令和6年の営業開始

2024-01-06 | 店のこと

おはようございます。
本日1月6日、令和6年の営業を開始します。皆様のおかげで営業を継続できていること、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございます。本年も宜しくお願い致します!

年末に大切な知人が亡くなりました。私よりも年下でまだ若く、ショックを受けました。
元旦には取引先の輪島の工房が被災し、ご無事だったのは本当に良かったのですが、しばらくは品物を送ってもらうことはできませんし、工房が復活できるかどうか、できるとしてもいつ復活できるか不透明な状態です。改めて、何事もなく暮らせることが当たり前ではなく、とても有難いことだと実感します。

欧米のブランドや100円ショップの物を買う人が増え、伝統工芸品は使う人が減ったため、伝統工芸に携わる人はどんどん減ってきました。伝統工芸品も「ピンきり」ですが、日本のピンのモノは世界最高の品質を誇ります。その「足元の宝」を日本人が知らないのはもったいない、失くすわけにいかない、私達の世代で途絶えさせるわけにはいかないという想いで、私は店・竹の造形美術館や全国各地での講演会、雑誌の連載(添付)などで、その価値や貴重さ、素晴らしさを「傳え手」と名乗り、傳え続けてきました。立ち上げた寺子屋では、伝統工芸品に限らず、和太鼓など日本の伝統の素晴らしさを子ども達に傳えています。

今回、輪島の工房への寄付を募っていますが、普段は購入すること「買物」が最大の支援=応援です。
2月24日まで、2階ギャラリーで「古縮緬(こちりめん)雛人形展」、1階ショップで「ちいさな雛人形展」を開催しています。
特にギャラリーの古い縮緬の衣装はとても貴重なものですし、写真ではわかりにくいですが、一般的な雛人形の衣装とは色合いも風合いも質感もすべてが違います。初節句や季節の演出に飾っていただくと、お部屋が華やかな雰囲気になります。輪島塗でも雛人形でもそうですが、本物は飽きません。だから、長く使えますし、お雛様であれば、仕舞いっぱなしにならず、毎年末永く飾って楽しめるのです。
もうひとつ、「本物は永く続く」ということがあります。桐箪笥は500年の歴史があります。当店の雛人形展も今年で35年、私が店に入る前から続いています。理由は、お客様も「普通の雛人形とは衣装が全然違いますね」と仰るように、古縮緬の衣装です。「何とも言えない素晴らしさ」ともよく言われますが、直接生で見ないと良さはわかりません。

古縮緬の衣装の雛人形が当店ほど種類が揃っているところは全国的にも他にはないようで、日本一=世界一多種の「古縮緬雛人形をご覧いただけます。世界一の展示会をぜひご覧ください。
http://www.hosaka-n.jp/scheduleofexhibitions/#article_7138

また、引き続き、寺子屋への寄付
http://www.hosaka-n.jp/art/7154.html
輪島の工房への寄付
http://www.hosaka-n.jp/blog/cat01/7161.html
を募っていますので、ご賛同いただける方は、宜しくお願い致します。


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