「天に選ばれし、名水の地。山梨。」 その10 偏った教育とメディア

2018-05-17 | その他

 前回、最後に「今、私たちの選択が問われています」と書きました。
選択をする時に何を元に判断するかというと、情報です。その情報が偏っていたり、歪められている、真実が知らされていない、としたら?賢明な判断はできません。
 今問題になっていますが、山梨県がリニアのメリットだけを強調・誇張してデメリットや危険性には一切触れないパンフレットを作り、学校で子ども達に配布しました。明らかに偏向していると言えます。そういう物を県が税金を使って作り、公教育の現場で配布してしまう。本来全国メディアでも追及すべき大問題です。
 地元のメディアでも、リニア建設によって困っていたり被害を受けている人の声を伝えたり、デメリットを検証する番組はありません。とても重要なことですから、徹底検証・討論する番組があってしかるべきだと思いますが、デメリットを取り上げることはタブーなのでしょう。日本のメディアには牛乳のことなどタブーがたくさんあり、大事なことや本当のことが知らされないのも日本の大きな問題だと思います。
 ぜひとも教育・メディアの制作の現場から、出る杭やサムライが出てきてほしいと思いますが、それが難しい仕組みが出来上がっていますので、私達はそういうことを理解した上で、リニア・メガソーラーに限らず、自ら学び物事を判断していくことが必要だと思います。


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