いつまで嘘を報道し続けるのか?「「陽性」=「感染」とは絶対にならない」

2020-11-07 | その他(2021年6月19日以前)

 船木医師の投稿です。
https://www.facebook.com/oknaika/posts/3389062207840530

「PCR「検査」で分かることは、そのウイルスが(もともと、ばい菌だらけの汚い)
鼻やのどの粘膜に、わずかながらでも、「ある」か「ない」か、だけ」

「 それを、連日のように、「今日の『感染者数』は、・・・」と連呼しているテレビ」

↑やはり大犯罪。放送免許を剥奪すべきです。
陽性を感染と言い換える詐欺。
PCR自体が詐欺。みなさん、いつまで詐欺にお付き合いするのですか?

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以下、船木医師の記事全文です。

【 あるか、ないか 】

‘The Little Book of Doctor’s Rules’
という、アメリカの医師(教授職など歴任)が
書いた、医師・医学生の中で
世界中のベストセラーになった本がある。

日本語に訳すなら、「医師の心得」に
なるのだろうと思う。

旧版は日本語訳が出版されていたのだけれど
残念ながら、絶版になってしまい
私の手もとにあったものもいつのまにか
見当たらなくなってしまった。

それが、今年、新しく出たものをたまたま見つけ、
しばらく毎日の様に読んでいる。

そのなかの一節。

<疾患の徴候は、それが「ある」か「ない」かであり
決して「陽性」か「陰性」かを表すものではない。>
(A sign is either “present” or “absent.”
A sign is never “positive” or “negative.”)

いまほど、「ことば」を正確に扱うことや、
「起きている事実」を、単に、客観的に伝え、
そこに何者の操作も加えずに、評価をくだす、
それも対立する見方であっても
可能な限り公平に、謙遜をもって議論するという
学問の基本中の基本を軽んじている時代も
なかったのではないかと感じる。

鼻やのどの粘膜をこすった綿棒の表面の
特定の塩基配列をもったタンパクを増やすため
倍々の増幅を繰り返して、ようやく見える数に
増やすという検査を、世界中で毎日繰り返している。

その対象が特定のウイルスであったとしても
この「検査」で分かることは、
そのウイルスが(もともと、ばい菌だらけの汚い)
鼻やのどの粘膜に、わずかながらでも、

「ある」か「ない」か、だけである。

それが「事実」であって、人間がある基準を設けて、
いわゆる「陽性」か「陰性」かを判断するのであり、
それを行なうのもまた、人間である。

小学生でも知っていることだろうが、
人間の身体は、一言で表すなら、「汚い」。
頭のてっぺんから、爪先まで、くまなく、
細菌やウイルスだらけである。
あこがれのアイドルや俳優さんの身体も
誰もが例外なく、「汚い」。
「きれい」なはずの細胞のなかにまで、
住み着いているウイルスさえある。

人体のなかでも特に汚いエリアのごくごく一部に
ウイルスがいくつかくっついていたとして、
それを人間の定めた基準で(国ごとにバラバラらしい)
そのウイルスが「ある」ことを「陽性」と表すことを
100歩譲って認めたとしても、

「陽性」イコール「感染」とは、絶対にならない。

私が、アメリカに勉強に行っていた大きな病院では、
救命センターに運ばれてくる意識レベルの落ちた
患者たちには、ヘロイン、アルコールの摂取の有無を
調べる検査をごく当たり前におこなっていた。

小さな入れ物に入ったヘロインを
私の指導にあたっていた米国人医師が笑いながら
見せてくれたこともある。

日本でも、救急搬送されて来る患者が、
覚醒剤などの薬物を使用していることなど
いま、まったく珍しいことではなくなった。

おかしくなった患者に、小さな袋に入った覚醒剤を、
見せられたこともあるけれど、それが
「覚醒剤」だとは、私を含め、普通の人たちは
絶対に見た目だけでは分からない。

では、そのなんだか分からない粉末を
わずかでも触ってしまい、指に付いている物質が、
あとから調べられた際に「覚醒剤」だと判明したら
その人は「覚醒剤使用者」なのだろうか?

そこら中に飛んでいるスギや、ブタクサの花粉が、
絶えず呼吸している人間の鼻の粘膜から
見つかったとして、その人は「花粉症患者」なのか?

ただ、指先に、あるいは鼻の粘膜に
ある特定の物質がくっついていただけ
(人体は、それ以上、深いところに、不必要な
ものを取り込まないよう、たくさんの装備を
持っているので、ウイルスなどを鼻の粘膜が
くっつけるというのは、あたりまえの機能である。)
ウイルスも、ただそこに「ある」だけで
それが感染者を表すわけがない。

だからこそ、インフルエンザでも、症状や経過を
充分に聴いた上で、ダメ押しに粘膜の表面の
インフルエンザウイルスの有無を検査し、医師は
総合的に「あなたは、インフルエンザウイルスに
感染したようですね」という判断を下すのだ。

逆に言えば、インフルエンザの診断に
インフルエンザの検査は必須ではない。実際、
インフルエンザの検査をせずにインフルエンザの
診断をくだし、治療に入ることなどよくある。

それを、連日のように、

「今日の『感染者数』は、・・・」

と連呼しているテレビや、社会のありように
私も、当初は、やるせなさや怒りを感じていたけれど
いまは、そうではない。

あきらめているわけでもない。

意見が異なる人たちと議論したいわけでもない。

先の本の別の一節にこうある。
<あなたが変えられるものごとを知りなさい。
あなたが変えられないものごとを知りなさい。
その違いをわきまえるための智慧を自らのうちに
積み上げなさい。>
(Know the things you can change.
Know the things you cannot change.
Develop the wisdom to recognize the difference.)

~王子北口内科クリニック院長・ふなきたけのり




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