私は何年も前の通信に、｢伝統･歴史はお金で買えないからこそ価値がある。アメリカは建国200年で、どんなにお金を出しても建国2000年にはできない。日本の伝統･歴史は宝である｣という趣旨のことを書きました。

　｢10年やって本物、20年やって敵がいなくなり、30年やって歴史に残る｣
というお話も伺ったことがありますし、
　絵本作家、お笑い芸人の西野亮廣(にしの あきひろ)さんも以下のように書いています。
｢クオリティーはお金で買えますが、文化や歴史や物語といった【時間の経過】は買うことができません｣

　先日いらしたお客様が、
『｢ほさか｣さんは、お父さんお母さんからのお店で、そんじょそこらのお店とは違います』
と仰ってくださいました。
　私は、東京でサラリーマンをしていましたが、辞めて地方にある店を継ぎました。
今は子どもがいても親の志事を継がない人が多いようですが、私は継いで本当に良かったと思います。今は創業から38年目ですが、30年を超えてから、特に店に歴史があることがどれだけ有難いことか、をひしひしと感じています。
　両親が続けて亡くなり、今のような特殊な営業形態にしても成り立っているのは長年継続してきたからだと思っています。とても有難いことです。
私が店に入る前の10年。創業からの10年間が一番大変だったと思いますし、この10年が大きいのです。両親に感謝です。

　蛇足ですが、東京でサラリーマンを続けていたら、ストレスで禿げ家系の私はとっくに禿げていただろうと思うのです。禿げ防止効果どころか、髪が増えた人までいる世界に誇る逸品、｢つげのブラシ｣に出逢うこともなかったでしょうから(つげのブラシの取扱いを始めたのは、私が店に入ってから品物に出逢い、職人さんにお願いしました)。
(つづく)

　保坂紀夫･竹の造形美術館(日本の匠と美ほさか 八ヶ岳店)では、開館以来、固定電話の番号を使用し、一昨年からは携帯の番号も併用していましたが、現在は夏季約1ヶ月のみの営業ということもあり、この度、固定電話の番号を廃止し、携帯電話1本に統一させていただくことになりました。
今後、竹の造形美術館のご予約･お問い合わせは、070-5013-1934 保坂までお願い致します。

　昨日26日に｢伝統の技と現代家具展｣が、本日27日に9月の営業が終了しました。
家具展、今月にご来店･お買物いただいた皆様、ありがとうございました。
今年も囲炉裏テーブル･０円暖房の椅子･奇跡のベッドなど革命的な家具は大好評でした。やはり、｢本物は強い｣です。

　9月は、大阪･広島の講演、保坂家三世代展、家具展、消費税増税への準備など、とても慌ただしい1ヶ月となりました。
消費税増税については大反対で、消費税は廃止か少なくとも５％以下にするべきで、複数税率はさらに最悪の仕組みだと考えています。
明日~10月1日までは休業ですが、10月以降の店の会計時のことでわかっていないことを調べたりしないといけません。はっきりしたら、ご報告します。

　早いもので、｢伝統の技と現代家具展｣も今日明日の2日間のみとなりました。
長年開催している家具展で、囲炉裏テーブル･椅子･ベンチは当初からずっと大人氣です。
ここで、素晴らしさを書き連ねることもできますが、先日のお客様も仰っていたように、どれほど良くて素晴らしいかは体感しないとわかりません。いつも言うように｢未体験のことは正しく想像できない｣のです。
ぜひギャラリーで実際に触れてみてください。既存のテーブルや椅子とはまったくの別物ということ、｢革命的な家具｣という意味がご理解いただけると思います。
｢こんなに良いモノだとは思わなかった｣というご感想をたくさんいただいています。

　昨日は、｢伝統の技と現代家具展｣に以前テーブルや椅子･ベッドをお買上げいただいたお客様が2組お見えになりました。
　一人の方は南アルプス市の方で、｢思い切って買って良かったです｣と笑顔で言ってくださり、追加の家具のご注文をいただきました。とても満足されていて、嬉しかったです。
もう一組はご夫婦で、お嬢様は20代だと思いますが、｢娘もとても氣に入っています。ベッドはぐっすり眠れるようになったし、この良さは使ってみないとわからないよね｣と仰っていました。丁度その時に、ベッドを検討していた別のお客様にも、｢ほんとにいいですよ～｣と勧めてくださいました。
　傳え手･繋ぎ手の志事をしていて一番嬉しいのは、購入してくださった方が品物や作品を使ったり飾ったりした後に喜んでいただけることです。今回の2組の方も、お勧めした家具を使っていただくことにより、毎日の生活が確実に変わって笑顔になっていただけた。最高に嬉しいことです。
　この志事をさせてもらえていること、本当に有難く、幸せなことだと思っています。

　昨日は仏壇のことを書きましたが、シンプルでモダンなデザイン、コンパクトで壁にも掛けられ、置くこともできる神棚も好評です。大きさもデザインも種類がありますので、家具展でご覧ください。

　本日20日～26日(木)、当店2階ギャラリーで開催中の
｢第14回伝統の技と現代家具展｣
の広告が、昨日19日の山梨日日新聞13面に掲載されました(写真)。
営業再開初日、無事に終えてホッとしているところです。

　本日16日にて、4日間の｢保坂家三世代展｣が終了しました。
　2日目の夕方に体調を崩しましたが、その他は無事に終えることができ、主催の市立図書館さんやお越しいただいた皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。3世代の展示会を企画していただけるという家族も例がないと思いますので、有難く幸せなことだと思います。
　今回、三世代展を展示して思ったのは、父･保坂紀夫の作品は夏限定ではあるものの、｢保坂紀夫･竹の造形美術館｣でご覧いただけますが、祖父･保坂耕人にまつわるものは、本をお求めいただく以外はご覧いただける場所や機会がありませんので、今後は少しでもどこかで見ていただけるようにしていきたいと思いました。
　かつて甲府市立図書館の館長をなさっていた方からは、｢耕人先生は、山梨県立文学館に常設コーナーを設けてしかるべき業績を残した歌人だと思います｣と仰ってくださったので、そうなると理想的なのですが。

　それと、三世代展の初日の講演会で話したのは、耕人･紀夫･浩輝が各々の活動をできたのは、保坂英美子のお蔭だということです。
表に出るのは男達ですが、蔭で3世代の男を支える嫁･妻･母･店の志事を同時にこなした保坂英美子の働きなくして、3人の男は何も為しえず、今回の｢保坂家三世代展｣も無かったでしょう。
　改めて、母･保坂英美子に大感謝ですし、働かせすぎてしまい申し訳なかった、と思うのです。

割れることがないのも良いですね。
ちなみに私の｢マイぐい呑｣は、銅に錫引きしたものです。

※写真は錫のフリーカップです。ビールや焼酎などにお勧めです。

　昨日の大阪に続き、連日の広島講演も無事に終わりました。
主に北広島の地域の方々が集まってくださり満員御礼で、大感謝です。
北広島、初めて来ましたが、遠かった(笑)です。
こちらもまた改めて書きます。

　今日は、3年振りの大阪府枚方市での講演会でした。お世話になった皆様、ありがとうございました。
　3年前に大阪で講演会をした直後に母が急死、その1年後に父が亡くなり、昨年までの2年間は山梨県外での講演をする余裕がありませんでした。そう思うと、母がいなくなってからそれなりの月日が経ったのだ、と改めて思いました。
　明日は初の広島講演ですので、それに備え、今日の講演のご報告はまた改めてしようと思います。

　私の本に書いたように、当店は｢八方良し｣を目指していますが、具体的に以下のような計画や提言をしています。

１ 日本美髪化計画 (つげのブラシと世界最高品質の椿油)
２ 卒原発 (掃除機→魔法の箒など電化製品を使わない暮らし)
３ 冷え解消 (椅子･ベッド･笹和紙シリーズ･竹皮スリッパ･超軽量ブーツ･スパソルト等)
４ 夏を涼しく (国産いぐさ･団扇･扇子･麻･笹和紙･風鈴･藍染･日傘･帽子)
５ 漆器再興(最高) (お椀･箸･スプーンなど)
６ 世界に広げよう下駄友の輪！
７ 安全で健康に良い食を！
　(無農薬無肥料のお茶･遺伝子組換ショートニング添加物不使用のお菓子･岩塩･銅湯沸)
８ 美味しくいただく！(漆器･卸し金･茶筒･土鍋･銅盃･曲げ輪弁当･玉子焼など調理道具)
９ 毎日快眠
　(桐ベッド･理想の快眠枕･抱き枕･笹和紙や麻の寝具･国産いぐさの寝ござお昼寝マット)
10 代々モノを使おう！ (桐の家具･つげのブラシ･本物の漆器･銅製品など)
11 毎日を愉しく！(世界最高のMade in Japanを買う･使うことで暮らしが楽しく)
12 お金に困らないお金の使い方 (詳しくは著書で)
13 地域･日本再生 (日本製のものを買う･使うことで地域内･国内でモノとお金が循環)
14 持続可能な循環型社会へ
　(化学的なものを極力使わず､自然素材を活かす。代々モノでゴミを出さない)
15 ｢八方(作り手･売り手･使い手･環境･地域･日本･世界･未来(子ども))良し｣の社会へ

　消費税増税は、私達＝あなたの生活や、中小零細事業者を苦しめ、いじめる政策です。
　先日投稿したように、一方で輸出大企業は莫大な還付金(輸出戻し税)が入ります。その大企業から政治はたっぷりと献金を受け、官僚は大企業に天下る、こんなにわかりやすい図式(利益誘導政治)はありません。
　図のように、消費税増税により消費が落ち込む＝景気が悪くなるのは明白で、そうすれば所得が減りますから所得税など他の税収は減ります。据え置き(軽減ではない)税率8%と複数税率による混乱も必至で｢愚策中の愚策｣です。これほどまでの愚策を行なう政治を許す理由が見当たりません。

　私達は何をすればいいか？
１　次回の衆議院選挙では、消費税廃止の政党を躍進させる
　　(自分が投票するだけではなく、横に広げる)
２　今まで以上に、大企業の物や大企業にお金を渡す(買物や飲食)をしたり、外資系企業･ネットで買物をするのではなく、個人商店や地元資本のお店でお金を使うことが大切になります。そうしないと、街や私たちの暮らしが破壊されてしまいます。
３　私の本に書いていますが、毎月毎日支払うものやランニングコスト(電氣代･スマホ代など)を減らす
４　本物を買う･食すことで、健康に過ごす(病氣になることが一番危険です)

　今回の消費税増税は、最悪の政策ですが、私達が既得権者ばかり優遇する政治にＮＯを言って私達の手に政治を取り戻し、お金の使い方を転換するきっかけになれば、プラス面もあった、ということになりますから、そのような行動を皆でやっていきましょう！

　経団連が消費税増税に賛成する理由の１つが｢輸出戻し税｣です。
こちらの大西つねきさんの動画がわかりやすいです。