なぜ本を書いたのか? 傳える手段

2018-04-01 | 八方良しを目指して

 本を書いた理由は、タイトルのとおり、私の人生の目的のひとつである、「日本・山梨を元氣にする」=私たちが幸せに暮らせるように、書きました。私は、ブログなどまだない時代に自分のホームページに文章を書き続けていました。当時は今よりもさらに未熟でしたから、書きたい放題書いていたと思いますが、今と目的は同じでした。

 そして、時を経て日本の物造りや傳統・文化などについて、講演をさせていただくようになりました。ただ、講演は時間が限られていますので、お傳えできることも限られて、私の真意や本意が傳えられないとか、理解していただきづらいこともあります。本ですと、漏らすことなくまとめて私の考えや想いをお傳えできる、ということで本を書く意味や必要性は大きいと考えました。
 店をやっていても思うのですが、作品や品物をお客様に正確にご理解いただくのは大変ですし、人の場合でも他人に自分を理解してもらう、というのは非常に難しいことです。人には先入観があり、思い違いや誤解されることのほうが多いくらいでしょう。それを少しでも解いていくには、傳え続けるしかなく、本は一つの有効な手段だと考えています。


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