以前も、ほんもの寺子屋の授業で田んぼで農作業をしたことを投稿しました。
田植えや稲刈りだけではなく、その間の地味な作業も寺子屋ではやりますよ、と。
無農薬栽培のため、稲の間にひえなどが生えていたり、周りも草が伸びていたので、抜いたり、刈ったりしました。
自然の中で、汗を流して労働する。やはり人間の基本かと。
暑かったですが、氣持ち良かったです。
運動不足がたたり、普段しない姿勢や動きだったので、翌日からあちこち筋肉痛(笑)。
それはさておき、近年の日本で、よく見る光景。
食べられることに感謝がなく、米粒を平氣で残す。スマホを見ながら食べる。
「お米が高い」という意見もあるようですが、1つ200~300円で売っているパンよりも低価格です。
昨日の動画にあるように、多くの農家さんが採算度外視でやってきたからで、今までの価格が低すぎたのだと思います。
これらは、農作業をやったことがないからでしょう。
大変で手間がかかる農作業をやってお米を自分で作れば、感謝の氣持ちが生まれ、「一粒も残さない」、ということがわかるようになるでしょうし、軽々しく「高い」などと言えなくなるでしょう。
これから数年~10年で、農業をやってくださっている高齢者がごっそり抜けて、食料危機が目前に迫っている状況、これは国の安全保障・命に直結する問題です。
それを考えると、、、
日本に必要なのは、徴兵制ならぬ「徴農制」かと。理想は、国民が自主的に農業をすれば良いですが、しないでしょうから。それくらい危機的な状況ということです。
子どもの時から、お米作りや畑をやらせる。
それにより、後継者不足問題が解決。日本の主食、米を守る。景観・環境を守る。水害を防ぐ。農家さんへの尊敬と感謝が生まれる。
海外のように、農家さんへの所得保証も必要でしょう。農家さんを公務員にするという手もあります。
スーツを着て仕事をする人よりも、農業・林業・漁業、職人さん、そういう人達が偉い、大事。という世がまともなのではないかと思います。
もうひとつ大事な意味は、子ども達が自然に触れる、ということです。
今の子どもたちは圧倒的に自然体験が足りません。子ども達の健全な成長・教育のためにも必要かと思います。
入試問題が解けない、よりも、田んぼに入れない子が増えているほうが大きな問題ではないでしょうか?
徴農制ができないなら、寺子屋のように義務教育の授業で定期的に田んぼ・畑をするのが良いでしょう。
スマホ・ゲームをする時間があるなら、農家さんのお手伝い、農作業です。
ーーー
おまけですが、ご覧になった方から「俳優デビュー」と言われました(笑)。
まさかこの年になって、芝居をすることになるとは、人生何が起こるかわかりません。
https://www.youtube.com/watch?v=479kgI3RI9k&feature=youtu.be
「未体験のことは正しく想像できない」
田んぼで米作りの大変さがわかったように、ほんの少しの体験でしたが、俳優さんの大変さがわかりました(笑)。
