著者の大西さんとは、2014年に初めてお会いしました。
当時はまだ今のように名が知られていない時期でしたが、「希望」という自費出版の本を出されていて、日本の財政について、とても重要な発信をされていたからです。直接色々お話をして、私は初体面の大西さんに言いました。「大西さんが影響力を持つようになったら、〇されますよ」と。
私も感染騒動の最中は、多くの方から身の危険をご心配いただきました。命懸けで行動しているという点、日本人が真面目に働いても生活が苦しくなるばかりで、それをなんとかしたい、という思いもまったく同じで、私の甲府店でお話会をしたこともありました。
ただ、方法論は違いましたし、意見が違う部分もあります。
私は、大西さんとは違う「日本を救う具体的な方法」を傳え続けています。
しかし、最新刊を拝読し、ここにきて一致した点が多くあることがわかりました。
今年の「八方良しを目指して」の講演会で強調していますが、重要なのは、現状を作ったのは、私達=私やあなた、ということです。政治家や他人がどうのこうの、ではなく、私達自身です。
「正しい認識・判断」ができていない、「自覚」と「覚悟」が無い。その結果が「今」であり、適切な判断、行動、選択、お金の使い方、ができていれば、今のようにはなっていません。例えば、「日本を守れ」「保守」と言っている人が、日本を壊すお金の使い方=真逆のことをしているのです。
そのつけは、未来=子ども達にいきます。
私の長年の活動や日常の暮らし方はすべて、私達の生活や子ども達・日本を守り、より良い社会を次世代に繋いでいくために行っています。
大西さんのご著書を紹介していきましょう。
内容に賛同する、しないは別として、日本人であれば、読むことをお勧めします。最下部で動画もご紹介するので、ぜひご覧ください。
消費税は廃止が当然で、「財源が無い」などというのは根本的に的外れであることもご理解いただけると思います。
上巻
「借金まみれなのは日本政府であり、日本国ではない」
「政府の借金、過去最大の1276兆円、国民の資産一人あたり1000万円以上が正解」(※注 いつも国民の借金一人あたり、と報道される)
「政府の借金=国民の資産であって、皆さんが返さなければいけないものではない」
「何もしないことのリスクには思い及ばない」
「日本はいまだに占領され続けていて、赤字補填に世界一貢献する植民地として使われている」
「我々の国は我々のものではなくなり、いくら給料が安くても、真面目に頑張って働き続ける便利な小作人になり下がる。今まさに起きていることであり、無自覚でいると、これからさらに進みそうな、日本の行く末」
「財政再建は自殺行為」
「政府の借金を税金で返すなどという選択肢は、今や全く存在しない」
「日本の国債で発生する利払いは30年間で300兆を超える。国民が税金で払い、金融資本家、そのうち3割は外国人株主に流れ続けている」
「軍需産業や医療産業に投資して利益をあげたい株主たちが、マスコミの株も持っている」
「政府が国債を発行しなくなったらそうなるか?金貸し屋は儲ける手段を失う。だからMMT(現代貨幣理論)が必要」
「子どもたちの教育も、従順な労働者を作るロボット生産となり、彼らの無限の可能性を潰している」
「日本が世界一の対外純資産国であることすら知らない人が大多数」
「我々は自分達の国を望む形にできているだろうか?もしそうでないなら、それは間違いなく我々のせいだ。我々が望みを主張せず、行動せず、下手をすると、その意志すら明確に持たずに生きてきた結果」
「選択肢を誰かが与えてくれると思ったら大間違いだ。その依存心が今の状況を作っている」
「我々自身の生き方、あり方はまだ、今ここにある。それを我々一人一人がどうするか、あなたが今、どうするかが肝心」
「我々はあまりにも自然から離れ過ぎた。本来の日本は、もっと自然と共生していたはずだ」
「極端な事なかれ主義に走っている」
「この数十年間、かつてこの国にあった多くの大事なものが失われてきた。1次産業のような本質的な価値を作る大事な業から、地域その他の各種コミュニティ、商店街などの社会インフラ、核家族化による世代を超えた交流、祭りなどの伝統行事や伝統文化・工芸・芸能や習慣、ライフスタイルなど、失くしてしまったものの大きさは計り知れない」
「我々はかつて、江戸時代までは完全に循環する社会を作っていた」
「世界で最も多く戦争をしている国に、無批判につきあっている罪は重い。その戦費を世界で最も多く貸し、世界で2番目に多い基地を提供しているのが日本。それで平和国家などという嘘はあまりにも恥ずかしい」
「我々が従属し続けることにより、病気や自殺による死者がどれだけ増えているか」
下巻
「支配はまず依存ありき」
「そもそも不安の原因が自分にあることに気づいていない」
「平均的であることにも救いはない」
「どこまで行っても人の気持ちはわからないし、わかろうとすること自体、傲慢とも言える」
「あまりに死を遠ざけ過ぎたが故に、生が色褪せてしまっている。まるで死なないために生きているかのようだ」
「何のために生きるかが決まれば、自分の限られた命をそこにかけられるが、死なないために生きれば、何にも命をかけられない。それは何のための命か?」
「自分のお金を投資で増やそうとする行為は、自分と同じような労働者から、上前をはねようとする行為に他ならない。一人一人のその考え方が、資本主義を怪物化し、今も格差を拡大し続けている」
「誰かの労働の上前をはねるのではなく、自分で働いて増やせばいい」
「全員が投資で生活しようとすれば、何も生産しない国になる。おかしいと思ったらまず、自分はやらないと決めること」
「今の金融システムにおいて、お金が回るスピードがとても重要」
「みんなの意識が変われば、今のお金の発行の仕組みの中でも、現象は大きく変わる」
「自分が自分のままでいいと思えない個人は、あらゆる人との関係性も難しくなる」
「何の信念も持たずに生きている人たちの方が、「世間教」という宗教に洗脳された信者に見える」
「自分を、そして相手をそのままで完璧と思えるかどうか」
「何でも子どもの言いなりになれば、子どもは親をコントロールできると勘違いする。その結果、親以外との関係性においても、他人をコントロールできると思い込む」
「親が子どもに制約を課すことは、親の自由としてあり得る。例えば、門限は何時とか、スマホは絶対に買わないとか、親の確固たるポリシーに基づく制約は、何ら子どもの自由を奪うことにはならない。それは「環境作り」であって、それと恣意的に子どもをコントロールすることは違う」
「家庭においても、親が権力者だと考えるとわかりやすい。ルールを決めることは親の自由だが、それをきちんと子どもに認識させることが大事だ。納得しなくても、それは構わない。家庭は民主主義ではない。親が権力者であって、革命は起こせない。ただし、明文化までする必要はないが、一貫性が大事だ。「俺がルールブック」でもいいが、その俺のルールが一貫していないと、子どもはそれを認識できず、勝手きままな人治国家と同じになる。だが、一貫していれば、その親を変えられない他者として認識し、その中でどうするかは自分で決められる。それが本当の自由だ」
「子どもに投資を教えるなど、盗みを教えるようなもの」
「教えるなら、自分に投資して、自分で価値を生み出して、それでお金を得ることを教えた方がいい」
「小遣いなど与えず、必要なものは買って与える」
「買わない理由は「お金がない」ではなく、単に「買わない」とか「必要ない」で十分」
「死から目を背けて見えなくなるのは、生そのもの。死があるから生が輝く。限られた命だからこそ、それを何かのために使おうとするのだ」
「お金のために人生の大半を使い、死なないために、死んだように生きる人たちが大量発生する。今がまさにそうではないか。我々はそれで本当に幸せか?」
「ホピ族の長老も言っていた通り、「命を大事にしすぎることほど愚かなことはない」のだ」
「命は使うものである」
「覚悟を持って自分を生きなければ、死なないために、死んだように生きることになる」
「我々には皆、一人一人、大きな力がある」
「今こそ我々は、自分の命の使い途を決め、心のままに生きるべき時ではないか」
ーーー
下巻の締めは、私が約28年前に作った詩でした。
「心のままに」
https://www.youtube.com/watch?v=oiQONwSNqXw
大西さんの特別講義(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=2BmGkppdzvk
当時はまだ今のように名が知られていない時期でしたが、「希望」という自費出版の本を出されていて、日本の財政について、とても重要な発信をされていたからです。直接色々お話をして、私は初体面の大西さんに言いました。「大西さんが影響力を持つようになったら、〇されますよ」と。
私も感染騒動の最中は、多くの方から身の危険をご心配いただきました。命懸けで行動しているという点、日本人が真面目に働いても生活が苦しくなるばかりで、それをなんとかしたい、という思いもまったく同じで、私の甲府店でお話会をしたこともありました。
ただ、方法論は違いましたし、意見が違う部分もあります。
私は、大西さんとは違う「日本を救う具体的な方法」を傳え続けています。
しかし、最新刊を拝読し、ここにきて一致した点が多くあることがわかりました。
今年の「八方良しを目指して」の講演会で強調していますが、重要なのは、現状を作ったのは、私達=私やあなた、ということです。政治家や他人がどうのこうの、ではなく、私達自身です。
「正しい認識・判断」ができていない、「自覚」と「覚悟」が無い。その結果が「今」であり、適切な判断、行動、選択、お金の使い方、ができていれば、今のようにはなっていません。例えば、「日本を守れ」「保守」と言っている人が、日本を壊すお金の使い方=真逆のことをしているのです。
そのつけは、未来=子ども達にいきます。
私の長年の活動や日常の暮らし方はすべて、私達の生活や子ども達・日本を守り、より良い社会を次世代に繋いでいくために行っています。
大西さんのご著書を紹介していきましょう。
内容に賛同する、しないは別として、日本人であれば、読むことをお勧めします。最下部で動画もご紹介するので、ぜひご覧ください。
消費税は廃止が当然で、「財源が無い」などというのは根本的に的外れであることもご理解いただけると思います。
上巻
「借金まみれなのは日本政府であり、日本国ではない」
「政府の借金、過去最大の1276兆円、国民の資産一人あたり1000万円以上が正解」(※注 いつも国民の借金一人あたり、と報道される)
「政府の借金=国民の資産であって、皆さんが返さなければいけないものではない」
「何もしないことのリスクには思い及ばない」
「日本はいまだに占領され続けていて、赤字補填に世界一貢献する植民地として使われている」
「我々の国は我々のものではなくなり、いくら給料が安くても、真面目に頑張って働き続ける便利な小作人になり下がる。今まさに起きていることであり、無自覚でいると、これからさらに進みそうな、日本の行く末」
「財政再建は自殺行為」
「政府の借金を税金で返すなどという選択肢は、今や全く存在しない」
「日本の国債で発生する利払いは30年間で300兆を超える。国民が税金で払い、金融資本家、そのうち3割は外国人株主に流れ続けている」
「軍需産業や医療産業に投資して利益をあげたい株主たちが、マスコミの株も持っている」
「政府が国債を発行しなくなったらそうなるか?金貸し屋は儲ける手段を失う。だからMMT(現代貨幣理論)が必要」
「子どもたちの教育も、従順な労働者を作るロボット生産となり、彼らの無限の可能性を潰している」
「日本が世界一の対外純資産国であることすら知らない人が大多数」
「我々は自分達の国を望む形にできているだろうか?もしそうでないなら、それは間違いなく我々のせいだ。我々が望みを主張せず、行動せず、下手をすると、その意志すら明確に持たずに生きてきた結果」
「選択肢を誰かが与えてくれると思ったら大間違いだ。その依存心が今の状況を作っている」
「我々自身の生き方、あり方はまだ、今ここにある。それを我々一人一人がどうするか、あなたが今、どうするかが肝心」
「我々はあまりにも自然から離れ過ぎた。本来の日本は、もっと自然と共生していたはずだ」
「極端な事なかれ主義に走っている」
「この数十年間、かつてこの国にあった多くの大事なものが失われてきた。1次産業のような本質的な価値を作る大事な業から、地域その他の各種コミュニティ、商店街などの社会インフラ、核家族化による世代を超えた交流、祭りなどの伝統行事や伝統文化・工芸・芸能や習慣、ライフスタイルなど、失くしてしまったものの大きさは計り知れない」
「我々はかつて、江戸時代までは完全に循環する社会を作っていた」
「世界で最も多く戦争をしている国に、無批判につきあっている罪は重い。その戦費を世界で最も多く貸し、世界で2番目に多い基地を提供しているのが日本。それで平和国家などという嘘はあまりにも恥ずかしい」
「我々が従属し続けることにより、病気や自殺による死者がどれだけ増えているか」
下巻
「支配はまず依存ありき」
「そもそも不安の原因が自分にあることに気づいていない」
「平均的であることにも救いはない」
「どこまで行っても人の気持ちはわからないし、わかろうとすること自体、傲慢とも言える」
「あまりに死を遠ざけ過ぎたが故に、生が色褪せてしまっている。まるで死なないために生きているかのようだ」
「何のために生きるかが決まれば、自分の限られた命をそこにかけられるが、死なないために生きれば、何にも命をかけられない。それは何のための命か?」
「自分のお金を投資で増やそうとする行為は、自分と同じような労働者から、上前をはねようとする行為に他ならない。一人一人のその考え方が、資本主義を怪物化し、今も格差を拡大し続けている」
「誰かの労働の上前をはねるのではなく、自分で働いて増やせばいい」
「全員が投資で生活しようとすれば、何も生産しない国になる。おかしいと思ったらまず、自分はやらないと決めること」
「今の金融システムにおいて、お金が回るスピードがとても重要」
「みんなの意識が変われば、今のお金の発行の仕組みの中でも、現象は大きく変わる」
「自分が自分のままでいいと思えない個人は、あらゆる人との関係性も難しくなる」
「何の信念も持たずに生きている人たちの方が、「世間教」という宗教に洗脳された信者に見える」
「自分を、そして相手をそのままで完璧と思えるかどうか」
「何でも子どもの言いなりになれば、子どもは親をコントロールできると勘違いする。その結果、親以外との関係性においても、他人をコントロールできると思い込む」
「親が子どもに制約を課すことは、親の自由としてあり得る。例えば、門限は何時とか、スマホは絶対に買わないとか、親の確固たるポリシーに基づく制約は、何ら子どもの自由を奪うことにはならない。それは「環境作り」であって、それと恣意的に子どもをコントロールすることは違う」
「家庭においても、親が権力者だと考えるとわかりやすい。ルールを決めることは親の自由だが、それをきちんと子どもに認識させることが大事だ。納得しなくても、それは構わない。家庭は民主主義ではない。親が権力者であって、革命は起こせない。ただし、明文化までする必要はないが、一貫性が大事だ。「俺がルールブック」でもいいが、その俺のルールが一貫していないと、子どもはそれを認識できず、勝手きままな人治国家と同じになる。だが、一貫していれば、その親を変えられない他者として認識し、その中でどうするかは自分で決められる。それが本当の自由だ」
「子どもに投資を教えるなど、盗みを教えるようなもの」
「教えるなら、自分に投資して、自分で価値を生み出して、それでお金を得ることを教えた方がいい」
「小遣いなど与えず、必要なものは買って与える」
「買わない理由は「お金がない」ではなく、単に「買わない」とか「必要ない」で十分」
「死から目を背けて見えなくなるのは、生そのもの。死があるから生が輝く。限られた命だからこそ、それを何かのために使おうとするのだ」
「お金のために人生の大半を使い、死なないために、死んだように生きる人たちが大量発生する。今がまさにそうではないか。我々はそれで本当に幸せか?」
「ホピ族の長老も言っていた通り、「命を大事にしすぎることほど愚かなことはない」のだ」
「命は使うものである」
「覚悟を持って自分を生きなければ、死なないために、死んだように生きることになる」
「我々には皆、一人一人、大きな力がある」
「今こそ我々は、自分の命の使い途を決め、心のままに生きるべき時ではないか」
ーーー
下巻の締めは、私が約28年前に作った詩でした。
「心のままに」
https://www.youtube.com/watch?v=oiQONwSNqXw
大西さんの特別講義(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=2BmGkppdzvk