令和7年最初の講演会「八方良しを目指して」 1月21日(火)・古庄氏講演チラシ完成

2024-11-29 | 八方良しを目指して

12月14日の古庄氏の講演会
http://www.hosaka-n.jp/blog/cat08/7307.html
フェイスブック・イベントページ
https://fb.me/e/zZZJaRVdH
のチラシが完成したので、添付しておきます。
海外では、学校現場も学習効果が低く健康・安全面で問題があるデジタルから、安全で学習効果が高いアナログに戻しているのに、日本は逆行で一人一台デジタル化まっしぐら。
海外では止めているのに、日本だけまだ推奨しているワ〇〇〇と同じ構図・利権です
世の中に流れに飲み込まれていっているのも、日本の子ども達をダメにするために推進されているのも、ワ〇〇〇と同じ。医学博士の川嶋隆太東北大教授は、「(子どもにとって)スマホ・タブレットは酒よりも危うい存在」と警告しています。
まずは危険性や問題点を知ることが大切ですが(そのための講演会です)、添付2枚目のようになっていることが、本当に良いことなのか?立ち止まって考える必要があると思います。とても重要な講演会です。
古庄さんのお話を山梨で伺えることは滅多にありません。子ども達・日本の未来のために、ぜひご参加いただければ、と思っています。

例年、冬は講演会をお休みし、4月~再開していましたが、来年は1月21日(火)に甲斐市で講演会を開催していただけることになりました。詳細は後日、お知らせしますので、参加ご希望の方は予定をしておいたいただければと思います。

保坂浩輝・講演体験会「八方良しを目指して ~本物・足元の宝との出逢いで人生・日本が変わる~」
令和7年1月21日(火)
14時30分開場
15時~17時30分 講演・体験+解説
17時30分~18時30分 お買物(希望者のみ)
18時30分~懇親食事会

会場
カフェLinks
山梨県甲斐市西八幡4291-15
TEL 055-276-8601


参加費
講演会+懇親会(夕食付) 5000円(税込) 講演会リピーターの方は4000円

講演会のみ 3000円(1ドリンク付) 講演会リピーターの方は2000円
定員20名(定員になり次第締切)

お申込み方法

LINKSさんか日本の匠と美ほさか甲府店の店頭、または両店へお電話の上、以下へお振込みか両店にてお支払いでお申込み完了とします。

山梨中央銀行 南竜王支店 普通571440 株式会社winwin

※少人数定員のため、申込み後のキャンセルは不可。どなたかに参加権利をお譲りください。


※先日ご紹介した「第一回甲斐市100人会議」は、チケット完売となったそうです




「すべては今のためにあった」「自分が日本」「世直り」「元にかえる」

2024-11-27 | 八方良しを目指して

前回の記事でもご紹介したように、「すべては今のためにあったこと」中山靖雄著 を拝読しました。
当店で大絶賛いただいている「神懸り的な木酢液」を作られている炭焼き職人の原さんからお勧めいただいた本で、私の考えと同じところが多かったですが、新たな学びや氣付きもいただけたので、ご紹介します。



「夫婦というものは、お互いの魂を磨くために出会っています。~中略~
いっぱい喧嘩をして、いっぱい仲直りをすればいいのです。喧嘩はなんのためにするのかといったら、仲良しになるためなのですから」

「心にはどうにもならない世界があります。だからこそ、私たちは、心を修める努力をして、心の勉強をすることが必要なのです」

「すべて良し悪しにしてしまう心を修めて、目に見えない世界を大切に生きると、自分や人を良し悪しの世界で「責め裁く」世界から、「許しいたわる」世界へと変わります。そして、喜びの多い人生にしていくことができるのです」

「「上」を立てること、親を敬うことを日本は古来大事にしてきました。何事も水の流れのように上から下へ流れていきます。上が汚いものを流すと、下は全部汚くなっていきます。上は大事だとわかっていたからこそ、上を「かみ」とし、神様の「かみ」としたのです。
上に立つ者は、下に綺麗なものを流そうと志を高くするし、磨きをかけます。それを見たり、感じたりする下の者は上を立て、尊敬するからうまくいっていたのです。
上を立て、喜んで生きること。それは、与えられた今、与えられたご縁を精一杯生きることです。これこそが、親が喜ぶこと、そして「天が喜ぶ生き方」につながっているのです」

「大人は「命の世界の理(ことわり)」を、今の子どもたちに伝えることが大事です」

「「修業」と「修養」は違うんです。
「修養」というのは「心」を育てること。
「修業」というのは「永遠の命」つまり「魂」を育てること」

「今の時代は、自分の役割が見えにくくなっています。本当に自分にぴったりくるものを感じる前から「こっちがいいよ」と、示されるのが早すぎるのです。自分が心地よくて、命が喜ぶことはこれなのだと、つかんでいく前に頭から入ってしまうのですね。頭の世界から離れて、それぞれ自分の役割を生きていくことが大事なのです」

「悪い時こそ「いいふうに」取れるかどうかが大事です。済んだことはみんないいこと、これから起きることもみんないいことです」

「どんな出来事にあっても、自分が悪いことだと思わなかったら、それでいいのですから。~中略~
それを苦にするかしないかだけのことです。~中略~
苦に思うのは自分があるからなのです」
→例えば、子どもが部屋を散らかしている時に、イライラする親と、イライラしない親がいますね。

「人は、自分らしく根を張りながら、自分という花を咲かせるために生まれてきました。~中略~
人間もまずはその人らしく根を張るところから始まります。だから、何事も始める時には「ねばり強くがんばれ」というように、思いの根を張ることの大切さを教えます。「ねばり」とは、根を張ることなのです。
「種」から「根」になって、「枝」になっていく。そして「咲く花」になるのです。~中略~
根が張るまでの辛抱が大切だから「ねばり」というのです」
→今の日本人は、すぐに結果を求め、根が張るまで辛抱できない(ねばれない)人が増えているように感じます。

「今起こっているこの出来事は自分にとっていいことなんだと、「決めること」が大切です」

「平等だと言われることによって、失われたものや、否定されてしまったものもある。~中略~
やむにやまれぬからそれをさせもらうという世界があるのです。~中略~
天から授けられた男の役割、女の役割がある、ということをお互いに知っていることはとても大切なことです。
いつの時代もそんな本当の強さを持つ女性を尊敬しながら、男性は女性に立ててもらって、活躍してきたのです」
→感染症騒動の時の投稿や講演会、寺子屋がまさに「やむにやまれず」やってきました。

「ああなりたい、こうなりたいという勝手気ままに思い、言いたいことを言い、やりたいことをやるという心。
今、こういう思いが増えた結果、世間ではもめごとが多くなっています」
→自由を履き違えてしまったように思います。

「「私の中のあなた、あなたの中の私」 私とあなたの区別がない世界を生きていたのが日本です」
「日本と向かい合うのではなくて、自分が日本だと思う。これが大事なのです。~中略~
自分が日本だと思って生きていく」
→「私とあなたの区別がない世界」「自分=日本」 この意識、失われていますね。

「「世直し」と「世直り」は違います。~中略~
「世直り」というのは自分直りということです。~中略~
自分が直ったら、世の中も直るという世界です。~中略~
一人ひとりの「世直り」が必要なのです」
→自分の行動や選択が今の社会を作っている原因だと氣付き、一人ひとりができることをやっていく。私が講演でお伝えしていることですが、「世直り」という言葉は今まで使っていませんでした。

「天は、苦しむためではなく、しっかり喜びを味わうために、私たちそれぞれに役割を与えられ、心を与えられました。日本人はその役割をまっとうしながら、自分の中に大いなるものを見、人の中にも大いなるものを見、すべての中に大いなるものを見ることで、喜びを見出し「いいふうに」なるように生きてきた民族なのです。
元にかえること、今こそこれが大切だと思うのです」
元にかえること=「昔に進もう」「自然に還ろう」。同じお考えでした。

「強くなったから「敵がいない」ということではなく、すべてと和解し、何とも戦っていないのが「無敵」なんです」

「何があっても人のせいではなくて、自分のせいなのです。そこがわかれば、「生まれたことが楽しいし、すべてが楽しい!」ってなるんです」

「自覚のあるお詫びは、感謝より強い」「人はお詫びで魂が磨かれていく」

「学校教育のシステムがおかしいことなどは、皆わかっているわけです。~中略~
本来ならその人がみたまに気づいたなら、子どもが学校へ行く、行かないなどは、もうあまり関係がなくなるんですね」
→寺子屋を全国各地に作り、元にかえることが必要です。

「変えようとする以前に、そのことをどう捉えている自分がいるかを知ることの方が大事」
→「どう捉えている」、いつも言っている「解釈力」ですね。

「人と比べないことですね。~中略~
凹凸がたくさんあっても、それも面白い人生だと捉えられるかどうか。
それを知っていれば、喜びながら乗り越えることができるし、どんなに大変なことだって笑って過ごせる」



前回の投稿に書いたように、
とても厳しい時期がありましたが、大変なことのおかげで成長することができました。
心の在り方や考え方が変わることで、苦しみから抜けることができます。
「すべては自分次第」
ですね。
本の題名通り、今は「すべては今のためにあったこと」と思えます。
まだまだ未熟なので、これからも一生学び続けます。


「自分探し」よりも「自分なくし」

2024-11-26 | ほさか式幸せ生活

この1年半ほど、5箇所骨折に始まり色々と大変なことが続きました。
「まだまだ未熟」だと天から教えていただいたので、人の話を伺ったり、読書をしたり、生き方や哲学などの学び直しをしてきました。
ここのところ同じような内容の本が3冊続いたので、ご紹介してみます。



1冊目、「自分とか、ないから」しんめいP著より。

「苦しみの原因、それは、「自分」なのだ(!)」

「自分の「かわらない本質」は成立しない。不変の「個性」「性格」「アイデンティティ」はありえない。


「自分で「クソしょうもない考え」の中にはいりこんで、でられなくなってるのが、ぼくたちの姿なのだ」

「そもそも、すべての悩みは成立しないのだ。だから、ぜったい大丈夫なのだ」

「ブッダも「自分」がなくなることを、「最上の安楽」つまり「一番、きもちいい」といっている」

「「自分」がなくなったことで、人生がいきなり動き出してしまった」



2冊目、「マイ仏教」みうらじゅん著より。

「仏教では、「無我」つまり「本当の自分」なんてものはない、ということを2500年前から説かれているのです」

「”他人と過去と親”。この3つと自分を比較してはいけない」

「「自分探し」よりも「自分なくし」。これこそが、生きる上での大事な心構えなのです」



3冊目、「すべては今のためにあったこと」中山靖雄著より。

「苦に思うのは自分があるから


この本は、他にも素晴らしいことがたくさん書かれていたので、次の投稿でまたご紹介します。



「自分なんて、ない」
「自分探し」より「自分なくし」
読んでみると、深い(笑)。
「苦しみを自分で作っている。自分が苦しみの原因」
大変な経験をしたからこそ、深く理解できるようになったと思いますし、一歩進むことができました。

思い込みや決め付け、負に解釈したり、謙虚さを忘れたり、他人のせいにしたり、など、「我」が強すぎることは、苦しみや悩みを産むのですね。
(次回につづく)


第1回甲斐市100人会議に登壇します

2024-11-25 | 八方良しを目指して

全国各地で行われている「100人会議」。
山梨県では、笛吹市で榊原よしさん達が最初に始められました。12月から山梨で2箇所目として甲斐市で100人会議が始まります。有難いことに12月10日(火)第1回目の登壇者として、10分間ですが、お話をさせていただくことになりました(添付1枚目)。チケットの残り少ないようですので、参加ご希望の方は、以下からお申込みください。
https://peatix.com/event/4192506/view?k=2fe513b49836b460883bb74a06e3239a130a0140
会場は、12月14日(土)の講演会「デジタル機器・電磁波から子ども達を守る
https://fb.me/e/zZZJaRVdH
と同じ功徳院さんです。

12月1日は、その榊原さんと、ほんもの寺子屋で講師をしてくださっている長澤さん、夢甲斐塾で同期だった七澤さんがお話される企画があります(添付2枚目)。お三方の熱いお話が聴けると思います。




古庄弘枝講演会「デジタル機器・電磁波から子どもを守る」

2024-11-21 | 社会評論

ノンフィクションライター・古庄弘枝さんによる、子ども達を守るための講演会が以下のとおり開催されます。
海外では、デジタル機器・電磁波から子ども達を守る法律・規制がありますが、日本はないため、子ども達が危険にさらされています。大人にも子どもにも影響やその大きさを知っていただく機会です。

私達・子ども達の安全や健康よりも企業の利益優先という他の分野と同じ構図で、子ども達は、人類初の人体実験をさせられている、非常に深刻な状況、というのが実情だと考えています。
 
教育面でも海外では、デジタルからアナログに戻していますが、日本は学校でもデジタル化を推進し、逆行しています。
ほんもの寺子屋では、授業でなるべくデジタル機器を使わないようにしています。
 
フェイスブック・イベントページ
https://fb.me/e/zZZJaRVdH
 
令和6年12月14日(土) 13時開場 13時30分~15時30分
会場 功徳院 甲斐市中下条1621 TEL 055-277-5619
(講演についてのお問い合わせは、070-5013-1934へお願いします)

参加費
大人 事前払い1500円 当日2000円(税込)
小中高校生 無料(事前に申込は必要です。ご連絡ください)
定員 30人(定員になり次第締切)
 
お申込み方法
電話で070-5013-1934へご連絡いただき、事前申込みの方は、以下の口座にお振込いただくか、保坂までお支払いください。

日本の宝を守る会

山梨中央銀行 貢川支店(263) 普通 763790
 
当日までに定員に達する可能性がありますので、当日払いの方も事前に070-5013-1934へお電話をお願い致します。
お支払い完了にて、お申込受付と致します。
 
※当日は、古庄氏の最新刊「13歳からの環境学」と「スマホ汚染(電磁波放射線被爆)から赤ちゃん・子どもを守る」の購入もできる予定です。
 
主催 日本の宝を守る会・山梨
 
 
講師 古庄弘枝氏
大分県国東半島育ち。ノンフィクションライター。インド一人旅のあと、編集・ライターの仕事に就く。季刊雑誌『女も男も』などの編集をしつつ、女性問題に関する取材を続ける。2008年からは電磁放射線公害の取材に取り組んでいる。著書に『携帯電話亡国論―携帯電話基地局の電磁波「健康」汚染』(藤原書店、2013年)ほか多数

寺子屋へ寄付をする新しい方法

2024-11-20 | 八方良しを目指して

私が共同代表を務めている「ほんもの寺子屋」
https://honmono-terakoya.com/
は、赤字運営が続いていますが、皆様のご寄付=ご厚意・応援をいただいたことにより継続できています。ご寄付をいただいた皆様、本当にありがとうございます!

2学期から生徒が増え始め、一時よりは改善されたものの、まだ毎月赤字です。
長野県・鳥取県など、行政が施設や保護者に補助や助成をしている県や市町村もありますが、山梨県や甲府市は何も補助や助成がありません。

お坊さんが始められた「テラエナジー」さんという電力会社があります。
電力会社をテラエナジーさんに変えていただき、テラエナジーさんの寄付先の中から「ほんもの寺子屋」を選んでいただくと、電氣料金の一部がほんもの寺子屋に寄付できるという画期的な仕組みです。
しかも、電氣料金も安くなることが多い(2つの方法が選択でき、HPでシュミレーションができます)とのことです。

「人生はご縁で変わる」というのが私の持論ですが、今年の奈良講演の主催者の洲脇さんが、寺子屋の状況を知り、テラエナジーさんのことを教えてくださったのです。

「ほんもの寺子屋」を支援・応援したい、という方は、テラエナジーさんのHP
https://tera-energy.com/
をご覧いただき、よろしければ電力会社をテラエナジーさんに変更の上、
「ほんもの寺子屋」
https://tera-energy.com/post/donation/post-5029/
選択していただけると有難いです。

※スマートメーターの電磁波対策としては、送信部を取り外しての設置も可能とのことです

直接のご寄付も引き続き、お願いしていますので、ご協力いただける方は、よろしくお願い致します!

ほんもの寺子屋
山梨中央銀行 貢川支店263 普通771566


靴とサボが販売継続できることになりました!

2024-11-19 | お客様の声

当店で長年販売し、大好評の定番の靴やサボ。「当店での販売ができなくなる」と来店されたお客様にお伝えしていましたが、販売を継続できることになりました!
日本製なのにお値段も手頃なため大人氣で、買い替えや色違いで欲しい、というお声もたくさんいただいたいてので、「良かった」とホッとしています。
靴はとても大切なものなので、疲れにくく、歩きやすい品をお勧めしています。
今の時期は、軽く・暖かく・脱ぎ履きが楽なブーツが超人氣です。

昨年から男性用の靴を販売しており、私も履いていて、こちらも軽量で快適で、大好評です。

サボをお求めいただいたお客様のご感想です。
購入しましたサボが最高でした‼️今日一日中歩いて過ごしたのですが、全く疲れないどころか気持ちよくてスイスイ歩けて気持ちの良いこと。歩く姿勢も良くなった気すらします。素足で履いてもなぜか蒸れません。 想像以上で大変感動しました❤️ 色味も素敵で気分も上がります。ホンモノを使うことでこんなに豊かな時間になるんですね❣️
ありがとうございました😊 またお店に伺います。






影山知明さんお話会

2024-11-16 | 八方良しを目指して

今日、春光堂さんで開催された、クルミドコーヒー・胡桃堂喫茶店店主の影山知明さんのお話会に参加してきました。
影山さんは、私の著書「八方良しを目指して」の中で紹介している名著「ゆっくり、いそげ」の著者でもあり、クルミド出版という出版事業も手がけていて、利益・効率至上主義の現代で、「目の前の人を大切にする」、人を手段化しない経済を提唱・実践していらっしゃいます。

クルミドコーヒーや胡桃堂喫茶店にも伺ったことがあり、私の本の出版記念講演は、2018年9月に影山さんと「田舎のパン屋が見つけた腐る経済」著者の渡邊格さんの3人で行いましたので、私にとって影山さんは特別な人です。久しぶりにお会いでき、良かったです。

お話会は、影山さんのお話の後に、春光堂の宮川さんとの対談(写真)もあり、共に素晴らしい内容でした。

私は影山さんほどの力はありませんが、
①経営者 ②本を出している ③講演会をする ④地域活性化に取り組んでいる ⑤実践者 などの共通点があり、頷く点がたくさんありました。
・伝える努力
・愛着
・本の装丁の話(私の本の箱は、活版印刷)
・やった人にしか見えない世界
・寿命を超える=私がいつも言っている「次世代に繋ぐ」と同意
・地元の作家を育てる、各地で違う本を読む
・店の主(あるじ)の存在
・土と幹と枝のお話
・人に仕事をつける(代わりがきかない仕事)
・経営戦略の話
・「こだわらない」という、こだわり
・人と人が関わり合うこと
・地域通貨の話
・ミヒャエル・エンデ 「モモ」の話
など、色々と再確認でき、良い学びとなりましたし、春光堂の宮川さんの変わらぬ熱さも良かったです。
良い機会を創ってくださった宮川さん、お話いただいた影山さんに感謝。ありがとうございました!
私も講演をする身としては、影山さんは、「声も良さ」も素晴らしいな、と思いました。
12月に影山さんの新刊が出るとのことで、そちらも楽しみです。

さらに、「ノマゾン」=NO アマゾンの略、という、これも私がいつも言っているお話もありました。本は、アマゾンではなく、地元の本屋さんで購入しましょう。


ほんもの寺子屋 体験授業 11月24日・12月22日

2024-11-15 | 八方良しを目指して

店主・保坂が共同代表を務めている「ほんもの寺子屋」では、毎月1回、日曜日に体験授業を行っており、前田共同代表の授業を体験できます。
山梨新報さん(11月15日の紙面・添付1枚目)とちびっこぷれすさん(添付2枚目)でご紹介いただきました。

入学説明会は特別設けていませんので、入学を検討されている方には、随時個別にご説明しています。
体験授業以外、通常の授業を見学・体験することも可能です。
ご希望の方は、ご連絡ください。




令和6年最後の講演会無事終了 ありがとうございました!

2024-11-12 | 八方良しを目指して

11月10日に当店2階ギャラリーで開催した今年最後の講演・体験会「八方良しを目指して ~本物との出逢いで人生・日本が変わる~」を無事終えることができました。実は前日の9日、久しぶりに体調を崩し、寝込んでいました。10日の午後は、なんとか回復し開催できたのでホッとしています。
5月に手術があったものの、今年も全国各地で講演をさせていただき(予定通り昨年より回数は減らし、地元を増やしました)、すべて無事に終えることができたのは、主催・ご参加・ご協力いただいた皆様・支えてくれた家族のお陰です。心より感謝しています。本当にありがとうございました!

今回、ご参加いただいた皆様にご感想をいただいたので、以下に紹介させていただきます。

「日本のことが好きで、自分に何ができるかずっと考えてきたけれど、今日、自分にもできることがあるとわかったし、知らないことがたくさんありました」

「自分が本物を使っていないことに氣付き、これからは使っていこうと思いました」

「本物もどきを使っているということがわかりました。本物を自分に取り入れることで、喜びがあると氣付きました」

「できることを少しづつやっていこうと思いました。政治の裏のお話も聴けて良かった」

「本物に囲まれて、使っている人の言葉を聴けて良かったです。体に入ってきました」

「本物を使うということをイメージしたことがなかったですが、本物を次世代に繋いでいきたいと思いました」

「色々とショックで、未知のお話でした」

「日本を守りたいと漠然と考えていましたが、具体的な話を聴けて良かった。本物は高いと思っていました」

「心が豊かになりました。本物を使っている人は芯がありますね」

「本物に触れさせてもらって、ワクワク感がありました」

「本物を実感することができ、取り入れていきたいと思いました」

「生き方について学ぶ中で、食のことが多かったけれど、今日のお話で、衣と住も大切で考えていく必要があると思いました。保坂さんの話を聴いたら、キャッシュレスで買物できませんね」

「こういう本物を求めていました。今日の講演のお話と体験、0円暖房の椅子に座って、今までの疲れが解き放たれました。移住してきたのですが、こういうお店がある甲府は安心できる街で、長く住みたいと思いました」

「代々モノは大切にしていったほうが良いですね。本物を買うことは自分への投資だと思いました」

以上、有難いご感想をいただき、感謝です。
真の本物と一般的な物の圧倒的な差を体感していただけたと思います。

「1人の10歩(=10)よりも100人の1歩(=100)」
「協力は強力」
「私達は力を持っている」
「八方良しを目指して」
皆でできることを少しづつやっていきましょう。それが大きな力となります。

来年も、4月の九州から講演を始める予定です。
(地元でしたら、ご要望あればその前に開催する可能性はあります)

現在は、北杜市の保坂紀夫・竹の造形美術館は閉館中(来年5月~開館予定)で、4月までは日本の匠と美ほさか・甲府店で営業しています。
日本の本物=足元の宝=世界最高のMade in Japanに出逢いたい方は、甲府へお出かけください。
(休業日はトップページ左下に掲載・休業日に来店ご希望の方は前日までにお電話ください)

令和6年講演会
佐世保市・都城市・山梨県富士川町・一宮市・韮崎市・埼玉県・奈良県・岡山県・愛媛県・北杜市・山梨市・甲府市
倫理法人会講話
諏訪市


船木威徳医師の記事

2024-11-07 | 店のこと

いつも素晴らしい文章で、FBのフォロワーが約17000人いらっしゃる船木威徳医師が来店され、輪島の塗師屋大崎さんご夫妻のお話会にご参加いただき、輪島の漆器展・魔法の箒展と1階ショップをご覧いただいたこと、輪島塗の中でもピンの輪島塗と魔法の箒について、記事を書いてくださいました(最下部)。
これほど丁寧に記事を書いてくださったことに驚きましたし、とても有難く感謝しています。

いつも「輪島塗にもピンからキリまであります」と言っていますが、船木先生の記事を読んでいただくと、当店の輪島塗や魔法の箒が一般的な漆器や箒とは、まったく違う別次元の高品質なものであることがお分かりいただけると思います。そばちょこ型のカップをお使いいただき、「何を飲んでもやわらかい味になる」と、まさに、「未体験のことは正しく想像できない」だったのではないかと思います。
文中にある、133工程は、大崎さんによると「他の工房ではそこまでやっていない」ということでしたし、「伝統の工程を守っていないものは、本来輪島塗とは呼べない」という心意氣で、手を抜かない物造りを続けていらっしゃいます。
私が、他の輪島塗ではなく、大崎さんの漆器を長年取扱い・お勧めしているのは、断トツの品質と、そういった「想い」「志」「人間性」に共感しているのも理由の1つです。

「魔法の箒」は、「度肝を抜かれた」ということで、「世界最高のMade in Japan」は、想像を超えていたようです。「本物との出逢いで人生が変わる」のです。
掃除機を使うよりも断然エコでお金が節約できることに加え、お使いになっているお客様の代表的なご感想を5つ、いつもお伝えしています。
「掃除機よりもゴミが取れる」
「掃除機よりも便利」
「お掃除が楽しくなりました」
「自分の心まで清められる」
「場が浄化される」

講演会にお持ちしている品々のレベルになると、「物を買うのではなく、本物でしかできない体験を買う」とお伝えしています。

船木先生が書いてくださった
たくさんのにせものに騙され、見えなくされ
大切な先祖たちの智慧や技術、真の資源まで
売り払い、または途絶えさせてしまっている
日本や日本人を、いま一度生き返らせるのは
他国の大統領でも、声の大きなものでもなく
私たち日本人の一人一人である

まさに、私が講演会でお傳えしていることです。
政治家や他人を批難するより、救世主を求めるよりも必要なことは、私達一人ひとりが行動や実践をすることです。
それなくして、社会は良くなりませんし、日本・子ども達の未来も厳しくなります。
政治家・他人のせいにしているうちは駄目で、自分達でなんとかする、という気概や志が大事です。

以下、船木医師の記事です。



【本物が作る「氣」】
実は、先週末、とある街に行っていまして。
ある県の県庁所在地で、全国的に有名な
大名の天下だった場所です。
その街のあるお店をたずねた目的は、
元旦の能登の震災に直撃された、ある、
輪島塗の工房の代表ご夫婦の話を聴くこと。
私は、北海道にいた学生時代、神戸にあった
実家は、阪神淡路の被害に遭いました。
今度は、2011年の東日本で都内でも大変な
揺れに見舞われ、自分がいた診療所が、
あきらかにゆがむのを見ながら、診察台の
下にかくれて、もう本当に、死を覚悟しました。
なので、震災ということばを聞くだけで、
いまも涙が出そうになるのです。なぜか、
能登の地震については詳しい情報がなかなか
入ってきません。そして初めて聞いた現地の
体験談は、壮絶の一言です。
それなのに、漆器のすばらしさ、職人として
ただただ「日本の伝統と、豊かな資源」を
淡々と守り抜いてきたその姿勢に驚くばかり
でした。
漆器は英語でjapanとあらわしますが、
世界が日本の漆器こそ「漆器」だと評価して
きた理由が、深く理解できたのです。
輪島塗の完成までに133工程があって、その
ひとつでも抜けたら、輪島塗とは認められ
ないと言います。
塩酸や硫酸を入れても平気という、漆器。
その工房のご主人は「しまい込まずに、毎日
使ってこそ、味わいが出てくる」と言います。
一生もの、どころか代々使えるものとは言え
私もその「本物」の漆器を手にするのは
人生で初めてなので、お茶でも、酒でも
なんでも注げる器をひとつだけ買って、
毎朝、毎夕、すべての飲み物をその器に
注いで使い始めたところです。
とにかく、軽くて手になじんで、温かい。
麦茶も緑茶も、焼酎の炭酸割も、みんな
やわらかい味になるのです。
丈夫なのに、唇にあたるやわらかさが
なんとも言えない・・・。
本物の漆器は、日本で育ったウルシでしか
作れないとのこと。化学的な分析をおこなって
中国産の原料とは明らかな違いが生じるとの
ことでした。だからこそ、japanなのでしょう。
終始笑顔の、ご夫婦でしたが、これまで、
そして地震後の避難所生活では血のにじむ
ようなご苦労があったはずです。被災した工房
の作品もまだ、すべては運び出せていない
そうです・・・。
あまり書くと、私が泣きそうなので、あくまで
日本の職人さんたちの生み出した作品に
ついて、学び、大事に、そして普段から
使い続けて、大切な日本の文化を応援して
いきたいと強く想ったということを記すに
とどめておきたいと想います。
そして、訪問のもうひとつの目的は、
その能登の漆器の職人さんたちを呼んで
展示会・講演会を開いておられた、私の
知人のお店を見せてもらうことでした。
もう、なんというのか、置かれている商品の
すべてが、
本物
で、本物しかない、としか説明できません。
履物のひとつ、シャツのひとつについて
尋ねようものなら、一品目の説明だけで
15分くらいかかるのです。
本当は甲府の観光もしたかったのですが、
結局、帰りの列車の時間までお店にいました。
日常生活で当たり前に使う、調理器具、食器、
衣料品、履物から木製ヘアブラシ、あと、
ここには書ききれないほどたくさんの品を
詳しく見せてもらったのですが、私がなかでも
心奪われたのは「ほうき」でした。
30年は使えて、電気掃除機よりもきれいに
掃除ができる、とのことでした。もちろん、
いろいろいいなあと感じるものはありましたが
どうしてもその「ほうき」に想いが向き、
自宅用に、ほうきをぶらさげて、電車を
乗り継いで帰ってきたのですが・・・。
驚きました。
本当に、度肝を抜かれる、というのは
こういうことを言うのでしょう。
自宅のフローリングの床を、言われたとおりに
数回、軽く掃いただけです。それなのに、
掃除機をかけているはずの床から、ほんの
狭い範囲をそのほうきで掃いただけで、
ほうきの先に驚くほどのほこりや髪の毛、
ちいさなゴミがついているのです。
そして、本当にお伝えしたいのは、その先。
私は、普段から自宅でははだしでいるのです
が、数回ほうきをかけただけの床の感触が
全く違うのです。そして、どう表現したらいいか
分からないのですが、
部屋の空氣が変わります。
雑音が遮断されて、空氣がきれいになり
よどみが消えてなくなるような感覚。
喩えるなら、静かなお寺のなかに入った
あの感覚です。
そのお店は、
『 日本の匠と美 ほさか 』
と言います。
お店の店主で知人の、
保坂浩輝さんが、ほうきの説明をしながら
話していたことで、ひとつだけ強く記憶に
残っていることがあります。
「日本語では、ただ掃く、拭く、ではなくて
『掃き清める、(窓を)磨く』ということばを
使いますよね。掃除ひとつとっても、
やっているのはただの掃き掃除、拭き掃除
だけではないのです。」
実際に、その(岩手県二戸市で材料を栽培、
製造)ほうきを使って、部屋を掃除して、
感動しながらも、ふと想ったのは。
こんなに目に見えるレベルの汚れにさえ
気づかないで、汚れ、すさんだ部屋で
何十年と過ごしてきたなかで、積まれてきた
汚れ、よどみ、穢れというものが、なおさら
私自身の目や心の力を貶めてきたのでは
ないかということ。
小さい時に、私は、山口県の田舎町に
住んでいたのですが、自宅の近くのお寺の
住職さんに書道を習いに行っていました。
幼稚園の頃のことです。
だだっ広いお堂のなかで習字をしたのですが
まず最初に、床や柱の雑巾がけをさせられて
いたことを想い出します。(さらに住職の
腰を踏むように言われたことも・・・)
そしてようやく、きれいになった部屋で、
習字の時間になるのですが、いま想えば、
床や柱を拭くことで、子どもたち自身の心を
清め、落ち着かせて、大きな仏像にむかって
書き方に向かわせるという、そんな段取り
だったのかもしれません。
電気掃除機では、決して取れない「汚れ」。
それを取り去ることができるとするなら、
やはり「本物」の力、日本人に受け継がれた
「本物」の智慧なのだとよく分かりました。
日本には、日本人には、数えきれないほどの
「本物」が受け継がれています。それを知り、
実際に本物を作り、支えている人たちに聞く
なら、真の意味で日本人の眼が開かれる
でしょう。
たくさんのにせものに騙され、見えなくされ
大切な先祖たちの智慧や技術、真の資源まで
売り払い、または途絶えさせてしまっている
日本や日本人を、いま一度生き返らせるのは
他国の大統領でも、声の大きなものでもなく
私たち日本人の一人一人であることを
あらためて想わずにはいられない、そんな
ほうきとの出逢いでした。
「私たちの日本には『本物』がある」
(ふなきたけのり・百姓医者)

輪島の漆器・魔法の箒は1階ショップでご覧になれます

2024-11-05 | 店のこと

昨日4日まで、当店2階ギャラリーで同時開催していた、「輪島の漆器展」と「魔法の箒展」は無事終了しました。
ご来店・お買物いただいた皆様、ありがとうございました!

今年は地震と水害の二重被災という例年とは違う大変な状況の中、塗師屋のご夫妻に輪島から甲府までお越しいただき、展示会だけではなく、特別企画「輪島塗で和食を楽しむ会」「輪島塗のお話会」も開催し、共に大好評でした。

年初から義援金を募り、すでにお渡し済みでしたが、両企画の参加費を義援金としてお渡しし、他にも会期中に義援金をお持ちいただいた方もいらっしゃいました。皆様の温かいお心・お氣持ちに改めて感謝申し上げます。

そして、何よりも品物を購入することが応援になります。
職人さんの生活を支え、輪島塗・本物・傳統を守り、次世代に繋ぐための企画を開催することができ、お客様と直接お話をしていただき、ご夫妻にも喜んでいただけました。「繋ぎ手」としての役目を果たせて、良かったです。

多くの品々をご覧になれるギャラリーでの展示会は終了しましたが、引き続き支援するために、今後も1階ショップで輪島塗の定番人氣商品(感動するスプーン・お椀・箸・お膳・鉢・皿・カップなど)を展示販売致します(魔法の箒も同様)ので、会期中にお越しになれなかった方は、ショップでご覧いただければ、と思います。

私の今年最後の講演・体験会は、甲府店ギャラリーにて11月10日(日)午後に開催します(添付)。
https://fb.me/e/44R4a1037
あと2~3名様、申込み可能です。
ご参加いただくと、ハッシュタグの言葉の意味がよくお分かりいただけると思います。

#すべて逆
#自分を大切に
#家の環境は大切
#ゴミにならないモノを選ぶ
#一生モノではなく代々モノ
#一人の10歩より100人の一歩
#人にも環境にも優しい暮らし
#基準は漏らすか漏らさないか
#本物との出逢いで人生が変わる
#価値がわからないことが大問題
#手間ひまかけられることが豊か
#日本人が日本のことを知らない
#日本が守るべきものは伝統である
#手間ひまかけたものには魂が宿る
#教育を根本的に変える必要がある
#未体験のことは正しく想像できない
#全分野で自分で自分の首を絞めている
#買物は選挙より大切な毎日できる投票
#本物とそうでない物は圧倒的な差がある
#八方良しを目指して

 


新聞に「輪島の漆器展」掲載・1日の食事会&2日のお話会無事終了

2024-11-03 | 展示会

本日の山梨日日新聞18面最下部に明日4日まで開催中の「輪島の漆器展」の紹介記事が掲載されましたので、山梨の皆様はご覧いただければ、と思います。

毎年開催している「輪島の漆器展」自体が輪島応援の企画でありますが、地震と水害の二重被災があった今年は、特別企画を2つ行いました(両企画共に参加費は義援金としてお渡し)。
1つ目は、一昨日、「輪島塗で和食を楽しむ会」を開催しました。塗師屋・大崎さんご夫妻のお話を伺いながら、100年前の輪島塗で江戸懐石近茶流のお料理をいただくという、器もお料理も最高の体験で、ご参加いただいた皆様から、「日本の伝統文化を大事にしたい」「輪島塗を残したい」「素晴らしい体験をさせていただいた」「輪島塗で食べるとさらに美味しくなりますね。全然違う」などのご感想をいただき、大好評でした。

2つ目は、昨日の「塗師屋・大崎さんご夫妻x保坂浩輝 お話会」。
元旦の地震、その後の生活や輪島の状況、9月の水害のこと。
何事もなく無事に暮らせることは当たり前ではなく「奇跡」であり、いかに有難いか、ということ。
漆・輪島塗の素晴らしさ、先人の智慧・工夫・技術の凄さ、他の輪島の漆器と大崎さんの輪島塗の違い、などをお話いただきました。
ありえないような大災害に1年で2回も被災されるという、とてつもない困難な状況に置かれても、前を向いて輪島塗の文化を絶やさず必ず復活させる」と仰っていて、輪島塗・伝統を守ろう、次世代に繋ごうという志・心意氣、本当に素晴らしく、私も微力ながら応援・お手伝いができれば、と思っています。お話会には、寺子屋の生徒も参加させていただき、お話を伺えて良い学びの機会となったと思います。

食事会・お話会、共に県外からわざわざお越しになった方が複数いらして、お話会には船木威徳先生が参加してくださいました。初めてご来店でしたので、同時開催の「魔法の箒」や1階ショップもゆっくりご覧いただき、輪島塗や魔法の箒を生活に取り入れていただけることになりました。「来て良かった」と喜んでくださり、私にとっても嬉しい時間となりました。

明日4日までの「輪島の漆器展」「魔法の箒展」、共に国宝級の品々です。
「なかなか輪島には行けないけど、甲府なら行ける」という方も多いのではないかと思います。ぜひ、大崎さんご夫妻と「足元の宝」に会いにいらしてください!

講演会でも、「日本人が日本の価値があるものをきちんと評価しましょう」という話をしています。外国人の方のほうが日本の伝統や文化の価値をわかっています。

スザーン・ロスさん著「漆に魅せられて」から、以下に少しご紹介します。

「漆は自然な素材で、強くて、いろんな形が表現できます。しかも強い殺菌力がある。万能の材料なんですよ。私は漆に、日本人の美意識や、自然を敬って自然と共にいきてきた日本人のこころを感じるのです。
そんな漆が、いま日本人の生活から消えようとしています。
漆のお椀や器は、プラスティック製品に取って代わられ、漆職人も、その仕事を支える漆取りの職人やその道具を作る職人も、もうほとんどいません。消えてしまったら、もう取り戻せない。日本人がそのことに気づいていないことが、私は心配でなりません。
日本の文化は、「世界のお兄ちゃん」です。こんなに平和で、調和とバランスを大切にしてきた文化は多国にはありません。世界はいま調和を失い、暴力がはびこって、おかしくなっています。人類が人間らしい心を取り戻すための鍵が、日本の伝統文化の中にあると思うから、それを日本人に取り戻してほしい。そして、世界に教えてほしいのです。」

「日本の漆と中国の漆は全く違う種類であることも、DNA調査の結果から分かっています」

「もっと日本人の皆さんが漆器を使って、職人さんを支えて伝統技術を守ってほしい!そして、何十年、何百年後を見て、未来につながる計画を立ててほしい!私の心からの願いです」

「漆には強力な抗菌作用があります。最近の実験では、様々な菌を漆器とプラスティックの上に置いて観察したところ、プラスティックの上の菌は大量に残っていたのに比べて、漆器では24時間後には菌がゼロか、ほとんどなくなっていたという実験結果がいくつもあります」

「ヨーロッパやアメリカはずっと日本に憧れています」(私の本にも同様のことを書いています)

「日本人は、昔からの価値観や道徳、自己を律する心や人に対するおもてなしの心など、日本人の素敵なところをどんどん捨ててしまっています。お年寄りと若者では、別の惑星の生き物かと思うくらいです」

「いまの日本の学校は何かがおかしいと、いつも思います。
人間にとって大切なことが、どんどん削れられているように思えて仕方がないのです。」

「70年前、戦争に負けて、日本人は自信を無くし、おかしくなってしまいました。
アメリカが勝ったから、自分のものを捨てて、どんどんアメリカのものばかり取り入れてきたけれど、日本はアメリカの何倍も歴史があって、アメリカに教えることがいっぱいあるはず。日本はアメリカのお兄ちゃんです。アメリカからは良いところだけ頂けばいいのです」

「伝統文化を失ってはいけません!なぜなら、日本人の伝統的精神は世界を救うことができるからです!」

私と同じ考えがたくさん書かれています。
この本を読んでいただくと、私が長年、日本の伝統・文化・工芸を傳え、守るたけの活動を続けている理由、「昔に進もう」と言っている理由、がお分かりいただけると思います。









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