「電氣に頼らない暑さ対策 その4 扇子・うちわ」

2016-05-28 | ほさか式幸せ生活

 「ててて!TV」でも取り上げられたように、昔は手造りのうちわが作るのが追いつかないほど売れていました。エアコンが普及して、扇子を持ち歩く人、うちわを使う機会が少なくなりましたが、
エアコンは、
1 電力を使用
2 電氣代がかかる
3 室外機で氣温上昇・温暖化促進
4 冷房病
などのデメリットがあり、さらに、
5 汗をかきにくくなる
6 体温調節機能が退化
7 その結果、暑がり寒がりが増える
8 エアコンを使用しなくてもよい季節でもエアコンをつけたり、過剰な設定温度にする

という悪循環を生み出します。実際に、いまだに寒いくらいの設定温度にしているお店や会社がけっこうあります。冷えは万病の元ですから、今の病人の異常な多さは、エアコンも関係しているように思えます。夏に膝掛けやレッグウォーマーを使わなければいけないような温度設定を異常と思わないのは異常だと思います。

 3・11以降、節電や脱原発、生き方を見直す人が増えています。当店では、それ以前からエコで自然な暮らし方をご提案してきました店ではお客様がいらっしゃるのでエアコンも使用しますが、家では使わないようにしています。

 暑い日の外出時には必ず扇子を持っていただきたい、というのが私の考えです。
環境や温暖化防止、脱原発、お店などの事業主の方々の電氣代負担の軽減、健康のためには必携で、こんなに便利で涼しくなるものがあるのに、それを持ち歩かず、上着や化繊の暑くなる服を着て「暑い暑い」と言うのは法律で禁止してもいいくらい(笑)、だと思っています。昔は、事務仕事なども扇子・うちわを片手にするのが当然だったのですから。
扇子・うちわを使えば、エアコンをつけなくて良くなったり、設定温度を高くすることができ、お財布にも優しいのです。電氣代が値上がりしていますので、扇子・うちわの購入費用よりも電氣代=ランニングコストのほうが高くつきます

 メジャーリーグの試合で、観客がパンフレットや紙で煽っている姿をよく見ますが、「扇子やうちわがなくて可哀想」だと思います。日本人にとっては当たり前の物ですが、実は「扇子・うちわも日本の宝」なのですね。それを使わない、持たない、のはもったいなさすぎます。今の時期ですと、父の日の贈り物にもお勧めです。
 今のうちわの骨はプラスティックが多いですが、やはり竹の骨ですとしなりが違って、柔らかくて心地良い風がきますし手触りも良いです。

 さらに良いのは、扇子やうちわを使わない時は、インテリアとして飾ることもできる、という点です。(立てを使えば置けて、掛けを使えば壁面に飾れます)
以前
「藍染など涼しげな色をみるだけで体感温度が下がる」という実験結果が報道されていましたが、視覚でも涼を得ることができまます。
日本の伝統文化は、本当に素晴らしいですね。

 写真は「小千谷の布展」の麻の扇子です。バックに写っているのは小千谷縮の反物で、「呉服屋さんよりもずっと安いですね!」と評判です。


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