飲食店で思うこと

2018-05-31 | その他(2021年6月19日以前)

 県外から職人さんが来てくださると食事にお連れしたりすることも多いのですが、山梨はチェーン店ではない個人店がたくさんあるので、とても助かっています。折角遠方から来てくださるので、やはり美味しいお店にご案内したい!ですよね。それで色々なお店に伺うわけですが、いつも思うことがいくつかあります。
 ひとつは、お水。何も聞かずに氷入りのお水を出されるお店が多いのですが、私は體(からだ)を冷やさないように夏でも氷入りのお水は飲みません。それでお店に入るなり、「すみませんが、お水は氷抜きでお願いします」と言うようにしています。
ただ言い忘れてしまうことも多く、持ってきてくださった時に「しまった」と思いながら、「申し訳ないのですが、氷抜きでいただけますか?」とお願いすることになります。
 常温のお水を出してくださるお店もあって、「お、いいね。わかっていらっしゃる」と思いますし、とても少ないですが、白湯を出してくださるお店もあり、「お~、さすが。お主やりますな(笑)」となります。
氷入りのお水を欲しがるお客さんがまだ多いのでしょうね。(続く)


日本の傳統はすごい!3〔いぐさ編 3〕

2018-05-31 | ほさか式幸せ生活

 今日も、国産いぐさを使うと嬉しいことの続きです。

3 消臭効果
 これは、昨日書きました空気浄化作用と絡んできますが、いぐさは、悪臭の原因となる様々な化学物質を吸着し、汗に対しても高い消臭性能を示します。

4 夏はひんやり、冬暖かい
 国産いぐさの中身はスポンジのようになっており、たくさんの空気を含んでいます。
空気は熱が伝わりにくいので、夏は暑さを遮断する働きを、冬は冷たい空気を遮る断熱材のような働きをしてくれます。さらに梅雨時など湿気を吸ってくれますから、なおさら涼しく感じます。
いぐさのラグや置き畳を夏用のつもりで購入なさったお客様が「結局、冬も1年中使っています」とおっしゃる方も少なくありません。和室が1年中畳なのと同じことですね。フローリングよりも冬暖かいのです。
これもまた夏も冬も
12 節電できる
に繋がります。

 写真は、子ども用のお昼寝マットです。體(からだ)が小さいお子さんほど、安全な国産いぐさを使わせてあげてください。無地の大人用のお昼寝マットもあり、父の日ギフトに人気です。


損得に囚われない生き方

2018-05-30 | ほさか式幸せ生活

 一昨日放送のNHK 「プロフェッショナル仕事の流儀」に山梨県清里の三枝俊介氏が取り上げられていました。
 一番印象に残ったのは、8つあったケーキ店を閉めて新たな道へ進む決断について、すごい決断だと思うのですが、「使命だと感じ、成功するとか失敗するとか、損だとか得だとかいう観念はなかった」という言葉です。
仕事と志事の違いだと思いました。三枝氏の域には遠く及びませんが、日本の職人さんや傳統・文化の素晴らしさを傳えること、次世代に繋いでいくことは、私の志事であり使命だとも思っています。知った以上は傳える義務もある。「ここに日本の宝がある」と傳え続ける。傳えずに日本の宝を失っていくのは、あまりにもったいないですし残念すぎます。
 
 私の本の出版や装丁の方法も一般常識では大赤字になることが濃厚で、損得を考えたらあり得ない選択ですが、売れようが売れまいが何を言われようがやるしかないので、「えいやっ」とやってしまいました。
今後お知らせする出版記念の企画も同様です。9月9日と11月18日の午後、よろしければ空けておいてください。結果がどうあろうと、周りの意見にも耳を傾けながら、為すべきと思ったことを為していきます。
 
 人生は、選択の連続です。もちろん私自身も過去に間違った選択をしてしまったこともあり、偉そうなことは言えませんが、目先の損得に囚われない生き方は幸せだと思いますし、そういう日本人が増えれば、日本や地域も良くなっていくと思うのです。

日本の傳統はすごい! 2〔いぐさ編 2〕

2018-05-30 | ほさか式幸せ生活

 昨日、「国産いぐさを使うと、嬉しいことがいっぱい」と書きました。
14個挙げた嬉しいことを紹介していきます。

1 調湿機能
 日本のいぐさには、木炭に匹敵する吸湿能力があり、湿度が高い時には湿気を吸って蓄え、乾燥してくると蓄えた水分を放出し、湿度を調節します。高温多湿の日本で、いぐさが古くから使われてきた理由の一つです。
いぐさは、呼吸しているのです。加湿器・除湿機の役目を電気代ゼロでしてくれます。
とってもエコですね。


2 空気浄化作用
 いぐさ内部のスポンジ状の部分には、様々な化学物質(二酸化窒素・ホルムアルデヒド・アンモニアなど)を吸収する作用があることが、研究によって明らかになっており、畳やいぐさのラグを敷いた部屋では、環境基準の2倍の二酸化窒素を2~3時間で浄化し、空気がきれいになるという結果が出ています。
二酸化窒素濃度は、通常和室は洋室の約半分です。有難いことに空気清浄機の役割をまたまた電気代ゼロでしてくれます。

この2点が、
12 節電でき、経済的
に繋がっていきます。

今日の写真は「国産いぐさのラグと衝立」です。


日本の傳統はすごい!〔いぐさ編 1〕

2018-05-29 | ほさか式幸せ生活

「和室に入るとホッとする」という方も多いと思います。
畳に使われている植物は「いぐさ」ですね。

 近年は、中国産のいぐさを使い中国で製作された品が圧倒的多数です。
顕微鏡で断面図を見ても明らかですが、日本のいぐさとは植物の性質自体がまったく違いますし、丈夫さや織り上げる時の使用本数なども違います。

今日からご紹介する「いぐさ」についての話は日本産のいぐさについての話です。
国産いぐさを使うと、嬉しいことがいっぱいです。

1 調湿機能
2 空気浄化作用
3 消臭効果
4 夏はひんやり、冬暖かい
5 リラックス効果
6 集中力UP
7 気持ちがいい感触
8 吸音効果
9 丈夫で長持ち
10 抗菌性が高い
11 環境にやさしくエコ
12 上記のような特徴から節電でき、経済的
13 フローリングに比べ、ホコリが舞い上がらない
14 外国製のいぐさ製品と違い、安全

 こんなに嬉しいことがいっぱいなのに、戦後から和室はどんどん減っていきました。
日本のいぐさの素晴らしさに気付いた人は、フローリングにラグや置き畳を敷いて、気持ちが良く、健康でエコな暮らしを始めています。欧米と違い高温多湿になる日本では、じゅうたんよりも、いぐさ(置き畳やラグ)がお勧めです。
「いぐさ」という植物を部屋に取り入れたのは大発明。
日本人って本当にすごいです。「日本人が日本のいぐさを使わない」のは、もったいない。
ここでも「宝は足元にある」のです。


朗月堂書店さんリニューアル

2018-05-28 | その他(2021年6月19日以前)

 『「八方良し」を目指して』と父の『自在の竹 保坂紀夫の造形』と祖父の『保坂耕人全歌集』を置いてくださっている朗月堂書店さんが、リニューアルされたということで昨日伺ってきました。写真のように保坂3世代の本を近くにまとめて展示してくださっていました。感謝です。運よく須藤社長にもお会いでき、ご挨拶をすることができました。
 郷土山梨の本のコーナーが拡充されていたのが印象的で、とても良いことだと思いました。いつも言っていますが、ネットで本を買う人が増えたため、地域の書店は厳しい環境におかれています。ネットでの購入は極力控えて、地元のお店で買いましょう。


密かな野望

2018-05-27 | 八方良しを目指して

 『「八方良し」を目指して』が、なんと!春光堂書店さんで11冊も売れました!
3000円+税、という価格の本としては異例かと思います。購入してくださった皆様、春光堂さん、本当にありがとうございます。大感謝です!
こうなったら、平成30年の春光堂さん年間売上金額・冊数1位を目指していこうかと、密かな野望を抱いております(笑)。
(本は、朗月堂さん・ひまわり市場さん・当店でもお求めになれます)

ポイントカード10000人!

2018-05-26 | 店のこと

 当店では、ご来店いただき現金でお買上げの場合、ポイントサービスをしています。店自体は37年目ですが、ポイントカードは1997年4月10日から始めました。
 一昨日5月24日になんと!10,000人目のお客様がカードを作ってくださいました!
約21年と1ヶ月半かかりました。今までご来店いただいたすべてのお客様、素晴らしい物造り・作品を創ってくださった職人さん・作家さん、他にも当店に関わってくださった皆様に感謝申し上げます。
 まさに「継続は力なり」を実感していますが、36年やっていても、世界最高の日本の宝を集めていても、まだまだ力不足で山梨県民でも当店をご存知ない方やご来店なさったことが無い方が沢山いらっしゃいます。
微力ではありますが、これからも日本や地域を元氣にするために、皆様が幸せに暮らせるように、ご提案や発信を続けていきますので、宜しくお願い致します。

岡本よりたか氏の記事「日本を守る」

2018-05-25 | その他(2021年6月19日以前)

 私の本に寄稿文を寄せてくださった岡本よりたかさんがフェイスブックに書かれた記事をご紹介します。やはり岡本さんは、私と同じ志を持つ同志。だからこそ寄稿文をお願いしました。
 私も日本を守りたい。元氣にしたい。私にとって、店もブログ・フェイスブックも講演会も出版もすべてそのための手段です。
一番大事なのは、スキャンダルを追及したり、政治家個人を責めることではなく、私たち一人ひとり=あなたの実践や行動であり、何をすればよいかは、著書『「八方良し」を目指して』に書きました。
政治家は力を持っていません。力を持っているのは、私たちなのです。そこに氣付いて、行動・実践する人がどれだけいるのか。すべてはそこに懸っています。

「日本を守る」

 突然、安保法制への意見を訊かれた。
違憲な部分が多いから反対だと言うと、日本が攻め込まれて植民地になる可能性があるのに、それで良いのか、日本を守るためには必要な法制だと言われた。
で、こう言い返した。日本を植民地化する国に、米国は入っていないのかと。
日本は既に米国による植民地支配だ。太平洋戦争以来70数年、いや、遡れば、明治から日本支配は始まっている。日本は米国によって戦力、食糧、金融全てについて自由が奪われている。政治は米国の言いなりだ。制空権も奪われ、米軍基地ばかりで、我々の税金が大量に注ぎ込まれている。その上、更に米国の武器を買えというのか。

 貴方は毎日、どんな暮らし方をしている?
朝起きて、パンとコーヒーを飲み、外資企業に勤め、米国の穀物で育てられる肉、遺伝子組換え作物を気にすることなく食べ、農薬も肥料も国内産が存在しないという事実すら知らない。
米国だけじゃない。中国の支配下にもある。
Made in Chinaの物を安売り屋で買い、冷凍食品を食べれば、経済益は中国に流れる。PM2.5で日本の空気は汚され、水の権利を奪われ、ソーラーパネルまで中国製になる。生きるために必要な、水、空気、太陽、そして食糧まで奪われているというのに、貴方は、それに対して何をしてきた。

 少なくとも、僕は日本を守ろうとしている。遺伝子組換え作物の問題点を流布し、ソーラーパネルに反対し、種を守り、国内の職人の物を買う。それは、日本の植民地化を防ぐためでもある。武力による日本支配がないとは言えないから、僕は戦力を持つべきではないとは言わない。しかし、本気で日本を守ろうと思うなら、まずは自分の暮らし方を見直してからにして欲しいものだ。

 戦力よりも、先に見直すべきことがたくさんある。それに目を瞑っていて、日本を守ろうという意見は空虚以外のなにものでもない。


枕で世界を救う!

2018-05-24 | お勧め

 初めて開催した「山梨県産檜の間伐材と麻綿の究極の枕の話」は、昨夜無事終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
 制作者の横内さんから色々とお話を伺ったのですが、最初は山梨県産檜の間伐材で枕を制作することになった経緯や世界・日本の環境の問題、山や森・林業の現状、山がもたらしてくれる恩恵などを伺いました。
 そして、今一般的に販売されている枕の問題点についてお話されました。ある参加者の方は「目から鱗でした」と仰いましたが、「枕には現在も安全基準がないため、呼吸器系の疾患・ガンなどの原因となっているのではないか、それがここ20~30年で呼吸器系の病氣が急増している理由ではないか」=危険性が高いと思われる枕を使っている人が多い、というお話しもありました。
 「快適な眠りを得るための枕の4つの要素+眠りにつきやすい条件」を教えていただき、この5つすべて満たしているのが横内さんの究極の枕であることを私も再認識しました。さらに制作の工程においては、檜のチップがカールしている特許製法で新しい物のため、道具作りから始めなければならず大変だったことや、麻の綿を枕に使える状態にするまでにも驚くほど手間がかかっていることを伺いました。写真は枕の中身で、右がカールしている檜のチップ、左が麻綿です。ほぼ100%自然素材、かつ、麻の綿を使っている枕、というのは聞いたことがありません。
セットの笹和紙の枕カバーについては、私から説明をさせていただきました。まさに中身もカバーもすごい、最強コンビです。
 「枕で世界を救う!」という横内さんの熱い想いや、研究熱心でとことん突き詰めて開発・制作なさっていること、毎日使う枕がいかに重要か、ということが皆さんに伝わったのではないかと思います。当店の理念・哲学においても健康・安全・環境というのは重要な目的ですから、ぜひ多くの方にこの枕をお使いただき、安全で清潔で爽やかな眠りを毎日体感していただければ、と思っています。
 その他にも、ご自身が実践された基礎体力を強くする子育ての方法や現代の住宅の問題など、幅広くお話をしてくださり、私も勉強になりました。
横内さんにも御礼申し上げます。本当にありがとうございました。


当店ウェブサイト「出版物」を更新

2018-05-23 | 店のこと

 父・保坂紀夫の第二作品集「自在の竹」や私の本を出版してからだいぶ時間が経っており、ようやくですが「出版物」の内容を更新しました。
http://www.hosaka-n.jp/publication/
よろしければ、ご覧ください。
 保坂紀夫・竹の造形美術館のウェブサイトも作成を進めないといけないのですが、一つひとつやっていきます。


『「八方良し」を目指して』のご感想 7 心が震えました

2018-05-22 | 八方良しを目指して

 今回下記のご感想をいただいた方は、後日お知り合いの方に『「八方良し」をめざして』を贈り物にしてくださいました。読んでくださった方が、再び本をお求めいただき他の方に贈ってくださるのは、とても嬉しいことです。

 『「八方良し」をめざして』を拝読させていただきました。 あらゆるところが共感でき、心が震えました。


初夏から夏のご提案

2018-05-21 | 店のこと

 5月も下旬に差しかかり、店も夏仕様に変わっています。
 涼を感じられるもの、扇子・水うちわ(写真)・麻のストール・のれん・タペストリ・夏の置物や壁掛・風鈴、蚊遣り・虫除け香、国産いぐさの品々(お昼寝マット・ラグ・置き畳など)、笹和紙シリーズ、下駄・手拭いなど取り揃えてお待ちしています。

 それと、以前にもご紹介しましたが明後日(23日水曜日)の夜、山梨県の檜の間伐材を使った枕の制作者の方のお話を直接伺える貴重な機会があります。

 山梨の素材を使い、環境にも優しく安全で暑い日でも快適な素晴らしい枕を山梨の人が熱い思いで創られているので、多くの方に知っていただきたいと思っています。
麻綿を使っているのも、とても珍しいです。

まだ申込み可能ですので、ご都合つく方はお電話かメール、FBのメッセージでどうぞ。

「山梨県産檜の間伐材と麻綿の究極の枕の話」
https://www.facebook.com/events/215350805892367/

※明日以降の今月の休業日 5月27~29日


人生を変える出逢い

2018-05-20 | その他(2021年6月19日以前)

 私の座右の銘、「本物との出逢いで人生が変わる」の「本物」は、人・物・本の3つがありますが、今日は「人」との出逢いがありました。今後の私の人生を間違いなく変えていくと思います。出逢いに感謝!です。

母校の懇親会へ

2018-05-19 | その他(2021年6月19日以前)

 今日は、昨日の病み上がりで体調が微妙で迷いましたが、出版した本を母校の図書館に寄贈するという目的もあり、以前から予定していた母校の懇親会に出席してきました。
毎年この時期に開催しているようですが、卒業してから初めて出席したので、久しぶりに懐かしい同級生に会ったり、思いがけずお世話になった先生にもお会いできたり、大学の方々をご紹介いただいたりと、良いこと色々でした。
 体調はまだ完璧でなはいですが、明後日くらいまでには全快するでしょう。
余談ですが、帰りの車内で熱唱しました(笑)。やっぱり歌はいいですね。

体調不良

2018-05-18 | 店のこと

 今日は体調が悪く、夕方まで寝ていました。なんとか夕方にやっと起きれるようになり、その時間帯のお客様とはお話できました。私は、店を開ける時は必ず店にいるようにしているのですが、今日はそれを守れず申し訳ありませんでした。

「天に選ばれし、名水の地。山梨。」 その10 偏った教育とメディア

2018-05-17 | その他(2021年6月19日以前)

 前回、最後に「今、私たちの選択が問われています」と書きました。
選択をする時に何を元に判断するかというと、情報です。その情報が偏っていたり、歪められている、真実が知らされていない、としたら?賢明な判断はできません。
 今問題になっていますが、山梨県がリニアのメリットだけを強調・誇張してデメリットや危険性には一切触れないパンフレットを作り、学校で子ども達に配布しました。明らかに偏向していると言えます。そういう物を県が税金を使って作り、公教育の現場で配布してしまう。本来全国メディアでも追及すべき大問題です。
 地元のメディアでも、リニア建設によって困っていたり被害を受けている人の声を伝えたり、デメリットを検証する番組はありません。とても重要なことですから、徹底検証・討論する番組があってしかるべきだと思いますが、デメリットを取り上げることはタブーなのでしょう。日本のメディアには牛乳のことなどタブーがたくさんあり、大事なことや本当のことが知らされないのも日本の大きな問題だと思います。
 ぜひとも教育・メディアの制作の現場から、出る杭やサムライが出てきてほしいと思いますが、それが難しい仕組みが出来上がっていますので、私達はそういうことを理解した上で、リニア・メガソーラーに限らず、自ら学び物事を判断していくことが必要だと思います。


「天に選ばれし、名水の地。山梨。」 その9 山梨・日本の宝を守って次世代に繋ごう

2018-05-16 | その他(2021年6月19日以前)

 ここまで山梨の水にまつわることを色々と書いてきました。
 私が言いたい結論はもうお分かりだと思いますが、「山梨の宝=世界最高の自然や水、を守り、子ども達に繋いでいこう」ということです。そのためにやるべきこともあるでしょうが、まずは「やってはいけないこと(=リニア・メガソーラー)をやめることが先決」なのではないかと思います。自らの宝を破壊するのはあまりにも愚かですし、子ども達に申し訳なさすぎます。
 リニアやメガソーラーを作らせない、という政治家がいらしたらぜひ応援していきたいと思います。
 リニアは莫大な電力を使用しますので浜岡の原発再稼働とセット、と言われています。リニア賛成=原発再稼働賛成、ということになり、時代にそぐわないと思います。
今、私たちの選択が問われています。
(続く)

『「八方良し」を目指して』のご感想 6 いつか氣付く時がくる

2018-05-15 | 八方良しを目指して

 今回のご感想は、職人さんからいただきました。それだけに格別に嬉しいです。

 自分でもわかっていて敢えて本に書いていますが、『「八方良し」を目指して』の内容の一部は、将来は常識になっているでしょうが、まだ今の日本では受け入れてもらえない方が多いと思います。
「なんだこの本、当たり前のことが書いてあるだけじゃん」と未来の日本人が言ってくれるような世の中になれば良いと考えています。

『素晴らしい本ですね。
保坂さんのこれまでの活動の集大成にふさわしいと思います。
良くここまでまとめられたなぁと、今までのことを思うと自分のことのように胸がいっぱいになりました。
正直、伝わる人と伝わりにくい人といるかもしれませんが、いつかこの本に書かれたことに気づく人、気づく時が来ると思います。
ぜひ同じ感性の方にも勧めたいと思います。』


『「八方良し」を目指して』のご感想5 商業界編集長笹井様

2018-05-14 | 八方良しを目指して

 雑誌「商業界」編集長の笹井様が、『「八方良し」を目指して』を読んでくださり、ブログで紹介してくださいました。許可をいただきましたので、以下に全文転載します。

笹井清範の商人応援ブログ「本日開店」
2018年05月04日(金)
『八方良し』

八方良し――という思想があることを知りました。
先月訪れた山梨・甲府での取材で、以前に取材を通じて知り合った書店「春光堂書店」の宮川大輔さんを訪ね、そのとき奨められた一冊の本にありました。宮川さんは読書会をはじめさまざまなイベントと選書を通じて、山梨の人と人をつなぎ、文化を育む書店人です。


彼が差し出した本には『「八方良し」を目指して』とあります。
四六判の角背・溝付きの上製本、手貼りの外函、本文は活版印刷という丁寧なつくりの一冊です。
書き手は甲府市で日本の良品の販売を通じて、本物・良い物を永く丁寧に使う生活様式を提案する店「日本の匠と美ほさか」店主の保坂浩輝さん。
保坂さんは店のことは以前から知り、いつかお話を聞いてみたいと思っていた商人でした。

さっそく読み始めた本書の中に「八方良し」の思想がありました。
「私は、世界最高のMade in Japanを活かしていけば、『作り手』『使い手』『傅え手・繋ぎ手』『環境』『地域』『日本』『世界』『子ども=未来』、この八方、すべてのためにあると確信しています」(133ページ)

「売り手よし、買い手よし、世間よし」で知られるのは、ご存知のとおり、近江商人の商売訓「三方よし」ですが、保坂さんはその思想をさらに極めていらっしゃいます。
詳細はぜひ本書を手に取ってみてください。

売り手とはそれだけで成立しうる存在ではありません。
作り手がいなければ始まりませんし、買い手がいなければまた存在できません。誰の、どのような幸せを実現するために、何を作りまたは仕入れ、売るか――売り手にはこうした哲学がそもそも必要なはずです。

「売れるから」
「他店で売れ筋だから」

こうした考えだけではやっていけない時代の道行きは、もうずいぶんと進んでいます。
だから、買い手はあなたの店を選ぶ理由が見つけられません。
本書は、傅え手・売り手である商人が何のために商うのかを問う一冊です。

 商業界創立者、倉本長治はかつて商いの本来の役割をこう遺しました。
「商売は今日のものではない。
永遠もの、未来のものと考えていい。
人は今日よりもより良き未来に
生きねばならない」
そう、商いは現在につながる未来を良くするものではないでしょうか。

あなたの商いの哲学を教えてください。
そこには、自分の命を全うした後にもつながる未来はあるでしょうか。
保坂さんにじっくりとうかがってみたいテーマです。


https://ameblo.jp/19660726/entry-12373147912.html

 

 たくさんの商人をご存知の笹井様にこのようなご紹介をいただいたことは、本当に有難く嬉しいことで感激しました。出版して良かった。感謝です。


「天に選ばれし、名水の地。山梨。」 その8 政治家・行政の責任

2018-05-13 | その他(2021年6月19日以前)

 5月5日の記事で「誰も責任を取らない」、と書きました。
 原発事故で、家や仕事を失った人が沢山いらしたにもかかわらず、原発を推進してきた政治家や東電の役員などが私財を投げ打って保障したという話は聞きません。最低でも退職するまで減給したり、自宅を被害者に提供すべきだと思いますが、誰もしていないようです。それどころか東京電力自体も倒産することなく電氣代を値上げしながら営業を続けています。

 その一方、山梨では昨年12月6日に地元の「スーパーやまと」さんが倒産し、全店が突然閉鎖、山梨日日新聞の1面トップで報道されました。小林久社長は、家や車などの私財を処分し、従業員の方の給料などを支払いました。地域に多大な貢献してきた人が私財まで手放して責任を取っているのに、やらないほうが良いことをやって、国民に甚大な被害を与えた人達は責任を取らず、政治家や大企業はお咎め無しです
 どう考えてもおかしい、と思うは私だけでしょうか?

 リニアを強行することによる環境破壊や健康被害、トンネル内で地震や事故・トラブルが起きても乗務員がいないことで人命が失われた時、山梨・日本の宝である名水に悪影響がでた時に推進した政治家やJRの社長は責任を取るのでしょうか?取らないでしょう。
無責任体制であることもリニアを造らないほうがよい理由の一つです。そもそも責任を取る氣がない人が、国民に多大な影響を与える事業を推進する資格などありません。
(続く)


『「八方良し」を目指して』のご感想4 本物が日本を救う

2018-05-12 | 八方良しを目指して

 にれの木整体院長・点描画家 手塚茂仁様が、フェイスブックにとても嬉しい以下のような本の記事を書いてくださいました。(お名前・記事共に許可をいただき掲載しています)

『山梨にこんなお店があってよかった。
「日本の匠と美 ほさか」

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店主の保坂浩輝さんの著書
【「八方良し」を目指して 日本・山梨を元氣に】を拝読しました。
「日本の匠と美 ほさか」さんは、日本中の職人が作る本物だけを現地へ行って選りすぐって扱っている素晴らしいお店です。昨年から何度かお店にお邪魔することがあり、保坂さんはその度にそれぞれの品物がどんな物なのかを熱心に語って下さいました。

それぞれの品物に作り手の語り尽くせないストーリーがあって、それに惚れ込んでいるからこそこれだけ熱がこもるのだと深く感銘を受けました。

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店内はもちろんですが、ご著書にもやはり保坂さんの生き方や志が凝縮されていました。
あらゆる分野で偽物が増えてしまったこと。そして日本人の職人が作った本物を選択し身近に置くことが、結局は閉塞した日本や日本人を救うことに繋がること。
全ての日本人が学ぶべき(思い出すべき)本来の一つの生き方が示されていました。
ぜひ多くの方にお読みいただきたいと思い、ご紹介させて頂きました。

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少し前に、銀座の大きな商業施設に立ち寄りました。
目新しいものや美しいものが多くありましたが、そこに置かれている商品に惚れ込み、熱心に語ってくれる店員さんは一人もいませんでした。
「日本の匠と美 ほさか」さんは行くだけで楽しいお店です。使えば使うほどキレイになるお椀や、魔法のホウキ、本物の線香花火など目からウロコの品物ばかりです。大切な方への贈り物にもきっと喜ばれるでしょう。』


笹和紙シリーズ 母の日の贈り物4 

2018-05-11 | お勧め

 母の日が明後日13日に迫り、昨日も贈り物をお探しのお客様がいらっしゃいました。
5月8日に麻の日傘をご紹介しました。麻の品々は、夏に向けてストールや帽子・扇子なども母の日にお勧めしていますが、もうひとつ汗をかく季節に超お勧めの素材が「笹和紙」です。当店では数年前からご紹介していて、私もあらゆるアイテムを愛用させていただき、かつてない革命的な天然素材だと思っています。以下のように様々な良い点があります。

1 肌触りが良く氣持ちがいい
2 汗をかいてもサラサラで体も冷えにくい
3 丈夫で長持ち
4 ほとんどの品が洗濯機で洗える
5 紫外線(UV)をカット
6 天然で抗菌防臭作用
7 蒸れにくい
8 断熱性が高い
9 普通の糸と違い毛羽がなく、敏感肌の方にも最適
10 冬も温かく1年中使える

 一つひとつ解説していくと長くなるので別の機会にしますが、ご来店の際にはもちろん説明させていただきます。
実は、先日のこけ玉の写真にカーディガン・帽子写っていたのですが、他にもストール・Tシャツ・腹巻・フットカバー・靴下(5本指も)・アームカバー・手袋・バスマット・ボディタオルなど取り揃えています(冬はレッグウォーマーやルームブーツなども)。種類が色々あるので、ご予算に合わせて母の日の贈り物にお使いいただけると思います。


「本物の線香花火を知る(制作体験付)」のご感想

2018-05-10 | お客様の声

 昨夜(9日)開催した「本物の線香花火を知る(制作体験付)」は、大・大好評をいただき、無事に終了しました。
和火師の佐々木厳さん、ご参加の皆様、本当にありがとうございました。そして、佐々木さんや参加者の皆様が、とても喜んでくださったことが私も嬉しかったです。
大好評でしたし、今回都合が合わなかった方がいらしたため、第2回を6月20日(水)に開催することにしました。
https://www.facebook.com/events/230413334181092/

 簡単に見える線香花火作りがいかに難しいか、を体感され、最後は作った花火をやりました(写真)。当然、プロが作ったようにはいきませんが、皆さん笑顔で楽しんでいただきました。参加の皆様のご感想を紹介します。

「子どもの頃を思い出しました。伝統文化を守ることが大事だといつも思っているので、参加して本当に良かったです。ありがとうございました」

「思っていたより何十倍も楽しかったです。制作体験してみて、自分が不器用だと知りました(笑)。とても有意義で、たくさんの人に体験してもらいたいと思いました。ありがとうございました」

「今の世の中にありふれている物とは全然違う品だとわかりました。今までの物(外国製の線香花火)しか知らなかったのが恥ずかしく思いました。子ども達の世代にもいかに違うか知ってもらいたいし、すごいことだと伝えられれば、と思います。本当に来て良かったです」

「子どもの頃や幼馴染の顔を思い出し、今どうしているかな、なんて思いました。ほんわかした氣持ちになりました。ありがとうございました」

「ほさかさんの通信を見て、この企画に一瞬で行ってみたい!と思いました。職人さんがどんな思いで線香花火に向き合っているのかを知ることができましたし、ここまで極めるのはすごいと思いました。制作体験は集中して夢中になれて楽しかったです。」

「すごく楽しかったです。制作体験をしてみて何事も「最初が肝心」と思いました。今の時代は、当たり前が随分変わってしまって、私たちが本来持っていたものを取り戻したり、甦らせていかないと相当まずいな、と思いました。佐々木さん、素晴らしい!」

「伝統的なものに没頭し、集中して、手の感覚を感じたり、花火の原料に触れたり、瞑想のような状態になって心地良く楽しかったです。佐々木さんの作った線香花火のように、人生もピンとして生きていこうと思いました」

「子どもの頃が甦って懐かしくなりました。家にこもっていたので、久しぶりに大勢の方とお話しでき、嬉しかったです。ありがとうございました」

「もともと和のものが好きで、すごく良かったです。ありがとうございました」

 記者の方にも取材をしていただき、今朝の山梨日日新聞25面「中央道」に掲載されましたので、そちらもご覧ください。


こけ玉 母の日の贈り物3

2018-05-09 | お勧め

 新緑の季節に相応しいこけ玉が入荷しました。
 日本人は古来から五感で季節を感じてきました。から松草・にわふじ・くまやなぎ・かえで・つつじ・銀杏・山紅葉など、目で楽しんでいただけたら、と思います。
 こけ玉は、切花と違い長く楽しめるのと、こけと草花両方楽しめるのが良い点だと思います。

 母の日の贈り物にもお勧めです。


麻の日傘 母の日の贈り物2

2018-05-08 | お勧め

 今日は、「麻の日傘」をご紹介します。
 一般的な日傘は、紫外線(UV)はカットしても蒸れて暑くなってしまう日傘が多いようです。麻の日傘は通氣性が良く、蒸れることがありません
 そして、とても不思議なのですが、麻の日傘を体に近づけると冷氣を感じます。差していて涼しい日傘ということです。
 さらに化学染料は使わず、藍や柿渋で染めていますので見た目も涼やかです。
 もう1つ良い点は、軽いということです。重たいと長時間持っているのは大変ですが、軽ければ負担になりません。
毎年大好評をいただいているロングセラーです。


一番安く髪を美しく保つ方法 母の日の贈り物

2018-05-07 | お勧め

 今年の母の日は5月13日(日)です。
本日7日は休業ですが、明日8日(火)~13日(日)は休まず営業致します。
 毎年、母の日の贈り物お勧め品を様々取り揃えていますが、鉄板でお勧め、とても喜ばれるのが「つげのブラシ」です。「髪は女性の命」とも言われ、それほど髪で印象が変わる、ということでしょう。当店の「つげのブラシ」をお使いいただくのが、一番安く髪を美しく保つ方法だと思っています。
 特に普段プラスティックのブラシをお使いの方は、圧倒的な違いに驚かれます。まったく別物だと考えてください。プラスティックのブラシは、使う度に髪の毛がいっぱい抜けてしまいます。静電氣が原因で、枝毛・切れ毛も同じ原因です。毎日、自らご自分の髪をわざわざ傷めつけているのです。
つげのブラシに変えていただくと、その日から髪の毛がほとんど抜けなくなるので皆さん驚かれます。まさに「本物との出逢いで人生が変わる」瞬間で、「本物は人を幸せにする」のです。当店では、ブラシの見本をご用意していますので、お試しで使っていただくのですが、「ほんとに抜けないんですね!」とやはり驚かれます。
 また、髪がまとまり艶も良くなります。次元が違う世界最高品質の椿油がブラシにたっぷり滲みこませてあるからです。お二人以上でご来店の場合は、お互いに髪を梳かす前と使用後で見比べていただき、「ほんとだ、全然違う!」となります。ですから、ご来店後は綺麗になって皆さんお帰りになります(笑)。
 さらに頭皮のマッサージ効果があり単純に氣持ちがいいですし、頭皮の血流が良くなるとまた抜け毛が減り、一枚の皮で繋がっているお顔の美容効果もあると言われています。もちろん男性の薄毛対策にもお勧めですから、父の日にも「アリ」です。うちは父方・母方共に完璧な禿げ家系(父も両祖父共に髪がなかった)ですが、いい年のおじさんの私が毎日使って有効なことを証明しています(笑)。
 昔は「つげの櫛」を皆使っていましたが、日本髪ではない現代の髪形にはブラシがお勧めです。万一の時もブラシですと修理ができ、一生物ではなく代々使える「代々物」ですから孫子の代までお使いいただければ、世界最高の逸品が1日1円もかからずに使えるという超激安品です。制作している工房も何度か訪ねていますが、大変な手間をかけて丁寧に制作されていますから、その意味でも本当に激安だと思います。
 毎日、髪を傷めるブラシを何十年も使うのと、髪に良いブラシを何十年も使うのでは、将来圧倒的な差がつきます。どちらが良いかは明白です。
 おさらいしますと
1 抜け毛・切れ毛・枝毛の解消に
2 髪がまとまる
3 艶が良くなる
4 マッサージ効果
5 美容効果
6 薄毛対策
7 万一の時も修理可能な代々物
8 激安
 何か使わない理由があるでしょうか?というくらいの鉄板商品で、当然ですがお客様の満足度抜群です。
日本中でこのブラシを使えば、日本人の髪は劇的に美しくなり、世界から羨ましがられることになるでしょう。微力ですが、当店では「日本人の髪を世界一美しくする計画」を密かに実施し続けているのです。


「天に選ばれし、名水の地。山梨。」 その7 日本の悪い点

2018-05-06 | その他(2021年6月19日以前)

 日本の悪い点の一つは、「一度決めると社会状況や事情が変化しても、計画を止めたり変更せずに突き進むこと」だと思っています。駄目だとわかったら最後までやりきるよりも、途中でもやめたほうが被害が少なくて済みます。
 リニアも計画当初は夢の超特急だったかもしれませんが、今では環境破壊や健康被害、万が一の時の安全面(人命にかかわる)での問題などの不利益(デメリット)が非常に大きいことが判明し、対してメリットは利権がある人だけで国民・県民にとっては非常に小さいわけですから、強行する理由が見当たりません。最早リニアは「時代遅れ」です。
 
 日本では、一部の人(利権をもっている人・組織や富裕層)だけに都合が良い政策がずっと続いています。これも悪い点で、格差の拡大や子どもの貧困問題を生む原因ではないでしょうか。
 
 また「実施する前に利益を誇大に宣伝し、できてみたら利益がほとんどないばかりか、逆に負担になる」のも住基ネットや箱物行政などでいつもの光景で、これも日本の悪い点です。リニアに関しても、山梨県が夢のようなメリットばかりを羅列し一切デメリットを載せない冊子を制作、しかも全小学校で配るという、とんでもないことを行い問題になっています。

 ただ、「何故このような不思議な政策が推し進められるのか」ということを突き詰めていくと、政治家・政党うんぬんではなく『「八方良し」を目指して』に書いた日本が置かれた状況に突き当たります。(続く)

「天に選ばれし、名水の地。山梨。」 その6 余計なことをやめよう

2018-05-05 | その他(2021年6月19日以前)

 リニア・メガソーラーに限らず、原発再稼働・消費税の増税など国・地域共に政治や行政で、やらないほうがよいことをわざわざお金や人・時間をかけてやっていることがあまりにも多過ぎます(リニア・原発共に民間の事業ですが国策)
 例えば、山梨県北杜市明野町の最終処分場は、地元の反対運動を押し切って強行されましたが、結果は施設を閉鎖するたけではなく莫大な赤字が県民負担となりました。やる前から想定されていたことです。原発事故の後始末も国民負担。リニアもそうなるでしょう。
 原発に関しては、事故により人が住めない地域ができてしまいました。他国に侵略されたわけでもないのに大切な国土を失い、海・河川や生態系・農作物や魚介類などにも甚大な悪影響を与え、私たちや子孫の命や健康を脅かす最悪の結果となりました。
にもかかわらず、誰も責任を取りません。それどころか、電氣は足りているのに再稼働を推し進める。ここまでくると狂氣と言わざるをえません。
 
これらをやめれば私たちの負担は減り、地域や国は本当に必要なことにお金を使えるようになりますから、ぜひとも止めてほしいと思います。(続く)

「天に選ばれし、名水の地。山梨。」 その5 典型的な縦割り行政

2018-05-04 | その他(2021年6月19日以前)

 山梨県森林環境部では、世界最高級の山梨の水を保全する活動・ブランド化や世界へ宣伝・売り込みを進めていて、とても素晴らしいことですが、なぜか山梨県は同時にリニアを推進し、メガソーラーを止めようとしません。これはまったく相反する政策です。4月25日の記事でご紹介した関谷さんは朝会ではお立場上言えなかったと思いますが、リニアの工事により水枯れなど水の環境被害が実際に起きていますし、森林を切り開き除草剤を撒いてメガソーラーを設置することが水に大変な悪影響を与える自殺行為であるのは素人でもわかることです。

 4月27日の記事で「自ら宝を破壊するような施策を国や県・市町村が進めていること」と書きました。
 一方で保全しようと言いながら、一方で破壊行為を進める、という典型的な縦割り行政の悪例で、日本・山梨の自然を愛する日本人・山梨県民の一人として非常に残念なことだと言わざるをえませんし、森林環境部の方々は表では言えないでしょうが、「なんてことをしてくれるんだ」というのが本音だと思います。リニアやメガソーラーを止めようとする政治家がほとんど見当たらないことも残念で、まさに「長い物に巻かれる」という言葉がピッタリかと思います。

 明日5月5日は「子どもの日」ですが、リニア・メガソーラー・原発は、私たちの子孫から「なんて余計なことをしてくれたんだ。あの時代の人達は」となるのは明白だと私は考えています。山梨の水や自然は、世界的にも最高の価値を誇る観光資源でもあり、日本酒造りを始め蕎麦など各種の食べ物や果物にとっても大切なものです。
祖先・先人が、ここまで繋いで残してくれた日本・山梨の宝を破壊するだけではなく、負の遺産を子ども達に残して良いのでしょうか?
(続く)


本を販売してくださる「朗月堂書店」さん

2018-05-03 | 八方良しを目指して

 山梨県民なら知らない人はいないのではないか、という「朗月堂書店」さん。
なんと、創業は明治35年(1902年)で100年以上続いているすごい本屋さんです。うちから自転車で行ける距離で、中学や高校時代にもよく本を買いに行きましたので、自分の本を置いていただけるのは、感慨深くもあり不思議な感じもします。今月リニューアルをなさるようです。

 社長の須藤さんは、山梨県社会教育課・県立図書館・県内の書店が協力して行っている「やまなし読書活動促進事業」
https://www.facebook.com/%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%97%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E6%B4%BB%E5%8B%95%E4%BF%83%E9%80%B2%E4%BA%8B%E6%A5%AD-%E5%AE%9F%E8%A1%8C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A-1491262221098759/
も推進されています。北方謙三さんなども招かれていて、その回には私も参加させていただき、素晴らしい企画だと思いました。

 春光堂書店さんと同じく、祖父の本「保坂耕人全歌集」・父の第二作品集「自在の竹 保坂紀夫の造形」も置いてくださっていますので、『「八方良し」を目指して』と3冊併せてご覧いただけます。
 おかげさまで春光堂書店さんに最初に収めた5冊は売れたということで追加で納品しました。地元の書店で取り扱ってくださるのは、本当に有難く嬉しいことです。

朗月堂書店さん 甲府市貢川本町13-6 http://www.rogetsudo.co.jp/


2018年版の線香花火「結」

2018-05-02 | お勧め

 有難いことに当店は37年目の営業に突入しました。36周年の昨日は、お花を持ってきてくださるお客様もいらして感激しました。

 5月より、佐々木厳さんの2018年版の線香花火「結」の販売を開始しました!
今年の「結」の店頭での販売は、世界中で当店と夏季限定で開館の保坂紀夫・竹の造形美術館のみとなります。遠方の方には発送できます。昨年と価格は同じですが、さらに手間をかけて、より綺麗に光るように進化したということです。
慶弔の引出物や記念品にもぜひご利用ください。

 以下の5月9日の企画「本物の線香花火を知る(制作体験付)」は、フェイスブック以外からのお申込みが多く、残り2名様のみ受付可能ですので、参加ご希望の方は早めにお申込みください。
https://www.facebook.com/events/1979839225611715/


おかげさまで36周年

2018-05-01 | 店のこと

 当店は、本日平成30年5月1日で36周年となりました。
 これもひとえに、お客様や職人さん作家さん、他にも関わってくださるすべての方々のおかげです。本当にありがとうございます。36年前に住宅街の民家の8畳一間から始めた個人商店が、一切補助金なども受けたこともなく、今日まで続いているというのは「奇跡」と言えるかもしれません。

 思えばこの3年ほどは激動の期間でした。
 2年8ヶ月前の平成27年9月に33年目にして店名を「ライブ工房ホサカ」から「日本の匠と美 ほさか」に変更。その告知のため、「清水の舞台から飛び降りて」山梨日日新聞に広告を掲載していただきました。
 平成28年は災難が続き、ただでさえショックを受けていた状態で、8月に元店長で母の保坂英美子が何の前触れも無く亡くなり、トドメを刺されました。突然親を亡くすのは、これほどまでに辛いことかと身に沁みました。精神的に参ってしまい、自分でも信じられないようなミスをすることも何度かありました。
 平成29年に年が変わり、なんとか立ち直りつつありましたが、今度は元代表で竹の造形作家でもあった父・保坂紀夫が9月に亡くなり、約3ヶ月間ほとんど営業ができない状態になりました。同年12月中旬から今年の3月までは2度の確定申告など、期限が決まっていることが続いて締切に追われた上に、他にも諸々重なったため綱渡りの日々でした。

 こんな状態で色々と行き届かない点やご無礼などもあったと思いますし、ご迷惑をおかけした方々にはお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした。母の死後、営業日も不定で休業日も多い我儘な店でも温かく接してくださる皆様に本当に感謝しております。重ねて御礼を申し上げます。ありがとうございます。

 まだまだ母の3回忌・父の1周忌なども含め、やることは山積みで落ち着くのは当分先になると思いますが、最大の難関は過ぎたので無理をしないようにひとつひとつやっていくつもりです。
微力ではありますが、今後も日本・山梨を元氣にしていけるよう志事を続けてまいりますので、これからもよろしくお願いいたします。

 日本の匠と美ほさか 店主 保坂浩輝

※5月の休業日 3~5・7・14~16・19~21・27~29日
(5月6日は営業しますが12時30分~の営業となります)

休業日はホームページでもお知らせしています。
http://www.hosaka-n.jp/


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