6年目を迎えた小中学生対象9年一貫教育の「ほんもの寺子屋」で、私は共同代表と傳統・将棋の講師を務めていますが、なかなか普段、生徒達とゆっくり話す時間がないので、ホームルーム的な対話の時間を設けました。
最初は生徒達の話を聴きました。
寺子屋はどうですか?
→楽しい、学べる、苦手な授業がある
寺子屋に対する要望や希望はありますか?
→同学年の子がいると良い、人数が増えると良い、お金の授業をまたやってほしい
なぜ学ぶのですか?
→人生のため、生きていくため、役立てる
という答えでした。
私は、松葉杖生活になっているので、普通に歩けることがいかに有難いか身に沁みている、と伝えました。
でも、歩けるのが当たり前と思うと、歩けることへの感謝とか有難みがなくなってしまいます。
それと同じように、寺子屋に通えることがいかに有難いか、を考えてほしい、と。
なぜ寺子屋を作ったのか?改めて伝えました。
1つは、「学校教育には多くの問題があるから」で、日本の教育を根本的に変えなければならない。
2つ目は、日本が危機的な状態だから。このままでは日本の未来=子ども達の未来はとても厳しいものになる、日本が無くなるのは、目に見えているから、講演会や寺子屋をやっています。
ほんもの寺子屋の校歌の歌詞(生徒達が考えました)に「日本を守る」とあるように、日本を守るために。
1つ目の学校教育の問題点をいくつか挙げました(もっとたくさんありますが、時間の関係で少しだけ)。
①建前だけで、本当のこと、大切なことを教えない(表裏の表しか教えない)
例えば、日本が危機的な状況にあることを教えません。お金・伝統・和楽器の授業もないです。
②偏った情報しか教えない(リニアを例に出しました)
生徒達にリニアの利点(プラス面)と問題点(マイナス面)を答えてもらったところ、
利点は、「速い」「すぐ着く」、問題点は、「環境に良くない」「安全面」という答えでした。
物事には「功罪」がありますが、学校では「リニアの功(利点)」しか教えません。洗脳教育と言えます。
③実生活に役立たない(数学)、やっても身につかない学習方法(英語)
私も習った、サイン・コサイン・タンジェント、役に立っておりません。
中高大学8年間、英語の勉強をしましたが、初めて海外に行った時に聞き取りも話すこともできませんでした。指導方法・学習方法が間違っているからだと思います。
一昨日、元高校の英語教師の方と話したら、「機械が訳すから、今後は英語の授業は必要ない。受験英語ですから」と仰っていました。
ほんもの寺子屋は、現在、英語の授業はありません(以前は少しやったことがあります)。
話せるようになりたければ、若いうちに英語しか使えない環境で生活すれば良いし、言葉は手段であり、目的ではない、と伝えました。
ほんもの寺子屋の学びは、実生活で役立つ学びを行っています。
④日本のことを教えない
これは致命的な問題です。まず、和室がない!伝統・和楽器・礼儀作法の授業もないです。
だから、日本中に寺子屋を創る必要があります。
2つ目の危機的状況については、
私は皆さん(生徒達)と違い、長く生きているので、その間、日本がどうなってきたかを見ています。
①どんどん貧しくなっていて、このままだともっと貧しくなる、ということ。
②企業も土地も水源も外国に買われ、日本人は激減し外国人は激増
③日本語が通じる。日本の美味しいお米を食べる。治安が良い。犯罪が少ない。
↓
日本語が通じない。日本のお米が食べられない。治安悪化。犯罪増える。となる。
そして、大変なことになるのは、私達世代ではなく、みんな(生徒達)だよ、と。
だから学ぶことが必要なのです。
学ぶ理由を1つ伝えました(他にもありますが、時間の関係で)。
「学ばざる者は滅びる」
予防接種の危険性を学ばなかった人は、接種して死亡したり、副作用に苦しんでいます。
自分の身を守るためには学ぶことが必要です。
そして、寺子屋は今、人数が少なくなり、存続の危機になっているけれども、ここまで続けてこられたのは奇跡的なことだと伝えました。
寺子屋を運営するために必要なものが5つあるけど、何だと思う?と尋ねました。4番目までは正解がでました。
①生徒 ②お金 ③講師 ④カリキュラム ⑤場所
補助金も助成金もゼロで、この5つを揃え5年以上続けているのは、奇跡的だと。
だから寺子屋に通えるのは当たり前ではない。
なぜ、寺子屋に通えるのか?
お父さん、お母さんが、月謝を払ってくれているからで、タダじゃないんだよ。
寺子屋の先生は、実社会で経験や苦労を積んだすごい人達ばかり。そのすごい先生方の素晴らしい授業を少人数で受けられる。
わざわざ、長野や小淵沢から授業をしに来てくださっている先生もいらっしゃる。お金のため、生活のためではなく、寺子屋の生徒のため、地元、日本のために、一肌脱いでくださっている先生ばかり。
だから、みんなは何て言われているか知ってる?
「生徒さん達は、幸運・贅沢ですね」って言われています。
その有難みがわかってますか?
→「わかってない」
そうだよね。子どもの時はわからない。でもそれくらい有難いのです。
だから、感謝の氣持ちをもって授業に臨んでもらいたい。感謝の氣持ちがあるかどうかで、授業への姿勢が変わってくる。感謝しろ、と言っているのではありません。寺子屋十五訓の一番目が「感謝」。感謝できる人になってほしい、という私の願いを伝えました。
前にも言ったけど、同じ授業を受けても、1しか受け取らない人と10受け取る人がいる、どうせ授業を受けるなら、10受け取ったほうが良いよね。それは、どういう姿勢で授業を受けるか、だよ、と。
価値がわかる人になってほしい。
価値がわからなければ、守ろう、続けよう、残そう、とならないから。
寺子屋の活動が価値があると思うから、店のお客様や講演会に参加された方が、寄付をしてくださる。
ほんもの寺子屋の価値を理解して、授業をうけてもらいたい、と。
皆さん(生徒)から、人数が増えたほうが良いという話があったように、今、前田さんをはじめ、生徒が増えるように色々とやっています。保護者の方も人数が増えるように協力してくださっています。
そして、授業で習ったこと、例えば、立ち方、座り方、礼の仕方などを寺子屋や家庭でも実践をしてください(知行合一)、と伝え、授業を終えました。
午後の授業では、生徒がいつもと違い、積極的に質問する姿がありました。
授業に臨む姿勢が、早速変わったのか、と感じました。
昼休みには、月に1回のお楽しみ、加藤香織さんの給食。皆で美味しくいただきました。ありがとうございました!























