とんでもないところに行く唯一の方法

2016-11-06 | ほさか式幸せ生活

 2つ目は「継続は力なり」。逆に言えば「やめないこと、あきらめないこと」です。
どんな分野でも「1人前の職人になるには10年かかる」と言われます。恩師も「10年続けたら本物」「続けれるかどうかで、本氣かどうか
わかる」と仰っています。
さらに10年続けて、20年継続するとすごいことが起こります。ただ、それには単に続けるだけではなく、少しづつでも進化し続けることが必要です。

 「小さなことを重ねることが、とんでもないところに行く唯一の道」
イチロー選手の私が大好きな言葉で、近年このことを強く実感しています。

 8月に急逝した元店長の母・保坂英美子は、馬鹿がつくほど真面目に小さなことを34年間3ヶ月コツコツと積み重ねていました。普通の住宅の8畳一間で始めた当店のような個人店が約35年続いている理由の一つだと思っています。
 私の志事の一つは、買い手(バイヤー)・品々を選び抜くこと、ですが、面白いもので、ある程度本物が集まり評判になってくると、周りの方が「こんな品物もありますよ」とか「この方はご存知ですか?」などと教えてくださることもあります。これも続けているからこそ、だと思います。
 
 恩師は「小さなことを継続すると大きな差になる。これを絶対差(追いつけないような差)と言う」とも仰っています。
今は「辛抱」という言葉をあまり聞かなくなりました。長年の間には厳しい時期もあり、そこを辛抱できる人が減っているように思います。継続は簡単ではないからこそ、続ければ差をつけることができるのです。

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