自然な暮らし方が答え

2021-04-11 | その他(2021年6月19日以前)

 今日は私の著書「八方良しを目指して」に寄稿文を寄せてくださっている岡本よりかたさんの記事です。
「自然に育ててみると、不思議なことに、ウィルスの侵入がほぼ起きなくなる」
「ウィルスの侵入を許してきたのは、人間の不自然な管理によるもの」
「人間に置き変えてみれば、日々の不自然な暮らし方、不自然なルールや約束事、不自然な食事をやめ、自分がやりたいことをやり続け、やりたくないことは可能な限りやらなければ、ウィルスに罹患する可能性は減るのではないだろうか。
今の対策は、その真反対をやっている気がする。
マスクをし、人と人との距離を取り、会話も減らし、消毒液ばかりを浴び、でも満員電車に乗り、やりたくない仕事をやり、レストランは閉まってしまい夜の寛ぎは無くなり、人によってはファストフードやコンビニの加工品しか食べられなくなる。
疑心暗鬼の暮らし、いつ罹患するかという恐怖、メディアから流れてくるネガティブな情報、不自然な管理社会。
これでは、防げるウィルスも防げなくなるに決まっているではないか。」
 
 分野は違えど、私が伝え続けている、日本の先人の素晴らしさ、「自然に還ろう」=「昔に進もう」という、根底にある大切なことは共通しています。
化学肥料も農薬もワ苦チンも危険なマスクもやっちゃ駄目なんです。いつも言っているとおり、「日本中全分野でやらないほうがいいことをやっている」のです。
 
よろしければ全文お読みください。
https://www.facebook.com/yoritaka.okamoto/posts/3890149007732909

「僕はウィルスとは長く付き合ってきた。
無農薬農業という現場は、おそらく医師に負けないぐらいに、ウィルスや病気と対面する現場であると思う。
広範囲で野菜や穀物を無農薬で栽培していると、必ずと言っていいほど健康状態の悪い株に出会う。
糸状菌という微生物の仕業のことが多いが、長雨や日照りが続いたり、水捌けの悪い土壌で野菜の管理作業をしていると、ウィルスが蔓延することがある。
順調に育っていた野菜が、ある瞬間から表情を曇らせ、やがて朽ちていく姿を何度も見た。絶望的な気持ちに苛まれて、不覚にも頭の中が真っ白になる。
ウィルスに罹患すると薬剤は効果を示さない。そのため、農業の現場では罹患した株を抜き取り、他の作物と触れさせないように圃場の外に運び込み焼却しなくてはならない。
いや、そうしなければならないと教わってきた。
そう教わるのだから、僕も同様に、ウィルスに罹患した野菜の株は圃場から持ち出して焼却処分してきたのだが、ある時、ふとウィルスのことを調べてみようと思った。
ここから、とても重要なことなので必ず読んで欲しいし、このことを人間にも当て嵌めて考えて欲しい。
ウィルスは、ハサミなどで野菜を傷つけると、そこから侵入していくと言われている。あるいは虫たちが野菜を食害し、出来た傷口から虫が保有していたウィルスが侵入する。
つまり、ウィルスの侵入には傷口が必要なのである。栽培では野菜の管理や収穫などの作業がある。増えすぎた脇芽や伸びすぎた枝を切る。野菜を収穫しやすいように支柱などに縛り付け、強引に進む方向を変えさせる。
実は、この作業がウィルスの侵入を防いでいる仕組みを壊し、罹患しやすい身体を作り上げてしまっているわけだ。
植物の表面には硬い層があり、その表面に棲む微生物がウィルスの侵入を防いでいるのであるが、その防御壁を管理作業で破壊していたのである。
であれば、野菜の不自然な管理を放棄してみてはどうかと考えてみた。下手に管理などせず、野菜が思うままに育っていくのを観察するのである。
草に覆われないようにとか、水浸しにならないようにとの気遣いはするが、芽を取る、枝を切るなどの作業を一切やめて自然に育ててみると、不思議なことに、ウィルスの侵入がほぼ起きなくなる。
また、侵入するウィルスは細胞を持たず、DNA、RNAがエンベロープというタンパク質を纏って活性化している。それが野菜の細胞の中に侵入すると、エンベロープを脱ぎ、潜り込んだ細胞を利用して増殖していく。
ウィルスに侵された細胞は死滅していくため、ウィルスは次々と細胞を渡り歩き、野菜を朽ちらせていく。だからこそ焼却処分なのだろう。
人間も同じような対応が取られているようだが、実は植物は細胞が破壊されると、新しい細胞を作り始める。その際、植物は、ウィルスに対し抵抗性のある細胞を作り上げることができる。
その機能を生かすために、植物を農薬などで弱らせないのは当たり前だが、植物が嫌がる支柱やビニール、金属、無理矢理な誘引や管理をやめ、もちろん甘やかせてしまう肥料も一切与えなくする。
そうすると、野菜は、例えウィルスが侵入しても、自ら新しい細胞を作り、その細胞にはウィルスが侵入しなくなる。それは、一旦ウィルス病の症状を見せた野菜が、ある時ピタリと症状が消えることで確認できる。
そうしたことから考えると、ウィルスの侵入を許してきたのは、人間の不自然な管理によるものだということが分かってくる。
出来るだけ何もせず、自然のままに育てることを優先すると、あれだけ悩まされてきたウィルス病から解放されるのである。不思議なものだ。いや、それこそ自然なのだろう。
人間に置き変えてみれば、日々の不自然な暮らし方、不自然なルールや約束事、不自然な食事をやめ、自分がやりたいことをやり続け、やりたくないことは可能な限りやらなければ、ウィルスに罹患する可能性は減るのではないだろうか。
今の対策は、その真反対をやっている気がする。
マスクをし、人と人との距離を取り、会話も減らし、消毒液ばかりを浴び、でも満員電車に乗り、やりたくない仕事をやり、レストランは閉まってしまい夜の寛ぎは無くなり、人によってはファストフードやコンビニの加工品しか食べられなくなる。
疑心暗鬼の暮らし、いつ罹患するかという恐怖、メディアから流れてくるネガティブな情報、不自然な管理社会。
これでは、防げるウィルスも防げなくなるに決まっているではないか。
あくまでも、これは無農薬、無肥料の農業から考えた妄想であるから、ストレートに人間社会に当て嵌めてはいけないのだが、僕は、そう思えてならないのである。自然農法を23年間やってきた経験からである。
自然な暮らし方。それが最大のヒントではなかろうか。」

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