畑見学・農業ボードゲーム・パフェ作り

2025-07-07 | 八方良しを目指して

七夕の日に、ほんもの寺子親の授業で農家さんにご指導をいただきました。
先生は、自ら収穫した果物を使い、週に1回土曜日だけパフェのお店をなさっているCASA FRUTTA(7月のみ日曜日も営業)古谷さんご夫妻で、農業ボードゲームもお作りになった凄い方です。

授業は、シャインマスカットの畑見学、農業ボードゲーム、パフェ作り、作ったパフェ試食、という充実した素晴らしい内容でした。

農作業の企画は、田んぼであれば、「田植え」と「収穫」というおいしいところや一部しか体験しないことが多いと思います(ほんもの寺子屋では、「田植え」と「収穫」の間も田んぼの授業を行います)が、葡萄作りにも様々な工程があり、最初から最後までゲームの中で学べるようになっています。葡萄作りだけではなく、どのように経営するか、も考えるように作られています。

義務教育の学びは、多くが答えは決まっていて、その答えを答えられた人が優秀で頭が良いという評価を受けますが、実社会は、答えがない事だらけで、自分の頭でどうしたら良いか考え、実行することが必要です。
ほんもの寺子屋は、詰め込み暗記ではなく、「自分の頭で考える」ことを重視していますので、方針にぴったりのゲームです。

畑も映像で見るのと実際に生で実物を見るのでは、雲泥の差があります。
実物を見た後、ゲームをする前にも工程の説明をしていただいたので、理解しやすく、頭に入ってきました。
土づくりに必要なものは?」などの質問もしていただき、元素記号N・P・Kのことも教えていただきました。

ゲームでは、2人組になって得点を競いました。
高い得点を得るには、何を選択するか?子ども達は頭をひねっていました。
時間の関係で3年分で終了しましたが、もっと長くやると色々な施策ができるのでさらに面白いでしょう。

ゲーム終了後は、お楽しみのパフェ作り。古谷さんにお手本を作っていただき、生徒はそれを見た後に、思い思いにパフェを作りました。そして、実食!私の分も生徒が作ってくれました。こだわりの素材を使っているから、美味しい!

生徒からは、ゲームについては、「戦略が難しい」「頭を使いました」「やらない判断も考えないと」「勝てなくて悔しかった」「楽しかった」など、パフェについては「美味しかった」「最高!」などの感想がありました。とても良い学び・経験・体験になったと思います。

最後に古谷さんご夫妻から
「私達も良い経験になったし、皆さんが農業に触れる機会を作れて良かった。皆、良い顔になっていた」
「考えることが大切。間違っても失敗しても良いから、自分なりの答えを出す、ということ。やり続けることが大切」
「ほんもの寺子屋の生徒は、素直で型にはまっていないのが良い。個性を持ち続け、表現してほしい」
など、とても有難いお言葉をいただきました。

古谷さんご夫妻に大変お世話になった1日でした。
地域の大人が、子ども達のために一肌脱いで協力してくださる。本当に有難いことです。
ご夫妻に心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました!






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