保坂紀夫・竹の造形美術館の解説ツアーについて

2023-06-30 | 店のこと

 昨日、投稿したように本日6月30日から、保坂紀夫・竹の造形美術館&日本の匠と美ほさか八ヶ岳店を再開します。
初めてご来館の方、また6年以上前に来館され解説ツアー未体験の方は、解説・体験ツアーにご参加いただいています。

 41周年記念講演では、「生き方」を主題にお話しましたが、ツアーでは作品の解説だけではなく、父・保坂紀夫、母・英美子の人生についてもお話しています。2人の息子は私しかおらず、私だから話せる話です。誰も進もうとさえしなかった未開の道を切り開いて、命のかぎり氣が遠くなるような志事を続けた父。それを陰で支え、馬鹿がつくほど正直で真面目で働き者で、無償の愛を注いでくれた母。
2人の元に生まれたことを誇りに思います。

 当然ですが、2人の息子=私の生解説・話を聴けるのは私が生きている間だけですし、ツアーでは、父の生前の映像もご覧になれます。父が制作している様子を動画で見たり、肉声を聴けるのは当美術館だけです。
「人間国宝以上」「神の領域」というご感想をいただく、父が生涯をかけて産み出した奇跡的な作品の数々をぜひご覧ください。

 解説・体験ツアーは合計2時間半ですが、奇跡的な作品と五感をフルに使った体験は、学びも驚きもありであっという間、時間が足りないくらいです。世界最高の日本の竹の芸術・世界最高のMade in Japanの体験をいっぺんにできる!という唯一無二のここでしかできない経験を一生に一度はしていただければと思います。


保坂紀夫・竹の造形美術館 6月30日から再開します

2023-06-29 | 店のこと

 代表の保坂浩輝が骨折し手術後療養中のため、6月29日まで保坂紀夫・竹の造形美術館のご予約を停止していましたが、明日6月30日から営業を再開致します。5月27日~1ヶ月以上閉館となり、大変申し訳ありませんでした。
6月30日~9月24日までの期間、ご予約を承ります。

 
解説体験ツアー(所要時間2時間半、竹の作品ツアー約70分・工芸品のツアー約80分)は定員があるため、早めにご予約いただくと、お好きな日時を予約しやすいです。原則ご予約は2日前までとなります。
今週、ご予約可能な日時は
6月30日(木)13時30分~
7月2日(日)13時~
となっています。

電話070-5013-1934か、HPの来館予約
http://www.bambooart.jp/reservation/
FBのメッセージにて、お申込みください。
宜しくお願い致します。

「怒らないこと」その7 「笑いましょう」 心構え次第で幸福に

2023-06-28 | ほさか式幸せ生活

 私達一人ひとりの幸福や地域・社会のためにも大切なことだと思い、著書「怒らないこと」について7日間連載し、最終回となりました。2回目(6月23日)の時に今日の最終回まで書き終えていましたが、長くなるので7回に分けました。

「人間は笑いを忘れたことにより、ずいぶん不幸になっている」
「笑いさえすれば、お金を1円も使わずに、楽しく、美しく、幸せになることができる」
「「幸福だから笑う」のではなく「笑って幸福になってください」。笑うために何かをする必要はなく、今すぐ笑う」
「笑いは強者の証明、怒りは敗北者の烙印。楽しく生きるために、今、笑いましょう。それで怒りとは無縁。
怒ることは恰好悪いと理解して、怒った瞬間に恥ずかしく思うべき。怒りに対して、恥を感じてください」
「心構え次第で、誰もが幸福に生きられる」

 99%マスク社会となった日本は、2~3年間、笑顔が見えない国でした。
私や私の周りの人は、素顔の方が多かったですが。そういう状況になって、笑顔の力・重要さがより実感できました。ニコっとされると氣持ちが和らぎます。
特に女性・母親の笑顔が見られないのは、社会的損失です。
元来怠け者の男は、女性の笑顔のために頑張る生き物ですし、赤ちゃんや子どもが母親のマスクで表情が見えないのは最悪で、様々な弊害、悪影響が指摘されています。特に暑い時期は、熱中症のリスクも高まり危険です。
接客業でいまだにマスクをしている所もありますが、とても失礼な接客で、体に良くありませんし、笑顔を見せられないことも大きなマイナスです。お店や施設に入るときにマスクをするのもやめましょう。そもそも感染防止効果は証明されておらず、効果がないことは3年間の結果で明白になりました。いまだにマスクをしている国は日本だけ。恥ずかしいことです。
 素顔で笑顔で幸せに過ごしましょう。




 著書、「怒らないこと」からの学びをまとめると、
①私たち一人ひとりの心の在り方が大切
②他人のせい、何かのせいにしない
③他人にも結果も完璧を求めない
④他人にされて氣に障ったことは忘れる。恩は忘れない。
⑤怒らない。自分を壊し、周りにも迷惑だから。
⑥人間だから怒って当然と開き直らない。怠けない。
⑦善悪はある。悪いことはやめる。ならぬものはならぬ。
⑧エゴを捨てる
⑨自分は能力がない、と思うのもエゴ
⑩自分ができることをすれば良い
⑪どういう状況になっても拒絶しない
怒りを「抑える」「我慢する」「発散する」は間違い
何があってもびくともしない心をつくる
⑭赦すことが大切
⑮依存しない
⑯笑顔・笑って幸福になる

 これらの根っこに、「今日生かされていることへの感謝の氣持ち」を心の奥底から持っているか、がとても大切だと思います。感謝の氣持ちを常に持っていれば、イラついたり、怒ったりすることはそうそう無いはずです。

 私が今までの人生で体験してきた「本物との出逢いで人生が変わる」「本物は人を幸せにする」は、人・本・モノとの出逢いです。
たくさんの学びをいだだける素晴らしい本に出逢えて幸せです。
連載にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!











「怒らないこと」その6 赦す・依存しない・毅然

2023-06-27 | ほさか式幸せ生活

 連載6回目。今回は大事な3つの話を取り上げます。

「人が何をしようとも、どうなろうとも、私はその人を赦します。その人を拒絶せず、愛情を持ちます」とすべてを赦す気持ちになれたら、その人の心は愛情と幸福だけでいっぱいになる。大切なのは「赦す」という行為」
↑ 他人を赦せるかどうか、「器の大きさ」が問われます。

その2でも書いたように、
人は誰もが完璧ではなく長所・欠点があり、ミスやうっかりすることもあります。にもかかわらず、なぜ長所や良い点・良い行いには目を向けず、欠点や失敗ばかりあげつらうのか?事情も知らず、100のうち1しか見ていないのに他人を判断、批難するのか?レッテルを貼るのか?
他人には完璧を求め、他人が思い通りに動かないとイラつくのか?責めるのか?赦せないのか?考えが違うのが当然なのに、考えが違うだけで人を遠ざけるのか?
そもそも、他人を裁くということができるのか?赦さないということは裁いているのですから。
権力に対しては別として、今の日本は「人を赦せない病」が蔓延しているように見えます。すぐにキレたり、他人をやりこめたり、縁を切ったり。

とにかく、小さなことで人間関係が閉ざされることは残念なことです。ご縁で人生が変わっていく経験を何度もしていますし、誰からも学ぶことはあるからです。基本、私から縁を切ったり、他人を拒絶することはありません。逆はありますが(笑)。

「些細なことで分断される」ことも、ほとんどの人は氣付かないうちに支配者に制御(コントロール)され、罠に嵌っているのだと思います。その4で書いたように、些細なことを「些細ではない。大事(おおごと)だ。」と思ってしまっているのです。

彼らは私達が繋がって力を合わせることを最も恐れています。皆が支配者に誘導されて支えることを止め(添付2枚目)、従わず(添付3枚目)、圧倒的多数派の私達が協力できれば、あっという間に支配は終わりますから。分断の種は無数に撒かれ、無数の分断の仕掛け(例 選挙など)がなされています。仲良くやれば良いのに、いがみ合う必要などないのにそうさせられ、戦う必要など無いのに戦わされている。彼らの思う壺です。



「これがある限りは幸福だ」と思っている。では、その何かがなくなったら、どうなるでしょう。今度はすごく不幸を感じることになってしまう」
「何があろうと拒絶せず、状況を受け入れて楽しむこと。心の持ち方次第でどうにでもなる」
「~がない、いないと幸せではない、生きていけない」は、依存ですね。助け合うこと、協力することは大事ですが、どんな状況でも感謝の氣持ちを持ち、その状況を楽しむこと、前向きに明るく生きることが幸福に過ごす術(すべ)かと。


間違ったことに対しては、NOということは必要ですが、人にしてもやることにしても、「嫌だ」「嫌い」「楽しくない」と思うかどうかは、その人次第。添付のように、することの中に楽しみを見つけていく、することを楽しめるようになることが楽しい毎日を送ることに繋がると思います。
トイレ掃除をやることになった時に、「嫌だな~」と思いながらやるのと、「よっしゃー、日本一綺麗なトイレにしてやる!」と思ってやるのでは、全然違いますね。



「何を言われても「どうぞご勝手に。ご自由に」。それでも攻撃してくるなら、「二度とそういうことをするな。今度したら、私もそれなりに対応する」ときつく言ったほうがよい。怒らずに智慧や知識を使って「同じことをしたら、私もしっかりやり返しますよ」と言う」
しつこい人への対処方法。勉強になります。









「怒らないこと」その5 怒りを「抑える」「我慢する」は大間違い&解決策

2023-06-26 | ほさか式幸せ生活

 連載5回目となりました。
「怒りを「抑える」「我慢する」は大間違い。怒りが生まれた場所は本人の中にあるから、我慢しても内側の怒りはそのまま。「発散」は、怒りの感情を正当化し、原因をごまかすという考え方で根本的な解決にはならない」
「抑える」「我慢する」「発散」は解決にはなりませんが、一般的にはこの3つが多そうです。


「怒りとは自分の中から生まれるものだから、解決方法は「毒そのもの」を抜くしかありません。「今の瞬間の自分に氣づくこと」、世の中で一番化学的な怒りの毒を抜く方法。すぐ自分の心を観る。それだけ。一番大事なこと」
具体的な解決策。本人は氣付かずも、すごい形相(ぎょうそう)・怖い顔をしていたり。鏡を見るのも良い方法のようです。

「本当にいいのは、怒らない方法を探すのではなく、ただ怒らないこと
「本当に怒りがないということは、怒る条件が揃っていてお怒らないこと。けなされてもニコニコできること」
「「何をされても怒らない」ということを自分に課してみましょう。「無視された」「いじめられた」とかそんなつまらないことでは怒れなくなる。「殺されそうになっても怒りをもたない」というほどの覚悟があれば、世の中にいきるということくらい、なんのこともない」
↑ 41周年記念講演でもお話した、やはり「覚悟」ですね。

「何があってもびくともしない心をつくる」と本にあります。「精神力」「心の在り方」で、同じことが起きても、その後の展開が変わってきます。鉄のように打たれて強くなる。こちらが柔らかくなって、力を吸収したり、受け流したりという方法もあるでしょう。

何か言われて「傷つけられた」と被害者としていつまでも引きずったり、相手を責めるのではなく、何を言われても傷付けられない強さを持てると良いと思います。

添付のように、何かをすると必ず何か言ってくる人がいるものです。同じものを見ても捉え方は人それぞれ。善意で良いと思うことをやっても、悪く解釈する人はいるものです。的確な助言なら受け入れれば良いですし、的外れなことであれば、氣にしなければいい。氣にしても何も良くなりませんから。

「「悪いことをしたのだから、罰を与えても当然」という思考は本当におかしい」
↑ 悪いことをしたことがない人はいないから、人は他人を裁けない、という理由が1つ、もう一つは
「自分がやったことは自分で反省しないと意味がない。反省の気持ちにならないと過ちを直せない」とのこと。
罰を与えても過ちを直せないから、という理由ですが、考えさせられますね。


「怒らないこと」その4 すべての問題の原因は「我=エゴ」&人生を破壊するほどの問題などない

2023-06-25 | ほさか式幸せ生活

 連載4回目。お釈迦様は、「怒りと高慢・エゴを捨てろ」と仰っていたそうです。

本には、
「すべての問題の原因はエゴ」

「怒りの原因となる妄想概念を作り出すものは何か?「我=エゴ」。エゴがなければ怒りは成り立ちません」
「「私は何々だから」と思うところから、世の中のすべての問題が生まれる。それさえ捨てれば問題は全て解決」
とあります。
↑ これは、私も自身を戒めないと、と思います。
「私は~だから」という枕言葉と共に、他人を判断したり、物事を決め付けてしまう。高慢の逆=謙虚さを忘れてはいけない、ということでしょう。
人の話を聞かない&聞こうとしないのも、自分には甘く他人の失敗は赦せないのも、エゴですね。
もう一つ、以下も見かけます。

「「私はこれほどの者だ」と思うのと同じく、「私には能力がない」と思うのもやはりエゴ。相手を妬む気持が出てくる。能力がある人に対して怒りを感じる。人それぞれの能力を見つけて、生かせばいい」
↑ 自分を卑下して、能力がある人やうまくいっている人を妬んだり、攻撃する。
逆にプライドが高く(=高慢)、能力がある自分は評価されないのに自分よりも格下と思う人が評価されることに怒りを感じたり、「何で自分がこんなことをやらないといけないのだ」と怒りを感じる場合も見受けられます。みんな「エゴ」ですね。

「人間は自分がやるべきことをきちんと精一杯やれば良い。他人との勝ち負けなど一切考える必要無し」
他人のことをとやかく言ったり他人と比較する前に、まずは自分を省みること。自分が為すべきことをやること、ですね。私は、添付のように考えて、生きています。

「状況がどのように変わっても、拒絶したり否定したりしない心を育てれば、怒りの生まれる余地は無い。ずっと幸福を味わえる。人生を破壊するほどの問題などない」
問題ではないことを問題にしたり、小さいことを大きな問題にしたり、騒ぎすぎたり、もありますね。
足が5箇所折れた激痛、自分で身動きできないことに比べたら、ほとんどが小さなことだと思います。小さなことで、イライラしたり、不機嫌になったり。子どもはそういうものだと思いますが、大人は子どもの手本となるべきでしょう。他人が思い通りにならないことにイラつく、ということもあると思いますが、そもそも他人は思い通りにならないのが当然であり真理です。そういう前提でいれば、イライラしないでしょう。
この歴史的時代に日本に生まれることができた奇跡と今日生かされている奇跡、心の奥底から感謝の氣持ちがあれば、そういうことはなくなると思います。

5箇所骨折は不運だったかもしれませんが不幸ではありませんし、この経験・激痛体験をプラス=幸運に転換して活かして生きていくつもりです。すでに41周年記念講演で話したり、何回か活かしました(笑)。そういえば、原さんは「骨折しておめでとう」って思った、と仰っていました。成長する機会になるからです。

「禍転じて福となす」という言葉がありますが、マイナスに捉えればマイナスになりますし、プラスに捉えればプラスにできる。すべては自分次第。コロナ報道禍・対策禍も、これを福とできるかどうかは、私達次第ということです。
コロナで世の中の噓や世界の仕組み、自分で自分の首を絞める行動や選択をしてきたことに氣付き、「大転換できて良かったね」となるように私達一人ひとりが生きることができるかどうか。

今までの人生でも何度も転んできましたが、「転んでもただでは起きない」で、少しづつ成長して、半世紀かかってようやくここまで辿りつきました。これからも学び続けます。












「怒らないこと」その3 怒ってはいけない理由&「人間だから怒るのは仕方がない」は危険・怠け

2023-06-24 | ほさか式幸せ生活

 「怒らないこと」には、怒ってはいけない理由が書かれています。

「「怒り」が生まれると「喜び」を失う。その人はずっと不幸を感じる」

「文句だらけの人は、周りの人にとってこのうえない迷惑。「怒るのは本能」と放っておくわけにはいかない」
「怒りには何かを破壊する力がありますが、何よりも先に破壊されてしまうのは自分」
「怒りを甘くみてはいけません。怒りが生まれた瞬間にからだには猛毒が入ってしまう。怒るのは体によくない」
「怒る人は幸せの大泥棒。怒る人は、まわりのみんなに限りなく迷惑をかけている。他人の幸福まで壊して他人まで巻き込む。怒ることは、泥棒の中でも一番性質の悪い泥棒」
「怒った時におなかが強烈に痛くて死にそうになったり、ということがあれば、誰も怒らないでしょうが、怒りにはそういうシグナルがないからこそ、恐ろしいもの。怒りは自分の内臓とホルモン関係のすべての機関を燃やす。
細胞が早く老化、じわじわ治りにくい病気になる。疲れやすかったり、眠れなかったり、病気がちで悩んでいたりする人は、心にも問題があると思ったほうがいい」

その人自身にも良くないし、周りにも悪影響を与えるから、ですね。



 次に、「そのままの自分でいい」という風潮です。これは、無理に他人に合わせたりしなくて良い、とか「自分の考えを貫く」という意味なら良いのですが、問題があったりしても変わらなくて良い、成長しなくても良い、努力しなくても良い、学ばなくて良い、というふうに捉えてしまうと良くないと思います。その点も書かれています。

「「怒るのも人間だから仕方がない」と自分の感情を無条件で肯定し、開き直ると何の努力もしなくていい」
「怒りは本能だから仕方がない」と現状に甘えるのは大変危険な道。それは怠けること。仏教用語で「放逸」。
現代社会は、みんなが怠けて、色々なことを放置している」

↑ ありのままで良い、という聞こえが良い言葉を、怠ける理由にしてはいけない、ということですね。



 似たようなところで、「善も悪もない」という風潮もありますね。これも「何でもあり」「甘やかし」という危険なことに繋がってしまっているように思います。本には以下のようにあります。

「「怒らないこと」と「甘やかすこと」は違う。誰かが悪いことをしていたら、「それは悪いことですから辞めなさい」と言うだけで終わる」

添付のように、人を騙して病氣にさせたり、死亡させたり、危険なものを安全だと噓をついたり、それも悪ではないのでしょうか?ロット番号で中身が違う、ということは何度かお傳えしてきましたし、メディアがプロパガンダ・洗脳情報だらけなのは言うまでもありません。
私は、「ならぬものはならぬ」「駄目なものは駄目」、ということは必要だと考えます。








「怒らないこと」その2 すべては自分次第→他人や何かのせいにしない

2023-06-23 | ほさか式幸せ生活

 昨日に続き、「怒らないこと」から。私もこの本を読んで、自身を省みています。

「幸福を望むなら、まず「私は怒りたいのだ。ロクなものではないのだ」と認めること。それから「怒りとは何か」「我々はなぜ怒るのか」を理解しましょう。問題の解決は問題の理解から始まります」

「「受け入れること」と「拒絶すること」は、誰がやっているのか?「私自身」。対象を容認すれば愛情が生まれてくるし、拒絶したら怒りが生まれる。ですから、怒るか否かは個人の人格の問題。明るく生きるか、あるいは、苦しくて、悔しくて、文句だらけの人生になるか。それはその人次第。それ以外に原因はない。

花を「綺麗だ」と思うのは人間の勝手。ゴキブリを気持悪いと思うのも人間の勝手」

「怒るのも、愛情をつくるのも、個人の勝手である」ということをまず理解してください。怒るのは誰のせいでもありません。「怒るのは私のせい」なのです。「自分を直せば、怒りの感情を完璧に追い払ってしまい、愛情の感情、あるいは幸福の感情だけで生きていられる」ということ。」


昨日書いたように、「人のせい、何かのせいにしては駄目」、自分次第ということですね。「こういうご時勢だから」「みんなやっているから」「職場が、学校が」という言い訳もよく聞きます。
添付のように、マスクがそうですが、「自分の考えを持たずまわりに合わせる」のは、日本人の恥ずかしい点だと思いますし、それを恥ずかしいことだと氣付いていないのも恥ずかしいことだと思います。



「人間というのは、いつでも「私は正しい。相手は間違っている」と思っているから怒るのです。「相手が正しい」と思ったら、怒ることはありません。「私は完全に正しい。完全だ。完璧だ。相手のほうが悪いんだ」と思うから、怒る。」


「私達の心にある「私は正しい」という思考は間違い。「私が正しいはずはないのだ」に訂正すること。「私は完全だ」「私は正しい」というとんでもない考えは、一刻も早く捨てたほうがよい」


「「私は正しい、とは言えない。私は不完全だ。間違いだらけだ」ということが心に入ってしまうと、もう二度とその人は怒りません」」


「完全な結果を求めるのは間違っています。「自分は完全ではないし、他人にも決して完全な結果は求めない」という思考が、我々が落ち着いていられる秘訣です。私も、他人も誰も完全ではありません。「完璧に上手くいく」ということはあり得ないのです。「精一杯やりますけど、結果は分かりません」という知識的で、高度な生き方がよい。

「自分は完全だ。完璧だ」と思う人は、自分の思い通りに事が運ばないからと終始怒って、そのたびに酷い目にあっています。すごく無知な生き方をしているのです」

↑ 私も、「自分は完璧ではない。不完全な人間だ」という意識を日頃から強く持つようになってから、怒ることが少なくなりました。



「勉強したことはすぐに忘れるのに、他人に嫌味を言われたら一生忘れない。その時に限って物覚えが良い。

いじめられた側は覚えていて絶対に忘れません。それで苦しむのは自分自身。親切にされたことはものの見事に忘れる。「忘れないで覚えておくなら勝手にどうぞ。けれどあなたは不幸になります」」

「赤ちゃんは過去の嫌なことを反芻したりしない。大人は嫌なことをしつこく覚えていて、思い出したりして、ろくでもない概念を延々と回転させる」


「都合の悪いことだけは覚えておいて、役に立つことはけろっと忘れるという法則がある。相手が間違って言いすぎたことや、気に障ったことだけを徹底的に覚えている。「ののしられた」「いじめられた」「盗まれた」というのも全部くだらない。くだらない妄想概念を反芻して膨らませて不幸の塊になるのは最悪。こうした妄想概念をつくらにようにするのが、怒らない秘訣」

これはよくありますね。人間の性(さが)でしょう。
さんざんお世話になったり、親切にされたり、素晴らしい点もある、良いことや楽しいこともたくさんあったのに、1回のこと、ちょっとしたことで縁を切ってしまったり(先日書いた、村八分ではなく、村十分)、責めたり、ネットで公開で批難したり、赦せない。なんでかな~、って思います。自分も完璧ではないのに、他人は赦せない。分断の罠に嵌っているのも見かけます。
大人よりも赤ちゃんのほうが、よっぽど大人ですね(笑)。










「怒らないこと」 アルボムッレ・スマナサーラ著 一人ひとりの在り方が大切

2023-06-22 | ほさか式幸せ生活

 「一人ひとりの暮らし方・お金の使い方・選択・考え方」が、社会を良くするために重要であり、「私達は大きな力を持っている」ということを講演でもお傳えしています。逆に言えば、そういう意識が無い人が多いのです。
「俺ひとりやっても変わらない」「何やっても変わらない」「ああいう奴がいるから変わらない・駄目だ」「どうせ無駄」
そういう考えが、変わらない・良くならない原因ですが、それに氣付いていない人が多いということです。

 一人ひとりの集まり、家族があって、地域があって、国がある。
一人ひとりの行動や選択・お金の使い方で社会の形が決まるのです。
政府が推奨しようが、職場で圧力を受けようが、義務でもなく強制は違法ですから、一人ひとりが接種しなければ、接種率0で、接種後死亡者も副作用も接種の後遺症も0だったのです。


 人のせい、何かのせいにしているうちは変わりませんし、それでは駄目、ということは今までの人生で学びました。結果が出なければ、自分の責任。良ければ、皆さんのおかげ、です。メディアや政府の噓に騙されるのも自分の責任です。何度も書きましたが、「学ばざる者は滅びる」のは、歴史が証明しています。
私は、社会評論家の立場としては、権力(政・官・司法・メディア)を批判します。権力は監視して、間違ったことをしたら、社会を良くするために指摘したり、違うと声をあげることは必要です。
 しかし、個人としては、各自が子ども達・地域・日本のためにできることをやることが大事ですが、今は大多数の人が、地域・日本にマイナスのことをやっているので、講演で、マイナスの行動・選択・お金の使い方(=悪循環)を辞めて、プラスの行動・好循環・八方良しに変えましょう、とお傳えしています。

 何をするか、ということも大事ですが、”一人ひとりがどうあるか?”も大変重要です。
不機嫌な人がいれば、空氣・雰囲気が悪くなる。陽氣な人がいれば、場が明るくなるからです。
ところが、「社会全体のために一人ひとりの在り方、皆が怒らず、ご機嫌でいることが大事」という話はあまりする人がいないように思います。


 そういう意味で、表題の本「怒らないこと」には、私達が共生して笑顔で幸せに暮らすために大切なことが書いてあります。

「怒り」について徹底的に検証し、怒らないと幸せになる理由や、なぜ怒ってはいけないのか、怒らない方法などが書かれています。
この本は、何回かに分けて、ご紹介しようと思いますが、

まずは、「怒らない人は最高に幸せ」。


ということは、皆が怒らない人になれば、皆が幸せ=幸福な社会になるということ。
逆に、「「怒り」が生まれると「喜び」が失われる」=不幸を感じる。
怒る人が多いと、不幸な社会になる、ということです。
だから、一人ひとり=あなた自身の心の在り方が大切で、それはあなただけの問題ではない、ということなのです。










「日本語が世界を平和にするこれだけの理由」 金谷武洋著

2023-06-21 | 社会評論

 昨日ご紹介した「梅干と日本刀」に
「日本語の日常用語は世界一の14万語。「大辞典」収容語数は72万語。こんなに豊富な言語数を持った民族は他にいない。日本人ほど言葉を上手に使い分ける民族は稀有」
とあります。

 41周年記念の講演会でも、原さんから日本語の素晴らしさについて、お話がありました。
私の著書「八方良しを目指して」の中で、「日本語が世界を平和にするこれだけの理由」という、これまた日本人必読の教科書にしたい本を紹介しています。この本は、原さんのお話とは別の視点からも日本語の素晴らしさがたくさん書かれています。

「日本人が英語が苦手なのは、日本語が素晴らしすぎるから」
「日本語は共感。英語は自己主張と対立」
「明治維新以来、日本語が正しく教えられていない」
「学校文法は疑問に答えてくれないどころか、噓を教え問題を作っている」
「日本語はとてもしなやかで美しい言葉。外国人からみても羨ましいと思われる言葉」
「世界に平和をもたらす世界観や思想を日本語がその内部にもっている」
「(海外で)日本語が大人氣なのは、日本が、日本文化が、日本人の優しさや日本の自然が評価されているから。嬉しいことに日本は海外に、多くの若者に大変良い印象を与えている」
「日本語ほど話者と聞き手を分離せず、同じ地平に立って、同じ袋に入ろうとする言葉はない」
「子どもの時に家庭で覚えた言葉で世界の見方が変わる。言葉は私達の心を作る」
「日本語の脱英文法を大胆にすすめるべき。英語公用化などという愚かで不毛な議論はもうやめて、日本語を正しい形で世界と日本国内で教えられる方向に舵を切って欲しい。それが武器や資源などに比べていかに効果的な国家戦略であるかは言うまでもない」

 日本語も「足元の宝」ですが、その素晴らしさを公教育で子ども達に教えないのは大問題だと思います。

 そして学んでいくと、日本語だけではなく、すべての分野で欧米と日本は「真逆」であることがわかります。
根本の思想や考え方が違うのです。

 大森貝塚を発見したことで知られる米国の生物学者で、エドワード・S・モース(Edward Sylvester Morse 1838~1925)は、
『外国人は「日本人にすべてを教える氣で」日本にやってくるが、数ヶ月もいれば、残念ながら教えることは何もない、と氣づく』と言っています。彼の著書「日本その日その日」には、「誰でも皆愉快そうで、この人達よりも幸福で清潔な人達は、私は見たことがない」と書かれています。

 幸福な世界・社会を創るためには、外国から学ぶのではなく、日本の傳統・ご先祖様・先人から学び、それを世界に広めていくことが日本人の役割ではないかと思います。私達が目覚め、先人に学べば、世界を平和にする力を最も持っている、貢献できる民族ということです。


「梅干と日本刀」 樋口清之著 「村八分」の意味

2023-06-20 | 社会評論

 骨折した足は、腫れがひいた以外はあまり変わっておらず、まだほとんどベッドの上という状況です。熱が出る日もあったり、5箇所骨折なので当然ですが風邪みたいに「1週間で良くなりました」というわけにはいきません。色々あってなかなかゆっくりもできず、ですが、今日6月20日は歌人だった祖父・保坂耕人(農康)の命日。祖父母両親に見守られ、今日も生かされているので有難いですし幸せなことです。車椅子も貸してくださった方がいらして。そろそろ、外出も増やしたいと思っています。手術から1ヶ月経った頃に色々と先のことが見えてくるのではないかと思います。

 41周年記念講演会でご紹介した本があります。「梅干と日本刀」樋口清之著です。入院中に読んだ本で、また素晴らしい本に出逢いました。同書の「あとがき」で、歴史研究家の井沢元彦さんが、「日本の文化がいかに諸外国に類を見ない優れたものであるか、様々な角度から検証し、日本人に勇氣と誇りを与えた名著」と書かれていますが、そのとおりだと思います。学校の教科書にしてほしい日本人必読の書です。

 紹介したい内容は山ほどあるのですが、最初にお傳えしたいのは以下です。
『村八分は「八分」であって、十分(出産・成人・結婚・葬式・法事・病気・火事・水害・旅立ち・普請)ではない。八分は断絶するが、二分(葬式・火事)の交際は残すということ。絶縁はしても悲しい出来事だけは分かち合おう。こんなに心優しい懲罰風習は世界に類をみない』

 村八分というと、昔の悪しき慣習と思われがちですが、逆だったのです。完全に断絶はしない。
今の私達の社会はどうでしょう?氣に入らない、嫌いだ、となると十分=すべて繋がりを断ってしまう。自分も完璧ではないのに、他人には完璧を求める。人のミスや間違い・欠点は赦せない。考え方の違いを受け入れない。

 昔の日本のことを知れば知るほど、どんどん日本人が精神も物質的(量は増えたが質が下がった)にも貧しくなり、劣化し、退化していることがわかります(それがGHQの狙いであり、そのとおりになった)。それなのに進化していると思い込んでいます。
先人の凄さ、素晴らしさを知らない=教育されていないからです。

 昔のほうが時間があり、心のゆとりもあり、豊かで幸福だった。陽氣で笑顔が溢れていた。困っている人が少なかった。
繋がり(共同体)があり、助け合っていたから、富を抜かれていなかったから、です。

 講演会でお伝えしていますが
①日本より欧米が上、進んでいる
②昔のものは駄目で、新しい物が良い
この2点の洗脳が今の日本には行き届いています。コロナでもこれをやられたのですが、全分野、これで日本は壊されたのです。実際は真逆ですが、それを知らない、知らされていない私達。
これも講演で話していますが、日本人にとっては当たり前のことが、実はとんでもなく凄いことで、その凄さを日本人が全然わかっていない、知らない。だから欧米や外国のものにはしる。

 世界に誇る凄い国だったのに、自国を愛せない、誇りをもっていない人、自己肯定感が低い子どもが多いという矛盾・現実。子ども達・私達・日本のために何とかしないといけません。
原因は教育です。だから学校教育を変えるか、本当の教育の場を創らないと日本の未来はありません。私は後者をやっています。前者よりもずっと早いから。


 私達のご先祖様、昔の日本人は、凄すぎること、日本は欧米よりもずっと進んでいたことが、この本を読むとわかります。
やはり、「昔に進もう」、と改めて思った本です。
「すべては知ることから始まる」ですから、ぜひ読んでみてください。
※あま損で買っては駄目(=自分で自分の首を絞めます。富を抜かれないように)ですよ。地元の本屋さんでお求めください。


経過報告と通信

2023-06-16 | 展示会

 氣がつけば、手術から2週間が経ちました。長かったような早かったような。
11日の41周年記念は、「火事場の馬鹿力」的に氣合いで乗り切ったものの、その後はまたほとんどベッドの上での暮らしです。腫れはひきましたが、車の運転もできませんし、今のところ外出は病院と床屋に行った以外はしていません。
痛みは少しありますが、骨折後や手術後のような酷いものではないので、その時のことを考えればとても有難いです。
来週辺りからは、雨の日以外で少しづつ出られればと思っています。

早く松葉杖不要になれば良いですが、後遺症が残らないように、というのが次の焦点で、リハビリもしないとです。

 丁度、店の通信を作る時期なので、ベッドの上でパソコンに向かって志事をしています。通信は店が25周年になった16年前から発行を始めて、デザイナーでもない私がソフトの使いかたもごく一部しか理解していない状態で、いつも締め切りに追われ作ってきました。今回作るものが113号になるので当然ですが113回作ったということになります。そんなに作ったかな~と思いますが、毎回必死に作っていたら、いつの間にか113回になっていたという感じです。「継続は力なり」で通信もうちの店が41年続いている理由の1つ、と考えています。

 今回の通信は、昨年大反響をいただいたため再度企画したノグチさんの奇跡的なガラスの展示会(8月3~6日)が主なお知らせになります。先月末~今月は、まったく営業できておらず(収入がほぼ無い)、逆に治療費や入院費がかかっているので、来月からは働けるように、ノグチさんの見事な写真の青龍のように、足の具合も上昇していければ、と思います。


新たなる挑戦 7月13日「音楽とマジックとお話し会」

2023-06-13 | 八方良しを目指して

 物事を傳える時に、様々な傳え方があります。例えば、平時と緊急時では傳え方は変わりますね。
2020年からは緊急時(命・日本を守るため=全国民で接種や間違った対策の数々を拒否する必要があった)だったため、嫌われたり友を失ったり、売上げが下がることを覚悟で、心を鬼にして敢えて強い書き方で警鐘を鳴らし続けました。
私は基本的に各自が良いと思う方法で傳えれば良いと考えています。なぜなら、人によりどういう傳え方だと傳わるかか、が違うからです。
建設的な助言なら良いのですが、傳え方自体を批難するのは残念に思います。

 私は、「傳え手」を自称していますので、傳え方を試行錯誤してきました。10年前から「今の時代は親や大人が学ばないと家族や子ども達を守れない」と言い続け、様々な活動を続けてきました。
そんな中で、音楽家・マジシャン・翻訳家の大友剛さんとご縁をいただき、初めてコラボすることになりました。
私は骨折のため今は活動自粛中ですが、次の出番は1ヵ月後の7月13日(木)。場所は41周年記念講演と同じ龍華院さん。ここに松葉杖無しで登場することを目標にリハビリも頑張ろうか、と。
音楽とマジックを交えながら大切なお話をするという”新たな挑戦”で、これ以上、子ども達の犠牲を増やしたくないので、私単独の講演会には来なかった層の方々にもお傳えできればと考えています。
お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、に来ていただきたい企画なので平日の午前中に開催、音楽やマジック(実はここにも意味があります)も、ということで、歌あり、笑いあり、楽しみあり、驚きあり、ためになる、という内容で、カチッとした講演会だと敷居が高い、と思われている方も参加しやすい構成です。なんと今回は、大友さんが禁断のマジックの種明かしもしてくださるそうで、私も楽しみです。


大友さんは、私と違い(笑)、爽やかな方です。共通点は、共に父親であり、共にフリースクールで講師をしている=家庭や学びの場で子ども達と接しているということです。

全国約3000箇所の学校や幼稚園・保育園=現場を見てきた方で、私と同じく子ども達の置かれた状況について憂慮され、親が学ばなければ変わらなければ子ども達を守れない、という同じ認識をお持ちで、協力してやりましょう!ということになりました。

終了後に大友さんもご一緒に美味しいお店で昼食会(懇親会)も予定しています(参加申込みいただいた方には詳細お知らせします)。ぜひご参加ください!

大友剛&保坂浩輝 初コラボ!

「音楽とマジックとお話し会」~知らなかったではすまされない~
https://fb.me/e/2QkttYYXs
2023年7月13日(木)
開場 9:30  開演10:00 終演12:30
会場  龍華院本堂(甲府市上曽根 4042)
出演 大友剛、保坂浩輝
料金 予約 2,000円(当日+500円)
申込 doitacappella@mac.com
電話 090-5075-6669
お申込みは予約サイトから
https://forms.gle/KRBG2otQyuHrV7ia8

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この5日後、7月18日(火)は、延期した富士吉田市での企画があります。
こちらは現在決まっているところでは今年山梨県では唯一、且つ、骨折後、初の「八方良しを目指して」の講演&体験会です。
https://fb.me/e/2IxD0NX9V




41周年記念講演無事終了

2023-06-12 | 店のこと

 昨日6月11日、日本の匠と美ほさか41周年特別記念講演
炭師・原伸介氏 x 保坂浩輝 +特別ゲスト 吾妻春真彌(日本舞踊)さん
「先人と傳統から学ぶ日本人の生き方」 ~幸福・本物・足元の宝~
を無事に終えることができました。ご参加いただいた皆様、原さん、春真彌さん、素晴らしい会場を使わせていただいた龍華院さん、お手伝いいただいた皆様、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡・長野・愛知など遠方からご参加いただいた方もいらして、とても嬉しく有難かったです。41年続けるとこういうことが起きるのですね。店を始めてくれた両親にも改めて感謝をし、無事終えたことを仏壇で報告しました。いつもそばにいてくれるのだと感じます。

 
実は昨日の講演は元々6月4日の予定でしたが、3日に茨城講演の予定が入ったため11日にしたのです。4日だったら手術から3日後ですから開催できなかったですし、3日の講演は先方のご都合で中止になったのですが、こちらも開催予定のままだったらキャンセルせざるを得なかったです。そういう意味でも「神の計らい」があったのかと思います。

 ご心配の声をたくさんいただいていたのでご報告致しますと、右足5箇所の骨折をした5月27日から、「41周年講演は予定通り開催、登壇する」と決めていたものの、手術・退院後、初の公の場、初の長時間外出ということで、2時間半最後までいけるのか、懇親会までいけるのか、は未知でした。氣合いを入れて臨んだ結果は完走でき(懇親会は早退させていただきましたが)、ホッとしています。ついこの間まで、痛みでのたうちまわっていたことやベッドから出ることさえ出来なかったことを考えると夢のようです。

 昨日は、特別ゲストにお迎えした日本舞踊家の吾妻春真彌さんが、冒頭と休憩明けの冒頭、2回踊りを披露してくださり(写真)、素晴らしい舞で華を添えていただきました。
炭師・原さんと私の対談講演は、早速、「本日はありがとうございました。心に響く言葉の数々でした」という嬉しいメッセージをいただきました。
日本の傳統に長年関わってきた2人の話から、今後の生き方の手掛かりや鍵を得ていただければ本望です。

 原さんの生き様を知ってほしい、素晴らしいお話を聴いて欲しい、という想いで、今年は山梨で原さんのお話を聴ける機会を3回作りました。
昨日が1回目。2回目は、毎年1回だけ開催している竹の造形美術館での原さんのお話会。
保坂紀夫・竹の造形美術館 特別企画
「竹造形美術・日本の匠と美・自然食ランチ・炭師原伸介氏お話会」
https://fb.me/e/2XrbCQfJX
こちらは、午前中からのフル参加はほぼ満席(あとお一人だけ申込み可)となっていますので、竹の造形美術館の解説ツアーに参加済みの方だけが対象になりますが、原さんのお話会から(14時~)のご参加でしたらお申込み可能です。

 3回目は、昨年須玉で開催し約350名の方々にご参加いただいた「自然に還ろう」の続編、「自然に還ろう2」です。
こちらは、10月29日(日)13時30分~ 北杜市の長坂コミュニティステーション(JR長坂駅隣接)で、原さんと本間真二郎医師と私の3人の講演を予定しています。昨日はお話しきれなかったこともありましたので、その辺りもお傳えできる機会になると思います。

 医師から、「雨の時は松葉杖だと滑ることがあるので氣をつけたほうがいい」と言われていました。松葉杖には慣れてきましたが、やはり昨日滑って危なかったので、雨の日の外出は慎重にしたほうがよいと思いました。
昨日の41周年以外の今月の志事は29日まではすべてキャンセル(保坂紀夫・竹の造形美術館のご予約は6月30日以降でお受けしています)で、昨日だけは「火事場の馬鹿力」的に氣合いで乗り切りましたが、大志事を終えたので、しばらくは「無理しない」で大人しくしていようと思います。

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愛知県からご参加いただいた方のご感想
素敵な会に参加させて頂き、ありがとうございました。
素晴らしい会場、普段なかなか観ることのできない舞踊など、日本文化も同時に堪能できる良い機会でした。
もっとお二人のお話をたくさん伺いたかった!という気持ちです。
主人にも響くところが多かったようです。
昨日は保坂さんのコンディションが大変な中、無事に会が開催されたことに感謝です。」

「私はまだ保坂さんのことを知ってから日が浅いのですが、それでも既に考え方や選択がかなり変わり、生きる指針が明確になってきました。
もやもやした不安が、前向きな行動のエネルギーに変わりました。未来に希望が持てるようになり、気持ちも明るくなってきました。本当にありがとうございます。
これからブログなどを少しずつ読ませて頂き、理解を深めていきますね!
これからも益々のご活躍を期待しておりますので、しばらくは無理はなされずどうかご自愛くださいませ。」



山梨の方のご感想(男性)
「素晴らしい内容でした❗️ お二人の熱い想いが伝わってきました。感動しました。ありがとうございました」

同上
「以前から保坂さんの講演内容はブレていなくて素晴らしいと思います。理解している方も以前より増えてきたようにも感じています。発信する側に覚悟を持って立つということがやはり大事だと感じました。
原さんも保坂さんも大事にされている、古き良きものを(本物)継承して行こうという考えを僕なりに理解して実践して行こうと思います。ありがとうございます😊


山梨の方のご感想(女性)
「昨日はありがとうございました。
今の日本がおかしなことになっていってしまい、保坂さんのように講演している方がいて本当に良かったと思っております。もっと若い世代の方にも聞いていってもらいたいと思っています。炭師の原さんの話も良かったです。」

同上
「とても良かったです!
お話したいことの2〜3割にも満たなかったのでは?と思うくらいで、もっと突っ込んだお話も聞きたかった…なんて正直思いました。
自分の子供たち、まだ見ぬ孫やそのまた子供たちに、どんな日本を残せるのか残したいのか、そしてどんな日本であって欲しいのか…というのを改めて考えさせられました。
とにかく、今自分が出来ることを淡々とコツコツとやるしか無い。って思っています。

原さんの仰っていた

炭焼は神事
インフラは先人たちの祈り
努力は好きに勝てない
好きに優るものはない
心に残りました。

事があった時の捉え方
そしてやはり「感謝」
本当に大事ですね。
分かっていても
まだまだ足りていない
自分がいることに
ガックリしますが…

この講演会に参加できて
めちゃ感謝です!」




「神の計らい」&富士吉田講演は延期

2023-06-09 | ほさか式幸せ生活

 6月5日に退院したといっても、「良くなったから退院した」という状態ではなく、退院後も一昨日7日までの3日間は足の状態に改善が見られず、立ち上がると足のほうに血流が一氣に流れるからだと思いますが、かなりの痛みがあるため、ほとんど動けない状態で熱もありました。徐々に良くなると思っていたのがそうではなく、松葉杖しかなく車椅子が無いので、立ち上がらずに済む「車椅子も用意しないと駄目かな?」とか、6月11日の講演会も厳しいかも、と一昨日は考えていました。

 骨折に詳しい方から、「痛みは術後の炎症期(術後3〜7日間程度)に起こる」と伺っていて、1日の手術から丁度1週間の昨日8日、痛みが少し和らいできた感じで、「11日の講演会、いけそうだ」に変わりました。そして今日9日、さらに痛みが和らぎました。

 一昨日まで相当辛い12日間でしたが、今日は明らかに違う段階に入ったと感じます。「油断は禁物」ですが、まさに「間に合った」ようです。明後日11日にはさらに良くなっていると思います。
入院していると手術後はリハビリだけで治療は無しですが、退院してからは自然療法を行なっている効果が出ていると感じます。

 「神の計らい」、を私は信じているので、骨折した日から11日は予定通り開催すると決めていました。神懸り的な木酢液を作っていらっしゃる原さんの炭焼きは、写真のようにまさに「神事」ですしね。
まだ、申込み可能です。
https://fb.me/e/5ydV0aKvV

 明後日の会場、龍華院さんでは7月13日(木)午前中にも以下の企画があります。
大友剛&保坂浩輝 初コラボ!「音楽とマジックとお話し会」 ~知らなかったではすまされない~
https://fb.me/e/2QkttYYXs
予約サイト
https://forms.gle/KRBG2otQyuHrV7ia8

この頃には、自然療法の効果で松葉杖も無しになっている予定(笑)です。


一方、富士吉田市の講演会「八方良しを目指して」は6月20日でしたが、11日の講演と違い負担が大きいので、「無理しない」で7月18日に延期することになりました。

 


無理しない&退院しました

2023-06-05 | ほさか式幸せ生活

 骨折後の投稿に対して、「無理しないで」というお言葉をいただきました。とても有難いことです。
前回、寺子屋十五訓の一つ、「今日、生かされている奇跡に感謝」をご紹介しましたが、実は十五訓の一つに「無理しない」もあります。十五訓は生徒だけではなく、保護者や講師も心掛けていくことになっていますので、当然私も心掛けています。

 6月11日の41周年記念講演は、ほぼ身体1つで行けますし、距離も近く、自分で運転しなくて良いので、通常の講演会「八方良しを目指して」とは負担・内容がまったく違います。

 本日5日午後に退院しました。
医師や理学療法士の方のご意見を伺った上での総合的な判断です。
病院にいたほうが楽なこともあり、辛いこともあり、家に戻ったほうが快適なこともあり、大変なこともあります。
家に戻って約4時間位の間に自由が効かない身体で初体験を色々してみて、私にとっては正解でした。

 当面、外出時は松葉杖になります。まだ立ち上がると痛みが強くなるので、しばらくはあまり外出はできないと思います。
今日、退院後に入院していると思ってお見舞いに来る方がいらした、ということもあり、ご報告させていだだきました。

 この10年間は、過密日程で動いてきましたが、それは日本存亡の最大の危機・異常事態ということ、バリバリ動けるのはあと何年か、ということもあってのことでした。完治までは無理せずいきます。


すべてが当たり前ではない

2023-06-03 | ほさか式幸せ生活

 今日は私が入院してから8日目の6月3日。実は本日、退院を目論んでいましたが駄目でした。
理学療法士の方の話によると、私の状態だと通常退院は1週間後~1ヶ月位とのこと。でも来週には退院して、6月11日は41周年記念講演
でお話しすると決めています。

 入院して暇だから文章もたくさん書けるだろうと思う方もいるかもしれませんが、悪いのは足だけではなく、体調もあまり良くありません。右足の腫れあがったところが熱を持っていて、体温を測ると毎日熱があって38度以上の日もありました。体温を上げて治してくれているのです。文章を書ける状態なのは1日の中で現状わずかな時間です。今日も寝るつもりでしたが、目が覚めて少し元氣があったので、これを書き始めました。

 前に書いたように、まず最初の4日間はベッドからまったく出られませんでした。
5日目に1回だけ車椅子に乗りましたが、それも一苦労。
ベットの中で寝る位置も移動できない、寝返りも打てませんでしたから苦しかったですが、不幸ではありません。たくさんの方がコメントをくださって、幸せ者だと書きました。
今日は大進歩!ベッドの中で移動や寝返りが自分で出来るようになりました。
健康な人にとっては当たり前に誰でもできることですが。

 私が仲間と運営している寺子屋(小中学生向け)では十五訓を定めていて、1つ目が添付1枚目です。
生かされていること、食事ができること、五体満足なこと、健康であること、すべてが当たり前ではありませんが、人間はいつしか当たり前と思うようになり、感謝の心を忘れていき、他人と比較したり、できないこと、足りないことや上手くいかないこと、他人が思い通りにならないことを嘆いたり、自分も完璧ではないのに他人には完璧を求めたりするようになります。
社会や他人が自分の思い通りにならないことなど当然のことなのに。

 明石家さんまさんの名言「生きているだけで丸儲け」、はその通りだと思います。
この文章をご覧いただいている皆様とご縁をいただき、繋がれたことも奇跡ですしね。
添付2枚目は、確か松下幸之助さんの言葉だったと思いますが、まったく同じ考えです。

6月11日の講演では、幸せになる方法をお傳えします。




手術無事終了

2023-06-02 | 店のこと

 骨折した27日は、「激痛」という言葉はこういう時のためにある、という痛みで、多分「痛い」を500回くらい言ったのではないかと思います。28・29日も苦しかったですが、30日は少し楽になり前回の投稿をしました。
ここまで長かったですが、昨日手術室に約3時間、腰が痛くて大変でしたが手術を終えました。どんな手術でもそうなのでしょうが同意書には「死亡する可能性もある」と書かれていました。有難いことに良い医師(先生)に巡りあい、手術が上手くいって、医師や看護師の皆様に感謝です。まだ生きていて良いということのようですから、これからも日々生かされていることに感謝をして、毎日を過ごしていこうと思います。

 昨日の手術後は、「手術前よりも痛みも柔らぎ、少し楽になるだろう」と勝手に考えていましたが、甘かったです。麻酔が切れてからは、5箇所骨折なのであちこち痛いし、手術前にはつけなかったものを装着されたりで、また地獄の苦しみに戻り、昨日手術後に投稿をするつもりでしたが、昨夜は何もできずでした。

 それにしても、この7ヶ月位の間に一般的には災難と言われるようなことが次から次へと起きていますが、自分を成長させ強くしてくれる出来事もありますし、その分、これから良いこともあるのでしょう。
添付したイチロー選手の言葉のように、私も色々な挑戦を続けているので、うまくいかないこともありますが、「禍転じて福となす」「雨降って地固まる」「失敗は成功の元」としていきます。
今後もお付き合いの程、宜しくお願い致します。

※一昨日、足に水泡ができて、看護師さんに「何か塗るもの持ってこようか?」と言われたので、「木酢液(原さんの)があるからこれで大丈夫です」と患部にスプレー。4時間後に看護師さんがチェックしにきたら、「治ってる!なにこれすごい!」と超驚いて、他の看護師さんにも言いまくり(笑)。
いつも言っているように、やはり原さんの「森のしずく」は次元が違う「神懸り的な木酢液」です。
お肌のトラブルは、「神懸り的な木酢液」と、伝統製法で採っていて匂いもべたべたもしない「最高の椿油」
この2つがあれば、ほぼ大丈夫。たくさんの人のお悩みが解決すると思います。施設や店舗に入る時にアルコール消毒を断るためにも木酢液は必携です。
日本人が「足元の宝」を知らないのは大損失&超もったいないので、講演会をしています。
よろしければ6月11日は、出所祝い(笑)じゃなく、退院後の様子を見にいらしてください。


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