田植えをしました

2025-06-09 | ほさか式幸せ生活

私が共同代表を務めている小中学生対象の学びの場「ほんもの寺子屋」の授業で、生徒と一緒に田植えを行いました。

最初、長靴を履いて田んぼに入ったら、すぐに足が抜けなくなって尻もちをつき、泥がべったり、ズボンだけではなく藍染の褌まで濡れる(笑)。一旦田んぼから出て、ズボンを捲り上げて裸足になり、再度田んぼへ。裸足のほうが動きやすく、足も氣持ちがいい!田植えは、楽しくて、泥の感触も自然の中で働くことも氣持ちが良かったです。
都会よりも山梨は豊かです。

欧米では、「労働は罰」と言われます(だから早くリタイヤしようとする)が、日本人にとっては、「労働は喜び」。自然の素晴らしさを感じながら、自然の恵みに感謝をし、仲間や地域の人と協力して楽しく働くのが本来の日本の姿だと思います。外での食事も美味しい!
最後は、汚れたズボンを川で洗う(笑)。昔話の世界。

田植えをして感じたことを挙げてみます。

①現代人は退化している(もちろん私も)
生徒で田んぼに入れない子がいました。昔は、入れない子はいなかったでしょう。
その子が悪いわけではなく、現代人の生活様式・住環境の問題だと思います。
山梨でさえ、街中に住んでいると自然に触れる機会が少ないのでしょう。
何事も、便利になればなるほど、人は退化していき、依存するようになります。

②「協力は強力」
これは講演会でもお傳えしています。田植えも一人でやったら、時間はかかるし、辛いです。大勢でやれば、早く終わり、楽しい。力を合わせることがいかに大切か。

③自然の有難さ
太陽・水・土・虫、そういう環境があり、自然の恵みのおかげで私達は生かされています。

④不眠は現代病
人間、体を使って働けば疲れて寝ちゃいます。
眠れないというのは、デジタル機器の問題や体を使わなくなったことが要因の一つではないでしょうか。
(私も運動不足・体を動かしていないのは改善すべき点ですが、不眠ではありません)

現在、米騒動と言われていますが、米について議論するより、まずは田んぼや畑をやることのほうが先でしょう。
食糧は”国防”であり、各々がなるべく自給できるようになることが大切で、大都会から地方に移住して、田んぼや畑をする=「自然に還る」人が増えると良いと思います(人口集中の緩和のためにも)。

以前にも増して、最近つくづく思うのは、
人は自然から離れれば離れるほど幸せを感じづらくなり、自然に還れば幸せを感じられる、ということ。
やはり、「自然に還ろう」です。

6月22日の講演会
https://fb.me/e/2z6DvR4Us
で、甲野善紀さん、中野裕司さん、本間真二郎さんが、今後の生き方の指針を示してくださると思います。



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