保坂紀夫・6回目の命日

2023-09-17 | 店のこと

本日、令和5年9月17日は、父・保坂紀夫の6回目の命日です。先日7回忌を済ませました。
「もう6年」という感じです。母の突然死ほどの突然ではありませんでしたが、当時もうちょっと先だと考えていましたので、やはりショックで、「人はあっけなく亡くなってしまうのだな」と思いました。人との出逢いや会う時間を大切にしたいものです。

保坂紀夫・竹の造形美術館は、開館した2006年から父自身が運営していました。
その後、私が運営するようになり、確か父が亡くなった翌年の7年前(2018年)からは事前予約制にして私が父の作品の解説ツアーをするようになりました。父が生涯の中でやり遂げたことや作品の価値は、以前は私自身も深く理解していませんでした。
私が運営をするようになり、「世界の美術の歴史の中でも誰もできなかった偉業を成し遂げた」ということを理解・認識しました。そして、それを支え続けた母・英美子の人生(継続・よく働く・忍耐など)も、今の時代ではなかなか真似ができる人はいないのではないかと感じています。母が支え続けたからこその父の創作活動でした。母が急逝した約1年後に父も亡くなったのは、それを象徴しているかのようです。父の力だけではなく、家族の協力が父の偉業を産んだと言えるでしょう。
解説ツアーでは、父の生前の映像をご覧いただくので、その度に私も父に会うことができます。本当に有難いことだと思っています。
日本の匠と美ほさか甲府店は今年で41周年となりましたが、両親が店を始めてくれたおかげ、家族のおかげで、私もこの最高の志事ができているのですから、本当に有難く感謝です。

今年(令和5年)の保坂紀夫・竹の造形美術館、予約可能な日は残り3日間となりました。
9月21日(木)14時~
22日(金)13時30分~
24日(日)午前
来年も5月~9月、開館の予定です。

9月23日(土)は、今年最初で最後=年に一度の企画で、保坂紀夫の竹の造形美術作品解説ツアーと「八方良しを目指して」の講演・体験会、両方1日で参加できます(ベジ昼食付)。お申込みは21日で締め切ります(定員8名様)。
https://fb.me/e/19Ek7NIEy

まだ美術館にいらしたことがない方は、父と父の作品・世界最高のMade in Japanの数々に会いに来ていただければ、と思います。


8月13日 保坂紀夫の誕生日

2023-08-13 | 店のこと

今日からお盆ですね。
昭和15年(1940年)8月13日に私の父であり、当店創業者、竹の造形美術作家の保坂紀夫は生まれました。
生きていれば83歳。父なくして私はこの世に存在しないので、おめでたい日です。

父とはかつて不仲でお互いに口をきかない時期が7年間位ありました。今思えば、7年って長いですね。その間の不仲は、母にも迷惑をかけたと思います。
そんな私ですが、父が約6年前に亡くなる直前は、毎日3時間位、自然療法など父の手当てをしていました。

2018年からは父の作品や人生の解説ツアーを行い、皆様に知っていただくよう努めています。人は変われます。

毎年、期間限定・事前予約制で開館している保坂紀夫・竹の造形美術館。今年の開館期間は9月24日までですから、残り1ヶ月ちょっととなりました。

8月は月・火曜、9月は月・火・水曜休館で、現時点で予約可能な日は以下のとおり、あと21日です。
8月
16日13時30分~
17~19日
20日午後
23日午前
24日13時30分~
25日
27日10時~

9月
7~9日
14・15日
16日13時30分~
17・18日
21~24日
各日ツアー定員になりますと予約できなくなりますので、来館ご希望の方は早めにご予約ください。

来年も5月~開館の予定ですが、父の作品と私の解説・体験ツアーの価値を鑑み、来年からツアー料金を値上げします。


手術から丸1ヶ月&1ヶ月以上振りの開館&使命

2023-07-01 | 店のこと

 本日、7月1日は下半期の初日=今年の半分が終わったということで、時の速さに驚きますが、ちょうど手術から1ヶ月になります。5箇所の骨折は、自分自身のこととしては人生で最も大きな思いがけない出来事でした。
「普通は1ヶ月くらい入院ですね」というところを手術後4日で退院しちゃいましたが、今後は、いつ松葉杖を外せるか、いつ車の運転できるようになるか、が近いうちの肝所(かんどころ)。この2点ができるようになったら、一人快気祝いでもしようかな(笑)。近日中に診断を受けるので、その時にある程度見通せると良いと思っています。長期的には後遺症が残らないか、ですね。

 昨日は志事復帰初日で、久しぶりに竹の造形美術館で解説・体験ツアーを行ないました。初めて車椅子でやりました。2階には松葉杖で昇り降りしてなんとか無事に終えることができ、ホッとしています。1組の方は九州からお見えになり、足の状況に氣を配ってくださる温かいお客様で有難かったです。

 竹の解説ツアー後に、「久しぶりに感動しました」というお言葉をいただき、嬉しかったです。やはり実物をご覧になると驚かれますし、皆さん「これは解説がないとわかりませんね」と言われます。写真・文章では生解説の10分の1も傳わらないでしょう。
父の作品や両親の生き様を紹介し傳えることは、一人しかいない息子である私の使命、だと改めて思いましたし、父の作品は「北杜・山梨・日本・世界の宝」であることを再確認しました。あとは、いつ地元・山梨・日本の方々にその価値をご理解いただけるか?

 父は生前
、「俺が評価されるのは死んでからだ」と言っていました。私が生きているうちに、「世界に誇る素晴らしい日本の傳統技術を基礎とした世界最高の奇跡的な芸術作品」という評価がどこまで広まるのか?「山梨と言えば保坂紀夫」と北杜市民・山梨県民・日本の皆様に、保坂紀夫と作品を自慢していただけるようになるか、責任重大です。

 1ヶ月以上開館できなかった=ほとんど収入がなかったので、今月から頑張らないといけません(笑)。皆様のご予約をお待ちしています!



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