんSNSには良い面もあります。遠くの人とつながれるし、情報も手に入る。仕事や学びにも役立つ。
しかし、特に思春期の子どもたちは、大人が思っている以上に強い影響を受けているのかもしれません。
これからの時代は、IT教育だけでは足りない。「人間の心をどう守るか」まで考えないといけない時代に入ったのだと感じました。