価値がわからないのは悲しい・家業を続ける価値

2026-08-03 | 八方良しを目指して

「価値がわからないのは悲しい」「価値が分からないがゆえに、私達=日本の宝や素晴らしいものが失われていくのは、とても悲しいこと」と、私の著書「八方良しを目指して」にも書いています。
書いたのは9年前ですけれども、ここのところ、改めて痛切に感じています。9年前の俺、流石、良いこと書いてたな(笑)。なかなか褒めてもらえないので、自分で褒める(笑)。当時、遺言のつもりで書いた本ですからね。

日本の伝統・文化の価値をわからない。なぜか?教わっていないからです。そもそも知らない、ですよね。だから著書の副題は、「すべては知ることから始まる」です。
価値がわからない、価値があると思わないものは、守ろう、繋ごう、残そうとしない。大事にしません。
だから、日本の伝統・文化が失われているのです。

本当は世界最高の国なのに、学校では日本のこと、日本のもの、日本の素晴らしさを徹底的に教えません。GHQの支配から、いまだに外国の支配下にある証明です。
それどころか、自虐的な歴史教育で洗脳する(ほんもの寺子屋では洗脳しません)
だから、祖国・日本を好きになれない、誇りを持てない、自己肯定感が低い、日本を守ろうという氣持ちにならない。

学校に、和室がない、和楽器をやらない、和服の着方も畳み方も、伝統工芸も、礼儀作法も教えない(全部ほんもの寺子屋ではやりました)。どう考えてもおかしい。給食では牛乳を毎日飲め(ほんもの寺子屋では出しません)。

寺子屋を全国に創ることが必要な理由です。
保護者の方が仰ったように「ほんもの寺子屋は月に何十万、払う価値がある」。
この価値をわかっていただければ、全国から生徒殺到です。

父・保坂紀夫は生前に「俺が評価されるのは死んでから」と言っていました。
奇跡的な作品の価値がわかっていただければ、竹の造形美術館も世界中から殺到、となり、山梨県民や日本人に、保坂紀夫、紀夫の作品を自慢してもらえるようになるはずです。私が生きているうちに実現できるかどうか。



以前、素晴らしい和菓子屋さんがありました。
地元に根付いて、ご主人の腕が良くて、とても美味しいし、歴史ある素晴らしい道具が揃っていて、建物も素晴らしい。

でも誰も継がず、そのお店は廃業してしまいました。
ものすごい価値があるお店だったのです。地元の常連の固定客、これもものすごい価値です。その価値をお子さん達がわかっていれば、なんとしてでも誰かが継ごう、ということになったはずなんです。往々にしてあるのですが、家族がその価値をわかっていない、ということが多いのです。

生まれた時からあるもの、は当たり前になり、その価値がわからない、感謝しない、となりがちです。
「山梨なんか何もない」と自虐的に言う山梨県民が多いのは、その典型です。
私は「山梨にはすべてがある」と言っています。とても素晴らしい環境です。それをメガソーラーで壊し、またリニアで壊そうとしているのが残念ですが。
日本もそうです。これほど素晴らしい歴史や伝統・文化を誇る国はないのに、その価値を日本人がわからず、知らず、捨ててきました。なんてもったいないことでしょう。今まで、守り続け、繋いできてくださった、ご先祖様・先人に申し訳ないです。

「継続は力なり」。イチローさんも「とんでもないところに辿り着くには、小さなことを積み重ねるしかない」と仰っています。親やご先祖様が、長年努力を積み重ねてきた結果、家業が続けられるのです。
家業を廃業するということは、親やご先祖様の積み重ねや努力を無にする、のです。もったいない!
何事も始めることはできても、継続するのが大変です。継続していることは、大きな価値がある、ということです。
始めることはできますが、一番大変なのは初めです。ゼロから創っていかないといけませんから、大きな力が必要です。先代が積み重ねてきた努力の結果を享受できるのですから、2代目、3代目となれるのは、すごい幸運、有難いということです。

私の店は、私が2代目ですが、両親の努力・積み重ねの恩恵をたくさんいただいています。母は34年3ヶ月、店をやってくれました。没後10年も含め今年で44年積み重ねて、とんでもない所に辿りついた、と思っています。まだまだ課題はありますけど。
私が店に入る前の10年間、本当に大変だったと思います。その土台の上で、やらせていただけていますし、両親が店をやっていなければ、自分で始めることはありませんでしたから、とても感謝しています。会社を辞めて店に入って大正解。本当に素晴らしい最高の志事ですし、44周年の日本の匠と美ほさか、20周年の保坂紀夫・竹の造形美術館は、ものすごい価値がある、山梨・日本の宝だと思い、続けていますし、体が動く限り、やり続けるでしょう。
①会社を辞めて家業を継ぎ
②都会を離れ地方・地元に住んで
大正解でした。

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