「天に選ばれし、名水の地。山梨。」 その5 典型的な縦割り行政

2018-05-04 | その他

 山梨県森林環境部では、世界最高級の山梨の水を保全する活動・ブランド化や世界へ宣伝・売り込みを進めていて、とても素晴らしいことですが、なぜか山梨県は同時にリニアを推進し、メガソーラーを止めようとしません。これはまったく相反する政策です。4月25日の記事でご紹介した関谷さんは朝会ではお立場上言えなかったと思いますが、リニアの工事により水枯れなど水の環境被害が実際に起きていますし、森林を切り開き除草剤を撒いてメガソーラーを設置することが水に大変な悪影響を与える自殺行為であるのは素人でもわかることです。

 4月27日の記事で「自ら宝を破壊するような施策を国や県・市町村が進めていること」と書きました。
 一方で保全しようと言いながら、一方で破壊行為を進める、という典型的な縦割り行政の悪例で、日本・山梨の自然を愛する日本人・山梨県民の一人として非常に残念なことだと言わざるをえませんし、森林環境部の方々は表では言えないでしょうが、「なんてことをしてくれるんだ」というのが本音だと思います。リニアやメガソーラーを止めようとする政治家がほとんど見当たらないことも残念で、まさに「長い物に巻かれる」という言葉がピッタリかと思います。

 明日5月5日は「子どもの日」ですが、リニア・メガソーラー・原発は、私たちの子孫から「なんて余計なことをしてくれたんだ。あの時代の人達は」となるのは明白だと私は考えています。山梨の水や自然は、世界的にも最高の価値を誇る観光資源でもあり、日本酒造りを始め蕎麦など各種の食べ物や果物にとっても大切なものです。
祖先・先人が、ここまで繋いで残してくれた日本・山梨の宝を破壊するだけではなく、負の遺産を子ども達に残して良いのでしょうか?
(続く)


戻る